- 目的
- 施設利用者の集客に注力したい
- 課題
会社の屋号が変更になり、集客をするにも名前の周知がなかったこと
集客のためにSEO対策を始めたが業務圧迫且つ集客実感につながらなかったこと
- 結果
- 数十万円支払っていたSEO対策費用を削減。半年で20件以上のお問合せがあり、うち8名が決定した。
一般社団法人グローバルイノベーションネットワーク協会様は、福岡県にて就労移行支援事業所・就労継続支援B型事業所「リネオス福岡天神」を運営しています。「集客コボット for MEO 」導入前はSEO対策に数十万円をかけていたものの満足する効果は得られていませんでした。「リネオス福岡天神」への「集客コボット for MEO 」導入の背景やその効果、福祉業界でMEOを導入する意義などについて伺いました。
社名 | 一般社団法人グローバルイノベーションネットワーク協会 |
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事業内容 | ・コンサルティング事業 ・海外人材紹介・進出サポート事業・福祉サービス事業 ・業務受託及び企業連携モデル事業 |
設立 | 2018年4月4日 |
URL | https://gina-reneos.com/ |
SEOに注力するもスタッフは疲弊
「集客コボット for MEO 」導入前は主にどのような集客施策に取り組んでいましたか?
リネオス福岡天神 管理者兼サービス管理責任者 石原様(以下・石原様):これまではSEO対策がメインで、スタッフで手分けしながら週に3本の記事を書いていました。Googleビジネスプロフィールも登録はしていたのですが、何も動かしていないといいますか、生かしきれていない状態でしたね。SEO対策を行い検索結果上の順位は改善しましたが、施設の利用にはなかなか繋がりませんでした。普段はホームページ経由で利用者ご本人からの問い合わせがほとんどです。
当時はどのような課題があったのでしょうか?
石原様:SEO対策は数十万円かけてコンサルティングを依頼して取り組んでいました。ここまでお金をかけていた理由は、2022年の6月に運営会社と名称が変更となり、それまで所有していたWeb上の資産を手放す必要があったからです。既存の取引先様や利用者様への影響は少なかったのですが、施設名の周知がない中で集客施策を一から取り組むのはとても大変でした。SEO対策の記事制作を頑張っていたのですが、コンサルから「成果が出るまでに5年かかる」と言われたときはさすがに心が折れてしまうな…と感じました。
リネオス福岡天神 代表理事 早田様(以下・早田様):ITシステムの販売経験がある私から見れば、福祉業界はSEOなどのWeb上のマーケティングやDX化が遅れている印象です。「SEO」という言葉を知らない関係者も多かったのですが、石原さんはSEOの知識があったので、記事制作などをお任せしてみたのです。しかし、コンサルの指示通りにやるのはとても大変なうえ満足できる効果も得られなかったため「これでは持続性がなく、スタッフが疲弊してしまう」と感じ、別の方法を模索することにしました。
「集客コボット for MEO 」導入の決め手を教えてください。
石原様:dipさんから提案をいただいたとき、「こんな使い方があるんだ」と知らないことばかりでした。MEOでは対象地域をぐっと狭くして、ターゲットも絞って集客できるというご提案をいただいたときに、「MEOなら、私たちが届けたい人たちに情報を届けられる」と感じたのです。SEOになると全世界に対して発信していくわけですから、どうしても幅広いテーマで漠然と書く感覚がありました。しかし、MEOの場合はもっとローカルな内容や日々の活動についての投稿が好まれるという点がとても魅力に感じました。
DXが遅れる業界で大きく差別化
「集客コボット for MEO 」導入後、Googleプロフィールの表示回数も問い合わせ件数も安定して伸びているようですね。現場ではどのような変化がありましたか?
石原様:導入してから3ヶ月程度は「誰が見ているのだろう」と実感があまりなかったのですが、4ヶ月ほど継続すると利用者様からの問い合わせがとても増えてきました。利用者様に当施設を選んだ理由を聞くと、やはり「Googleの評価が高かったから」「口コミを見て安心できた」といったものが多かったので、本当に見てくれる人が増えているのだなと実感できたのも良かったです。
「集客コボット for MEO 」を導入したことで差別化に役立っている部分はあるでしょうか?
