Googleビジネスプロフィールの設定・更新方法を知って集客効果を高めよう！

Googleビジネスプロフィールの設定はパソコンやスマートフォンから行えます。集客効果を高めるには、適正なビジネス情報の登録や店舗の最新情報の投稿、口コミへの返信などが大切です。しかし、設定や更新を行うにはさまざまなルールを守らなければなりません。

今回は、Googleビジネスプロフィールの設定・更新方法について解説します。ビジネス情報や商品、メニュー、写真、料理の注文など項目別の設定方法もまとめました。ぜひ参考になさってください。

Googeビジネスプロフィールの見え方の違い

Googleビジネスプロフィールの情報は、使用するプラットフォームやデバイスの種類によって見た目が異なります。それぞれくわしく解説します。

パソコンのGoogle検索結果の表示

パソコンのブラウザに対応したGoogleビジネスプロフィールの表示形式は、「ローカルパック」と「ナレッジパック」の2種類があり、それぞれ以下のような特徴があります。

「ローカルパック」はキーワードによっては表示店舗数が異なります。上位3店舗の店舗名・電話番号・住所などを比較できるのが特徴です。「ナレッジパネル」は検索したキーワードに関連する店舗の詳細情報が大きく表示されるため、視認性に優れています。

パソコンのGoogleマップ検索結果の表示

パソコンのデスクトップブラウザでGoogleマップを検索すると、Googleマップ上に店舗情報が表示されます。表示されるのは、Googleビジネスプロフィールに登録している店舗のみです。

特定の店舗名を入れて指名検索したときは、マップ上にそれぞれの店舗の所在地が赤いピンで表示され、店舗の所在地が示されます。クリックすると詳細な店舗情報が「ナレッジパネル」で表示されます。

スマートフォンのGoogle検索結果の表示

スマートフォンのブラウザ（chrome、Safari等）もパソコンと同じように「ローカルパック」と「ナレッジパネル」の2種類の形式で表示されます。スマートフォンに表示される「ローカルパック」には、パソコンのブラウザでは表示されなかった「事業年数」や「ピックアップ口コミ」が表示されるのが特徴です。

「ナレッジパネル」ではページ上部に店舗の「最新情報」が表示されます。「混雑している時間帯」や「質問と回答」などのセクションは最下部に表示されるなど、同じ情報でもパソコンとスマートフォンでは、表示される情報が異なるのが特徴です。

スマートフォンのGoogleマップアプリ検索結果の表示

スマートフォンのGoogleマップアプリでローカル検索すると、マップ上に星評価付きで関連する店舗の所在地がピンで表示されます。ページは上部のマップ領域と下部の店舗情報の領域に分かれており、スライドさせることで、店舗情報のみ一覧で表示させることが可能です。

店舗情報はリスト形式で一覧表示されます。投稿された写真のいくつかはサムネイルとして表示されるため、視覚的な訴求力が強化されているのが特徴です。

Googleビジネスプロフィールの基本更新方法

Googleビジネスプロフィールは、パソコンとスマートフォンでそれぞれ情報の更新方法が異なります。スムーズな運用のためにも、基本的な更新方法を押さえておきましょう。

アプリは2022年7月に終了

Googleビジネスプロフィールはスマートフォン向けのアプリがありましたが、2022年7月に終了しました。そもそも「Googleビジネスプロフィール」という名称も、2021年11月4日に「Googleマイビジネス」から変更したばかりです。

いろいろ落ち着きがありませんが、サービス内容を強化するためだと考えられます。アプリ終了後は、スマートフォンやパソコンのブラウザよりビジネス情報の更新が可能です。

スマートフォンで設定する方法

スマートフォンでGoogleビジネスプロフィールの情報を更新する方法は、GoogleマップアプリとGoogle検索の2つの方法があります。原則、どちらの方法もGoogleビジネスプロフィールを管理しているアカウントでログインしてください。

Googleマップアプリから更新するときは、アプリを開いて右上に表示されているアカウントのアイコンをクリックして「自分のビジネス プロフィール」を選択。管理中のビジネス情報から更新したいビジネスを選ぶと、管理ツール「ビジネスプロフィールマネージャー」が立ち上がります。ページの上部の3本線をクリックして、更新したい項目を選んで編集します。

Google検索から更新するときは、「ビジネスプロフィール」と検索して「Googleビジネスプロフィール」へログインします。ログイン後の手順はアプリのときと変わりません。編集しやすいほうを選んでください。

パソコンで設定する方法

パソコンでGoogleビジネスプロフィールを設定するときは、GoogleブラウザにGoogleビジネスプロフィールを管理しているアカウントでログインします。

右上のアプリ一覧に表示されている「ビジネスプロフィール」を選択して「Googleビジネスプロフィール」へログインする方法と、検索ボックスに「ビジネスプロフィール」と入れて検索したり、企業名で指名検索する方法もあります。

