- 目的
- すでに取り組んでいたMEO対策を加速させたい。
- 課題
- これまで取引していた企業はレポート提出が中心で、取り組みの経過がわからなかった。
- 結果
- 新規のお客様からの問い合わせが日に日に増加した。
株式会社ミドルウッド様は「グランパークホテル」をはじめとしたホテルや施設を全国各地で運営しています。
ミドルウッド様はこれまでSEOやリスティング広告に力をいれていましたが、5、6年ほど前からMEOの重要性に気づいたといいます。
今回はdipの新入社員向け研修として開催したミドルウッド様とdip営業担当の対談の様子をお届けします。
対談では「集客コボット for MEO」を選んだ理由やその効果、導入にあたるアドバイスなどをお話しいただきました。
社名 | 株式会社ミドルウッド |
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事業内容 | グランパークホテルグループの運営・管理・企画/ブライダル企画・運営ほか |
資本金 | 5,000万円 |
設立 | 1999年1月 |
従業員数 | 520名 (正社員120名、パート・アルバイト等400名) |
URL | https://www.middlewood.jp/ |
「考え方を変えないと」スマホ全盛でマップ検索の重要性を認識
ミドルウッド様はもともと他社のMEOサービスを利用されていたとのこと。MEO導入の背景として、どのような課題を抱えていたのですか?
株式会社ミドルウッド IT事業部プロモーション 千葉県南 コールセンター担当部長 秋葉 陽一様(以下・秋葉様):これまで当社はGoogleやYahoo!における上位表示を目標として、SEOやリスティング広告に取り組んできました。
しかし、そこにはすでに有名な企業や資金力のある企業が、強力な競合として常に存在していたんです。
なぜMEOを意識しはじめたのですか?
秋葉様:やがてスマートフォンが全盛になってくると、GoogleやYahoo!といったブラウザでの検索よりも地図による検索が重要視されるようになってきました。
そこで当社もマップ検索エンジンの最適化をさす「MEO」、特にGoogleマップでのMEOに力を入れはじめたのです。
「Googleマップが重要だ」と感じてきたのはどのような場面ですか?
秋葉様:以前はPCで当社を検索するユーザーが多かったわけですが、私の感覚ですと5、6年ほど前からスマートフォンで検索する方が急激に増えました。スマートフォンの大型化やディスプレイが拡張されたデザインなども関係しているかもしれません。
私は広告運用を10年ほど経験しているのですが、はっきりと変化していることがわかったので「これは考え方を変えないといけない」と感じたのを覚えています。
当時起きていた変化やミドルウッド様が抱えていた課題に対して、どのように解決策を模索していったのでしょうか?
秋葉様:はじめはホームページ制作会社から紹介されMEOに取り組み始めました。
多くのホームページ制作会社は、最初は制作のみを担当していましたが、検索に対する感度は非常に高いですので、やがて制作だけでなくSEOやリスティング広告をセットで提供するようになり、MEOも重視し始めたわけです。
そういう背景で当社もホームページ制作と一緒にMEOを提案いただきました。
他社のMEOはレポートのみ 重要なのは「経過」
dipの「集客コボット for MEO」はどのようにお知りになったのですか?
秋葉様:最初にMEOを始めたときは、もう完全に「おまかせ」状態で、定期的にレポートが送られてくるだけだったんです。順位が上がったり下がったりしていたのですが、経過に関する説明はありませんでしたね。
レポートを読むうちに「MEOってこんなに細かいのか」と知り徐々に知識をつけていったのですが、私としては結果だけでなく経過も知りたかったため物足りなさを感じていました。
そんななかで、人材サービスで取引のあったdipさんから「集客コボット for MEO」を提案いただきました。
「集客コボット for MEO」を本格的に活用しようと決めた背景を教えてください。
秋葉様:多くの会社が「我々におまかせください」という完全代行のスタイルだったのに対して、dipさんは「一緒にがんばりましょう」という姿勢だったのが大きな違いでした。
ただ、導入当初は「どの会社もレポート中心で似たり寄ったりなのでは」と少々不安があったのですが、dipさんは経過までしっかり報告してくれるんです。
良いことも悪いことも正直に伝えてくれるので、ほかの会社とはひと味違って信用できるなと感じましたね。
「集客コボット for MEO」の導入後はどのような効果が出ましたか?
