- 目的
- 複数の求人媒体に掲載することによって、媒体管理が煩雑化。応募者に対する返信や、面談設定にも時間を要していたので、自動で面談設定までできるHRコボット for 応募対応を導入し、面談率向上を目指す。
- 課題
- コロナウイルス感染拡大を受け、面談をビデオチャットなどに切り替え。ところが、機器設定などが上手くできない応募者が続出し、スタッフがフォローアップしなくてはいけないなどの手間が増えてしまっていた。
- 結果
- HRコボット for 応募対応のWEB面談機能によって、簡単に面談設定が可能に。WEB面談のUIもわかりやすく面談の実施がよりスムーズになったことで応募者との面談率は向上した。さらに、終業後や休日などの時間外の応募にも自動で対応できるので、応募者の取りこぼしが減った。
福岡を拠点に、物流・流通・倉庫内軽作業などに特化した人材派遣を行っているロジネッツ株式会社。多いときには8媒体へ求人掲載をされており、応募者の管理や面談設定、スケジュール調整が媒体によって様々であるため、手間が増えるという悩みを抱えていらっしゃいました。また、コロナ禍で応募者と直接お会いしての面談が厳しくなるなか「HRコボット for 応募対応」の導入によって、どのような変化があったのか、野元優様、相島俊久様にお話を伺いました。
社名 | ロジネッツ株式会社 |
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事業内容 | 人材派遣・人材紹介・転職支援サービス、アウトソーシング事業 |
資本金 | 2,000万円 |
設立 | 2004年6月 |
従業員数 | |
URL | https://www.loginetz.com/ |
増える掲載媒体と、煩雑な管理
それがHRコボット for 応募対応の導入によって一変した
HRコボット for 応募対応の導入にいたった背景をお聞かせいただけますか?
野元様:弊社の場合は、最大で求人情報を8媒体へ掲載していました。もちろん時期によっても変わるため、媒体数には変動はありますが、それでも平均すると常に4、5媒体に掲載ということはありました。そうなると、どうしても媒体毎の対応がバラバラになってしまっていた状況でした。Aの媒体ではメールで対応できても、Bの媒体はそれができないとか…。それぞれ個別に対応することによって業務自体が非効率な状況に陥っていたとは感じます。そんな時に、ディップのご担当の方からHRコボット for 応募対応をご紹介いただいたことがきっかけですね。
導入前と後でどのような変化を感じていらっしゃいますか?
野元様:やはり格段に業務の効率化というのは実現できましたね。メールや電話でこれまでは面談調整をしていたので、どれだけ短くても応募者お一人に対して、5分程度はかかってしまっていました。それがすべて自動で対応され、面談設定が完了した状態になるわけです。
人の手で対応していた場合は、14時にご応募いただいた方への対応が18時過ぎにようやくできるといった状況でしたし、弊社の営業時間外にご応募いただく方も多くいらっしゃいます。
仕事を探す方の中には、昼は別のお仕事を続けながら転職先を探す方もいますし、学生さんの場合には学校やアルバイトをした後、夜になって時間が出来てからご応募いただくというのも非常に多くある状況ですので、そういった方に関してもご応募いただいたらすぐに面談の設定まで一気通貫にできることによって、タイムラグもありませんので面談の設定率というのも向上していると感じます。面談設定率でいうと100%に近いと思います。導入前は肌感になってしまいますが2/3程度は面談設定ができない場合もあったと思いますので、非常に大きいですね。
コロナ禍で起こった、新しい問題もあったようですね?
野元様:はい。新型コロナウイルスの流行が始まったころから、面談は基本的に来社いただくのを中止して、非対面の形式へと切り替えていたのですが、ビデオ会議システムやビデオチャットなどを利用して行う場合に、なかなかうまく設定ができないといった問題もありました。20歳〜60歳代と幅広い年代の応募者の方に対応しなくてはいけませんので、応募者の方によっては設定が難しい方もいて、設定や操作説明といったフォローが発生していました。その点、HRコボット for 応募対応の場合は、応募者もワンクリックでWEB面談できるようになったのは非常に大きかったなと思います。
リモート面談だからこそ「素」の一面が透けて見えることも
WEB面談と対面での面談との違いや、
実際に使ってみての操作性などはいかがでしょうか?
野元様:多いときで1日5件程度は実施させていただいています。実際にお会いするのとは若干異なる部分もあるとは思いますが、対面での面談とは違いその方の本当の部分が見えてくる事もあるなと感じました。
具体的にはどのような点でしょうか?
野元様:リモートでの面談になりますので、ほとんどの方は自宅で面談ということになるわけです。リラックスした雰囲気になってしまう方は、おそらく無意識なのだとは思いますが、面談の途中に画面の外から飲み物を手に取って飲まれていたり…その方の自然な一面が出る場合もあるんだなと思いますね。意識して面談に臨まれる方はきちっとされていますので、これまでになかった判断材料の一つだなという風には感じました。
相島様からご覧になって、
現場の状況というのはどのような変化があったと感じていますか?
相島様:スタッフを見ていると工数自体は絶対に減らすことができていると思うし、他の仕事に集中して充てられる環境づくりにはつながっているのではないかと思います。会社全体として残業も削減されていると思いますし、みんな以前よりは早く帰れるようになっていると感じます。
導入前と後で、稼働状況について細かくまでは見きれていなかったのですが、コボットのようなデジタルに任せて大丈夫かな?と、漠然とした不安が無かったわけではないです。ただ、実際にこうして野元の声などを改めて聞くと、今後よりHRコボット for 応募対応の効果に期待したいなと思いますね。
今後、「HRコボット for 応募対応」に期待したい機能などはありますか?
今のWEB面談機能は応募者一人に対しては使いやすいのですが、物流業界のように繁忙期に向けて大規模に人材募集をかけたいというケースもあります。一度に大勢の応募者に説明させていただきたいというケースには使えないので、繁忙期で人手が欲しいというクライアントのために、集団説明会のような形を開催させてもらう場合の機能などもあったらありがたいかなとは思います。