グルメサイト離れが加速中?集客率を上げるコツやおすすめツールを紹介│コボットLAB

グルメサイト離れが加速中?集客率を上げるコツやおすすめツールを紹介

近年、グルメサイトを離れる飲食店が増えつつあるなかで、注目を浴びているのがInstagramやGoogleビジネスプロフィールといった集客ツールの活用です。広告掲載料金を抑えて、独自のアピールができるメリットがあります。

この記事では、グルメサイト離れが加速するなかで飲食店が集客率を上げるコツとおすすめのツールを紹介します。自店の目的や使いやすさなどにあわせて探してみてください。

グルメサイトの概要と最近の利用傾向

グルメサイトは飲食店の広告媒体として一般的なものでしたが、近年はさまざまなツールやサービスの登場により利用傾向が変化しつつあります。まずはグルメサイトの最近の動向をご紹介します。

グルメサイトとは

グルメサイトとは、飲食店の住所や電話番号などの情報を中心に扱うWebサイトです。飲食店の口コミや評価を投稿できるため、新規ユーザーが来店を検討するために比較できるのが特徴です。
店舗情報からそのままオンライン予約もできるうえに、クーポンの発行など来店を促す機能も備えています。

グルメサイトに掲載するには、掲載料を支払わなければなりません。国内におけるグルメサイトには「食べログ」や「ぐるなび」「ホットペッパーグルメ」などがありますが、掲載料に関する飲食店の不満や情報の信頼性に関するユーザー側の不満により、グルメサイト離れが起きています。

グルメサイト離れの傾向は加速中

グルメサイト離れは2022年のアンケート調査でも示されています。Googleはユーザーの利便性を重視して、検索エンジンや予約システムなどのサービスを強化したことで主要検索ツールとなっています。

株式会社TableCheckの調査によると、飲食店を選ぶときに利用するツールでもっとも多かったのはGoogleとわかりました(テーブルチェック調べ)。 実は2020年の調査では、グルメサイトとGoogleに差はほとんどなく、2022年で初めてGoogleがグルメサイトを上回る結果となったのです。

Googleのサービスはこれからも進化し続けると思われるため、グルメサイト離れは続くものと考えられます。

グルメサイトを利用する飲食店側のメリット

飲食店がグルメサイトを利用するメリットは以下の通りです。

  • 店舗の認知拡大・来店促進につながる
  • 全国・海外に向けた宣伝ができる
  • 根強いサービスである

グルメサイトは掲載料や送客手数料がかかります。有料プランもいくつか種類がありますが、高額なプランほど機能も充実するため、多くのユーザーへアプローチが可能です。

自店のページが多くのユーザーの目に留まるため、閲覧数や来店数の増加が期待できます。また宣伝エリアは周辺地域だけではなく、全国・海外にも自店の存在を知らせることが可能です。
インバウンド集客にも役立ちます。

2022年の調査ではGoogleがグルメサイトを上回る結果となったものの、いまだに多くのユーザーが利用しています。長く利用されてきたサービスだからこそ信頼している人も少なくありません。

グルメサイトを利用するユーザー側のメリット

グルメサイトを利用するユーザーのメリットは以下の通りです。

  • 情報が整理されていて視認性が高い
  • 目的の飲食店を探しやすい
  • 検索から予約までアプリで完結する

グルメサイトは店舗情報以外に雰囲気を伝えるための写真やメニューなどの情報が掲載されています。各情報は決められたフォーマットに沿って掲載されているため、パッと見て把握することが可能です。

またジャンルや予算ごとに条件を絞って検索できることから、目的のジャンルの飲食店を探しやすいメリットもあります。検索だけではなく、好みの飲食店のブックマークや来店予約もアプリ内で済ませられる点もユーザーにとって大きなメリットといえるでしょう。

グルメサイト離れが進む理由

グルメサイトには飲食店とユーザーのそれぞれにメリットがあるにも関わらず、なぜグルメサイト離れが進んでいるのでしょうか。グルメサイト離れが進む理由について解説します。

グルメサイト情報の信頼性が低下している

グルメサイト離れが進むもっとも多い理由が、グルメサイトに掲載されている情報の信頼性です。各グルメサイトは表示順位を決めるのに、独自のアルゴリズムを採用しています。また、より多くの広告掲載料を支払うことで上位表示に対応するプランもあります。

このような仕組みは、一部の飲食店にしかメリットはありません。ユーザーにとっても、自分好みのお店を見つけにくくなるため、グルメサイトに対する信頼性の低下につながります。グルメサイトに都合の良いように情報を操作されているのではないか、と利用者から疑念を抱かれたことがグルメサイト離れの理由と考えられます。

お店の情報を得やすいツールが増加している

近年はInstagramなどのSNSやGoogleマップなど、飲食店の情報を得るためのツールが増えてきました。それぞれ来店したユーザーの口コミや店舗の最新情報などがチェックできます。

とくに10代~20代は、ふだんからスマートフォンでSNSやGoogleマップなどを利用していることもあり、口コミで来店を判断するユーザーも少なくありません。ひとつで完結する利便性の高いサービスが登場したことで、グルメサイトから離れたのだと考えられます。