秋葉様:たとえば当社が運営する「グランポート木更津」の広告施策はいままでリスティング広告のみだったのですが、MEOに取り組んだことで、新規のお客様からの問い合わせが日に日に増えていきましたね。もちろん何もせずお客様が増えたわけではなく、写真を撮ったり口コミに返信したりしながら日々更新を続けていきました。
私自身、写真を撮るのはとても苦手だったので、dipさんから何度も尻を叩いていただきましたよ(笑)。最初は慣れないことの連続でしたが、目に見えるリターンがあるので、私にとっては苦ではなく、むしろ面白いなと感じましたね。
以前の「おまかせ」状態のMEO対策とは大きく異なりますね。
秋葉様:まさにそうです。dipさんとのMEO対策は「二人三脚」で取り組み、1歩ずつ前に進んでいる感覚がありますね。
定例会議では写真の撮り方や枚数、文章のなかで対策するキーワードなどを一つ一つ相談して、常に同じ方向を向きながら取り組んでいます。
地図検索における表示順位やクリック数などを定量的に確認できたほか、写真や口コミに関する競合他社との比較資料(下図)もとても参考になりましたね。
根気強い更新の先には目に見えるリターンがある
dipの支援で「助かった」と感じるのはどのような部分ですか?
秋葉様:当社の場合は完全代行ではなく「並走」というスタイルがありがたかったですね。
また、定例会議のときには毎回さまざまなデータを出してくれる点も、マネジメントに関わる立場としてはとても仕事を進めやすくなりますね。私が欲しい情報をわかっているのでいつも助かっていますよ。
これからMEOに取り組む企業様がつまずきそうなポイントは何でしょうか?
秋葉様:まずは専門用語を理解するのが大変ですね。私も最初はそもそも「MEO」という言葉すらよくわかっていませんでしたから。また、企業や業態、地域などにもよりますが、効果がしっかり出るまでは半年から1年程度かかると思いますので、正直申し上げると根気のいる作業ではあります。
私自身も長い時間をかけて専門用語やMEOの仕組みを理解していったので、初めてMEOに取り組む方にとっては戸惑う場面が多々あるかもしれませんね。
それでは「集客コボット for MEO」導入を検討している企業様にアドバイスをお願いいたします。
最初は信じられないかもしれないけど、根気強く取り組んでいくことで目に見えるリターンが出るはずです。
実際、「インタラクション」と呼ばれる数字、つまり自分のページがクリックされた数やルート検索された数とか、電話問い合わせ数、ホームページをクリックされた数などは上がり続けていて、本当に効果を実感しています。間違いなく、導入して良かったですよ。
dip新入社員より質疑応答
もし秋葉様がMEOを知らなかったときに戻ったとして、どのような言葉を言われたら『MEOを始めよう』と思いますか?
秋葉様:もうシンプルに「Googleマップに載せませんか?」だと思います。
やはり最初から専門用語を言われたら抵抗感が強くなってしまいますので、まずはマップに表示させましょう、と。そのうえでGoogleマップに載せる効果を教えてもらえれば動くんじゃないかなと思いますよ。
どのような担当者だったら『一緒に仕事をしたい』と感じますか?
秋葉様:やはり「二人三脚」のスタンスで取り組んでくれる方がうれしいですね。そのうえで、改善するべき点ははっきり教える。
当社のやりたいことや課題に対して真摯に向き合ってくれる方だと心強いですよね。
最後に本日の締めくくりとして、新入社員へのメッセージをお願いします。
秋葉様:企業にどれだけ向き合えるかが重要かなと思います。
私自身もいちスタッフから支配人までを経験し、いまは統括部長になったわけですが、最も重要なのは対話だと感じます。
そのうえで、マニュアルの言葉ではなくいかに自分の言葉を作り出すか。何をどう伝えれば良いかということを考え続けてもらえればなと思います。
※取材内容は、2024年4月取材当時のものになります。