Googleビジネスプロフィールの登録設定手順

Googleビジネスプロフィールは、新規登録と既存情報への登録と状況に応じて設定の手順が2パターンあります。それぞれかんたんに解説します。

新しく自社のビジネス情報を登録する

新しくビジネス情報を登録するときは、ビジネス用のGoogleアカウントを作成します。Googleビジネスプロフィールマネージャーへログインしたら、設定ウィザードに沿ってビジネス情報を入力していきましょう。

Googleアカウントでログインした状態でGoogleマップを開いて、検索バーに住所を入力。表示されたビジネスプロフィールの「自身のビジネス情報を追加」をクリックすると、Googleビジネスプロフィールのログイン画面に遷移します。各項目を漏れなく設定してください。

すでにビジネス情報が登録されている場合はオーナー登録を行う

Googleマップで検索したときに、自店舗の情報が出てきたときはすでにビジネス情報が登録されている状態です。この場合、既存の情報に対してオーナー登録を行います。

ビジネス情報のオーナー登録を行うには、住所や電話番号の項目の下にある「ビジネスオーナーですか？」＞「管理を開始」のボタンをクリックすると、設定ウィザード入ります。案内に沿って項目の入力を進めていきます。住所などに誤りがないかきちんと確認をしながら登録していきましょう。

ビジネス情報を編集設定する方法

Googleビジネスプロフィールに設定するビジネス情報の項目は、ビジネス名やカテゴリ、住所、サービス提供地域、電話、営業時間などがあります。

ビジネス情報を編集するときは、まずGoogleアカウントでログインします。ビジネスプロフィールの「プロフィールの編集」をクリックすると項目の一覧が表示されるので、編集したい項目を選択して内容を確認のうえ、修正を行いましょう。

編集内容はすぐに反映はされません。「ローカル ビジネス情報のガイドライン」にもとづいているか、最長10分ほどの審査が行われます。内容によっては1か月近く審査に時間がかかることもあるため、編集の前にガイドラインをしっかり理解しておくことが大切です。

ユーザーからの報告などでGoogleがプロフィール情報を変更するときがあります。定期的にビジネス情報をチェックして、必要に応じて編集設定をしてください。

Googleビジネスプロフィールの「写真」の掲載方法

Googleビジネスプロフィールには店舗や商品の写真を掲載できます。写真や動画は検索結果のページにも表示されるため、ユーザーの興味を引く写真や動画を投稿できれば集客効果も期待できます。

写真を掲載する手順は、Googleマップの「その他」＞「写真、ロゴ、カバー写真を追加」、またはGoogle検索で「写真を追加」＞「ロゴまたはカバー写真」を選択し、用途にあわせた写真をアップロードするだけです。それぞれどのような写真が適しているのか、かんたんに解説します。

「写真」とは

飲食店なら料理の写真や店内の様子がわかる写真がおすすめです。セットメニューや人気メニューなど、お店で一押しの料理の写真を投稿しましょう。ファミリー層だとベビーカーが置けるのか、席と席のスペースが気になる人もいます。店舗外観の写真を掲載すると、来店のサポートにもなるのでおすすめです。

写真は形式やサイズ、解像度など「ビジネスプロフィールの写真や動画を管理する」で掲載ルールを確認できます。必ず写真や動画の要件を確認してください。

「ロゴ」とは

ロゴはビジネスプロフィールで視覚的なアピールが可能です。口コミへ返信したときにも表示されます。ロゴまでしっかり掲載していると、ビジネスに対するユーザーからの信頼度が2.7倍高くなるといわれているので、ロゴがあるならぜひ掲載しましょう。ただし、以下項目の入力に不備があるとロゴは表示されません。

• 名前
• 番地が含まれた有効な住所
• カテゴリ
• 電話番号
• 営業時間

アップロードの要件を満たしているのに、表示されないときはビジネスプロフィールを確認してください。

「カバー写真」とは

カバー写真はビジネスプロフィールのトップ画像のことです。視認性が高く、ビジネスの印象にも大きく影響を与えます。店舗のイメージが一番伝わる写真を掲載するのがおすすめです。ただし、必ずしもカバー写真として設定した写真が表示されるわけではありません。意図とは異なる写真が表示されることもあります。

Googleビジネスプロフィールでは「ビジネス用写真」で、効果的なアピールに繋がる写真のタイプを掲載しています。どのような写真を撮ればよいのか迷ったときは参考にしてください。