グルメサイトの利用をやめる飲食店が増加している

グルメサイトは効果的な集客手段ですが、そのぶん掲載費用は高額です。新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて、売上げが減少した飲食店には大きな負担となり、契約解除となったケースも少なくありました。

こうした背景から、費用がかからない方法へと集客手法を見直す店舗が増えたことがグルメサイト離れの理由です。

グルメサイト離れに伴って集客率を上げるコツ

グルメサイトを離れて集客率を上げる方法はいくつかあります。インターネットを活用した集客率を上げるコツをご紹介します。

インターネット上の店舗情報を正しく記載する

多くのユーザーはインターネットを利用して店舗の情報を調べます。ユーザーに来店してもらうためにも、検索をしてくれたユーザーに対して、正しい店舗情報を掲載することが大切です。
とくに移転や営業時間の変更などがあった場合、以前の情報のままだと信用度に関わります。

お店の公式サイトやGoogleビジネスプロフィールなどをチェックして、新しい情報へ修正・更新することが重要です。メニューやプランなどの情報も精査して、管理・修正をおこなってください。

お店を利用した人の口コミを集める

お店を選ぶときに多くのユーザーが重視するのが口コミです。利用者がどのような印象を抱いたのか、サービスや価格帯を知るためにチェックします。
来店を決める材料となるため、利用者の口コミを検索したユーザーの目に留まるように集めることが大切です。

お店の情報と一緒に閲覧できるように、SNSやGoogleビジネスプロフィールなどに集めるとよいでしょう。口コミキャンペーンを実施して、来店してくれたお客さんに口コミを書いてもらうようにお願いしてみるのもおすすめです。ポジティブな口コミが増えると、集客効果も期待できます。

独自性のあるコンテンツを作成する

インターネット検索が当たり前の昨今では、お店独自のコンテンツがあると他のお店との差別化を図ることができます。誰かに言いたくなるような独自性のあるコンテンツがあると、SNSなどで拡散してもらいやすいメリットがあります。

SNSでの拡散は費用もかからず、幅広いユーザーに対してアプローチが可能です。とくに費用面からグルメサイトを離れた場合、独自性のあるコンテンツを作成することで広告宣伝費用をかけずに、高い集客効果が見込めます。

新規顧客確保のための情報を発信する

新規の顧客を確保するためには、ひとりでも多くの顧客にお店を知ってもらわなくてはいけません。そのために重要なのが情報発信力です。情報発信力はツールの利用者が多ければ多いほど強い影響を与えます。

コミュニケーションツールとして欠かせないSNSは年々利用者が増加しており、広告宣伝を目的とした利用にも効果的です。ユーザー数が多いツールを使うことで、顧客との接点が増加し、高い集客効果を期待できます。

利用者の意見を取り入れる

飲食店の集客率を上げるには、利用者からの意見を積極的に取り入れることが重要です。料理の味やお店の雰囲気、接客態度などの改善はお店だけで取り組むには限界があります。

顧客視点の意見は、経営者や社員では気づかない改善ポイントを把握できるチャンスです。利用者からのフィードバックを真摯に受け止めて改善することで、集客率アップにつながります。
アンケートや口コミを確認して、意見を取り入れる体制を整えておくことをおすすめします。

店舗の目的に合わせて集客ツールを選ぶ

集客率を上げるといっても「新規顧客を集客したい」「リピーターを増やしたい」など、目的によって選ぶ集客ツールは変わります。集客ツールにもそれぞれ特徴があり、目的に応じた活用方法があります。

たとえば新規顧客の集客が目的なら、潜在顧客にも知ってもらえるような拡散力の強いツールがおすすめです。リピーターを増やしたいなら、再来店を促すメールを自動で送付するといった機能をもつツールを選ぶと効果が期待できます。

ユーザーのグルメサイト離れに対処できるおすすめ集客ツール9選

ユーザーのグルメサイト離れが加速するなかで、集客に不安をもつ飲食店もいるのではないでしょうか。ここでは今から利用するのにおすすめの集客ツールを9つご紹介します。

1. Instagram

Instagram(インスタグラム)は、10代~20代を中心にさまざまな情報を検索・収集するためのツールとして多く使われているSNSです。ハッシュタグを利用した検索機能があり、お店の名前や地域、料理の名称、利用シーンなどのキーワードを入れることで露出を増やせます。
また、DM機能もあるため、ユーザーからの問い合わせにもすぐに応えることが可能です。

飲食店の場合、料理や内装の写真など視覚的な要素でアピールできることから、Instagramとの相性はよいでしょう。Instagramの活用方法は、関連記事1でも解説していますので参考になさってください。

関連記事1:【2023】インスタの活用方法は?店舗ビジネスでの活用・集客方法

2. Googleビジネスプロフィール

Googleビジネスプロフィールは、Googleの無料で利用できるビジネス向けサービスのひとつです。Google検索結果やマップアプリにお店の情報を表示できます。

Googleビジネスプロフィールではお店の基本情報、メニューの写真や動画の投稿、口コミの管理、予約機能、アクセス解析などができます。ただし、掲載する内容には審査があるため、事前にガイドラインを理解しておかなければなりません。Googleビジネスプロフィールの使い方は、関連記事2をご覧ください。

関連記事2:Googleビジネスプロフィールの使い方とは?登録方法やオーナー確認方法を解説!