早田様:かなり大きな武器になっていますよ。というのも、そもそも福祉サービス事業所では国が定める「障がい者総合支援法に基づく制度」の中で支援を目的としたサービスを提供しています。人員の配置に関してもそれに基づいたものとなっているので、ある種、利用者様の獲得や集客の為の営業担当者を配置する予算などは盛り込まれていません。その為、多くの福祉事業者は、殆どが待ち(受け身)の状態で、攻めの施作と言えるような取り組みが出来ていないのが現状ではないでしょうか。
また、「SEO」や「MEO」という言葉自体も聞いたことがないという人達も珍しくありません。これは制度上の課題でもあると思うのですが、このような状況でも「集客コボット for MEO 」なら、比較的はじめやすい金額かつ限られた人数でGoogle上での集客施策ができる。営業や集客に関わる、いわば「攻めのツール」を導入したのは本当に大きな差別化につながっていると感じます。
費用対効果という観点ではいかがでしょうか?
早田様:これまでのSEO対策などと比べると、費用対効果も比べようもないくらい高くなりました。やはり地域を絞り込んで本当にニーズのある人たちにしっかりアプローチができるという点がまったく違いますね。もちろんコンサルティングを依頼する企業や実施する内容にもよると思いますが、当社の場合はSEOよりもMEOのほうが短期間で結果の出やすいツールといって間違いありません。
制度の改善にも取り組み、業界や地域活性化を目指す
dipのフォローはMEO対策されていく上でどのようにプラスになりましたか?
石原様:いつもざっくばらんに相談させていただいていますが、かなり的確に答えていただけるところが助かっています。毎日何を発信しようか考える必要があるのですが、「次はこれやってください」と行動指針を明確にしてくれるのはとてもやりやすいです。
「集客コボット for MEO 」を導入してみて、改めて良かったと思う点は何でしょうか?
石原様:時間が限られたなかで効果を一番出したいという気持ちが強かったので、ターゲットを絞りながら具体的な行動をdipさんと一緒に話し合うことができたのが良かったと思います。そして、しっかり問い合わせにつながっているので、良い動き方ができていると感じています。短期間でこれだけしっかり効果が出るということは、近隣で取り組んでいる施設はあまり多くないのかなと。そういった地域だと少しの変化でも大きな差が出るのだなと実感しました。
早田様:私たちの事業は、利用者様が来て頂けないと成り立たないビジネスモデルではありますが、集客する事が最終的な目的ではなく、次の未来に繋げるお手伝いを使命としています。その為には利用者様の獲得だけではなく、企業様との接点や啓蒙活動にも、もっと時間を割けるようにしていかなければならないのですが、今回の「集客コボット for MEO」は、一つの強力な営業サポートツールになっていると思います。また、業界全体の課題に対しても有効なものだと考えているので、まだまだ可能性を秘めているのではないかと期待しています。
また、業界全体の課題に対しても有効なものだと考えているので、まだまだ可能性を秘めているのではないかと期待しています。
それでは最後に今後の事業展望をお聞かせください。
早田様:私自身はこれまでに色々な業種や職種の関係先も多くあり経験も積んで来ておりますが、福祉サービス事業に関しては、まだまだ未完成な部分やミスマッチも多い業界ではないか感じる事が多々あります。その意味でも、今後益々利用者様に寄り添い、向き合っていく事は勿論、受け入れて頂ける企業側の考えや認識の向上も求められてくるのではないでしょうか。
また、これまでのような国が定める制度の枠の中だけのサービスではなく、枠組みの内側にいる私たち福祉事業所が「制度だけに頼らない福祉サービス」を提供出来るような仕組みを構築してみたいと考えています。
この度、想いをカタチにすべく、数社の福祉サービス事業所と共に、「地域創生包括支援協会」という任意団体を立ち上げました。様々な障がいを抱え、悩み苦しんでいる方々に色々な選択肢やサポートを紹介出来るよう、機会の創出や企業様への啓蒙活動なども含めた活動協力や連携を始めました。今後少しづつ有志の輪を拡げ、業界や地域の活性化や繁栄にも寄与出来ればと考えています。
※取材内容は、2024年8月取材当時のものになります。