Googleビジネスプロフィールの「商品」の設定方法

「商品」の項目は、おもに物販やサービスの提供を行っている業種が利用できる機能です。
設定方法はGoogleビジネスプロフィールにログイン後、「商品を追加」より、商品の設定画面へ入り、商品名やカテゴリ、価格帯、商品の説明などの項目を登録します。オンラインショップなどがあれば「購入」や「オンライン注文」といったボタンの設置も可能です。

さらに、ビジネスプロフィールと「Google広告」「Google Merchant Center」とリンクさせることで、商品の在庫情報を表示させることができます。店舗の近くにいるユーザーに対して商品の在庫情報を表示して、来訪を促すためのアピールが可能です。

Googleビジネスプロフィールの「メニュー」の設定方法

レストランやカフェなど飲食店は「メニュー」を設定しましょう。料理やドリンクなどのメニューの写真や価格、くわしい説明などを入力できます。

設定方法は、Googleビジネスプロフィールにログイン後、「メニュー」を選択。「新しいメニューを作成」で各項目を入力します。「ランチ」や「ディナー」などセクションごとに登録できるため、同じセクションに入るメニューがあれば登録してください。異なるセクションを登録するときは「メニューセクションを追加」をクリックし、追加したいセクション名を入力して各項目を設定します。

お店の雰囲気を伝えるために、お店で使用しているメニュー表の写真をアップロードしてもよいでしょう。

Googleビジネスプロフィールの「サービス」の設定方法

商品の配達や出張型サービスなどは、提供するサービスごとの詳細を設定できます。

Googleビジネスプロフィールにログイン後、「サービスを編集」を選択。Googleマップでは「プロフィールを編集」＞「サービス」の選択で編集が可能です。対応エリアや営業時間、祝休日の営業時間を設定できます。複数のサービスを提供しているときは「サービスを追加」を選択して各項目を編集してください。

「その他」の項目では、ビジネス所有者情報やサービスオプション、バリアフリー、健康、安全、客層、設備などの情報を入力できます。

Googleビジネスプロフィールの「オンラインで注文」の設定方法

Googleビジネスプロフィールは、ローカル検索からそのままデリバリーテイクアウトを注文できる「オンラインで注文」のボタンを設置できます。「オンラインで注文」のボタンには自社ホームページとサービス業者のリンクの設定が可能です。2つのリンクを設定する方法について解説します。

注文可能な自社ホームページのURLを登録する

「オンラインで注文」のボタンにはビジネスプロフィールの「ウェブサイト」に自社ホームページの注文可能なページURLのリンクを設定できます。オンラインで注文可能なビジネスカテゴリなら、「オンラインで注文」のボタンが表示されるはずです。注文可能なページがないときは、電話番号が掲載されているページのURLでも登録できます。

Google検索では「料理の注文」を選択。Googleマップでは「プロフィールを編集」からリンクを追加する取引の種類を選びます。「リンクを追加」より、自社ホームページの注文可能なページURLを入力・保存をしたら設定完了です。

オンライン注文サービスを提供する会社と契約する

2つ目はオンライン注文サービス提供会社のURLを設置する方法です。追加できるサービスは「利用可能なサードパーティ プロバイダ一覧」で確認できます。国内だと「Uber Eats」や「Wolt」などが対応しています。

リンク設置にあたって行うことはオンライン注文サービス提供会社との契約です。契約をしていれば、Googleが自動的に認識してGoogleビジネスプロフィールに「オンラインで注文」のボタンが設置されます。

Googleビジネスプロフィールの「予約」の設定方法

Googleビジネスプロフィールには「席を予約」のボタンを設置できます。ボタンを設置する2つの方法について解説します。

予約受付が可能な自社ホームページのURLを登録する

Googleビジネスプロフィールで「予約」機能を使うには、自社のホームページで予約フォームを設置しているページURLを登録します。ビジネスプロフィールの項目「ウェブサイト」へアクセスし、「リンクを追加」を選択して登録してください。

専門のページがないときは、予約受付が可能な電話番号が掲載されたページでもかまいません。

オンライン予約サービスを提供する会社と契約する

「エキテン」や「EPAEK」「楽天ぐるなび」など、オンライン予約サービス提供会社と契約することで「Googleで予約」経由で予約の受付が可能です。

設定方法は、Googleビジネスプロフィールにログインして「予約」タブをクリックし、「使ってみる」を選択。契約済みであれば予約機能の有効化で1週間以内に自動的にリンクされます。未契約の場合は登録するように案内が表示されます。「予約」ボタンを設置したい場合は、事前に「Google対応スケジュール管理システムプロバイダ」のあるいずれかの提供会社と契約しておきましょう。