また、Googleビジネスプロフィールは他SNSと連携も可能です。Instagramにも予約機能があるため、予約管理で悩むこともあると思います。関連記事3で導入方法についてまとめていますので、メリット・デメリットを踏まえて導入を検討してみてください。

関連記事3:Google・Instagramの予約機能で集客アップ!メリデメ、設置方法とは?

3. Google成果報酬型マップ広告

Google成果報酬型マップ広告とは、MEO対策ができるツールです。GoogleビジネスプロフィールにGoogle広告を連携させることで、広告収入を得られます。

成果報酬型のうえに検索結果に上位表示させることができるため、コストを抑えて認知度を高めることが可能です。ユーザーの行動ログを調査できる管理画面を無料で使えるため、収集データをもとに効果分析ができるといったメリットがあります。取り組み次第で集客率アップを狙うことが可能です。くわしくは関連記事4をご覧ください。

関連記事4:MEO広告(ローカル検索広告)とは?メリット・デメリット、出稿方法、ポイントを解説

4. X(旧:Twitter)

X(旧:Twitter)は利用者も多く、リアルタイムで話題性のある情報が常に発信されるSNSのため、情報拡散力が強いというメリットがあります。

独自性のあるコンテンツを投稿すれば、フォロワーによるリポスト(リツイート)により、不特定多数のユーザーに情報を届けることができます。潜在顧客にも効果的なアプローチできるため、新規顧客を増やしたい飲食店におすすめです。Xの活用方法は関連記事5をお役立てください。

関連記事5:【2023】Twitter(ツイッター)でお店の宣伝をする方法は?運用のポイントと活用事例

5. LINE公式アカウント

LINE公式アカウントは、作成したお店の公式アカウントを友だち追加したユーザーへ、お店の情報を発信できます。ユーザーと直接コミュニケーションがとれるため、積極的に活用することで満足度が向上し、リピーター数の増加も期待できます。

LINEは利用者が多く、導入もしやすく、即効性も期待できるツールです。ショップカードやクーポン機能などもあるため、目的に合わせて活用を検討してみてください。

関連記事6:【2023】飲食店でのLINE公式アカウントの活用成功事例7選!作り方も解説

6. Uber Eats

Uber Eats(ウーバーイーツ)は、全国47都道府県で展開しているデリバリーサービスです。月額固定費は0円で、解約金や違約金はありませんが、導入にあたって導入キット、タブレット、店舗用ソフトウェア、写真撮影などの登録料がかかります。
また、利用ごとにかかるサービス料は売上から一定の割合で計算され、差引額が利益となります。

導入にあたってテイクアウト体制が必要ですが、すでに体制が整っている飲食店なら販路拡大による集客率アップに活用が可能です。

7. Wolt

Wolt(ウォルト)は、フィンランド発祥のフードデリバリーサービスです。日本では2020年3月にサービスの提供を開始しています。初期投資0円と導入のハードルが低く、登録ユーザーに対して無料でお店の宣伝が可能です。

配達を担当するパートナーは全員適性テストを実施しています。
注文から受付までカスタマーサポートがモニタリングしているため、トラブルにも迅速な対応が期待できます。デリバリーシステムを導入したい飲食店におすすめのツールです。

8. 出前館

出前館は、日本最大級の総合デリバリーサービスです。デリバリースタッフは配達前に研修を受講し、テストを実施しているため、飲食店のイメージを損なわないように注文者へ料理を配達してくれます。

導入にあたって初期費用はかかりません。従量課金制のため、注文が少ないときはコストがかからないなど利用状況にあわせて使えます。出店ためのサポート体制も充実しており、注文を管理するアプリなど管理システムも利用できます。

販促機能も備えているため、リピーターづくりにも活用できるツールです。

9. 公式ホームページ

Google検索でお店について検索するユーザーは少なくありません。公式ホームページの情報は、他に掲載された情報よりも信頼されているケースもあるため、正しい情報を発信することで集客率の向上を期待できます。

とくにGoogleの検索結果の上位に表示されるサイトは、ユーザーにとって非常に角度が高く、信頼性も高いものです。独自性のあるコンテンツなど、競合店舗との差別化ができれば大きな効果が期待できるでしょう。

まとめ:複数のツールを活用した効果的な集客方法を検討しよう

グルメサイト離れが加速するなかで、飲食店は新たな集客方法に取り組まなければなりません。無料で利用できるツールが多くありますが、それぞれの特徴を踏まえたうえで活用することがポイントです。

SNSを活用した集客に取り組むなら「集客コボットfor SNS Booster」も一緒に活用するのがおすすめです。GoogleマップやInstagramなどに「予約ボタン」を簡単に設置し、予約をまとめて管理できます。

初期費用・予約手数料は0円で予約増加による負担もありません。基本料金の月額20,000円(税別)のみで、利用いただけます。気になる方はぜひお気軽にお問い合わせください。

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