Googleビジネスプロフィールの「順番待ちリスト」の設定方法

Googleビジネスプロフィールでは、リンクを設定したオンライン予約サービス提供会社をとおして予約をしたユーザーが、いつごろ来訪してよいのか確認できる「順番待ちリスト」を設定できます。ユーザーの利便性が向上するため、サービス提供会社を契約しているならぜひ設定してほしい機能です。

設定方法はGoogle検索で「順番待ちリスト」を選択。Googleマップでは「プロフィールを編集」＞「順番待ちリスト」を選択します。「開始」をクリック後、表示されたサービス提携会社から利用したいものを選択したら設定完了です。

ただし現状は日本向けのサービスは少なく「順番待ちリスト」が利用できるサービスはないようです。（2023年10月時点）

Googleビジネスプロフィールの「投稿」方法

Googleビジネスプロフィールは「最新情報を追加」の項目で、「最新情報」や「特典」、「イベント」などを投稿できます。3つの投稿方法について解説します。

「最新情報」の投稿

Googleビジネスプロフィールでは、ビジネスの最新情報などをブログのような形で投稿できます。「画像（写真・動画）＋テキスト＋操作ボタン」の3つを設定できるため、目的や内容に応じて画像とテキスト、テキストとボタンのみなど使い分けることが可能です。

用途としては、店舗の最新情報やその日の出来事などがあり、ユーザーにアピールしたいことを自由に発信できます。投稿から約6か月間はナレッジパネルで表示されますが、過去投稿で期間の指定がない場合、約6か月間でアーカイブ（非表示）されることを覚えておきましょう。 

「特典」の投稿

Googleビジネスプロフィールの「最新情報を追加」＞「特典を追加」を選択して、プロモーションセールやビジネスの特典などの情報を発信できます。

最低限必要な項目は「タイトル＋開始日時＋終了日時」です。設定により「特典を見る」のボタンが設定されます。ほかにも「画像（写真・動画）」「テキスト」「クーポンコード」「リンク」「利用規約」を追加することも可能です。

来訪したユーザーに対するクーポンや、期間限定のプレゼントなどを告知できます。Googleビジネスプロフィールの上部に表示されるため、注目を集めることが可能です。

「イベント」の投稿

「イベント」はGoogleビジネスプロフィールの「最新情報を追加」＞「イベントを追加」より投稿が可能です。「イベント」は「画像（写真・動画）＋タイトル＋開始日時＋終了日時」を設定します。予約や購入、詳細といった操作ボタンは「詳細を追加（省略可）」より登録が可能です。

基本的に、期間限定のイベント情報をお知らせするときに使用します。イベントの内容に合わせて発信してください。

Googleビジネスプロフィールの「口コミ返信」の方法

Googleビジネスプロフィールはユーザーからの口コミに対して返信が可能です。口コミに対する返信はユーザーが来訪のきっかけとなるケースもあります。信頼関係の構築や店舗に対する印象にも繋がるため、基本的に高評価・低評価を問わず、ユーザーからの意見や感想には真摯な対応で返信することが大切です。

口コミへの返信方法はGoogleビジネスプロフィールにログイン後、「クチコミ」を選択して、返信したい口コミを選択し「返信」をクリックすると、入力画面が表示されます。入力後は「返信を投稿」をクリックすることで返信内容が反映されます。

返信するときは、ていねいな言葉づかいはもちろんのこと、口コミをしてくれた感謝の言葉を伝えてから内容について返信してください。定型文は使用せず、できるだけ早めの返信を心掛けましょう。

Googleビジネスプロフィールを設定するときの注意点

Googleビジネスプロフィールは投稿内容について、「Googleに掲載するローカルビジネス情報のガイドライン」という明確なガイドラインを設けています。ガイドラインに従って適切な運用をすることが重要です。

ガイドラインに違反する行為には、店舗名や住所にキーワードやキャッチフレーズを含めたり、口コミ数を集めるために対価や報酬を払うといった行為があります。

ガイドラインに違反すると、ビジネスプロフィールの掲載が停止されます。回復には手間も時間もかかるため、運用歴が長いと大きな損失につながることも。下記ではGoogleビジネスプロフィールのガイドラインについてくわしく解説しています。正しく運用するためにもぜひ参考になさってください。
Googleビジネスプロフィールのガイドライン違反7選！停止からの回復手順

まとめ：設定や運用に困ったら「集客コボット for MEO」がおすすめ

Googleビジネスプロフィールの設定は、パソコンだけではなく、スマートフォンからも可能です。それぞれ見え方が違うので、最初は設定に戸惑う方も少なくはないでしょう。また、設定や運用にはガイドラインの理解も重要ですが、注意しながら設定を行ったり、日々の投稿を行うのは大変な作業です。

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