未経験でも安心のサポート体制。目標に向けて歩幅に合わせて取り組むdipのMEO対策

未経験でも安心のサポート体制。目標に向けて歩幅に合わせて取り組むdipのMEO対策

dip

利用サービス
集客コボット for MEO

※地図検索で上位表示し集客を支援するMEO対策サービス。Google検索結果画面・Googleマップの上位に店舗情報を表示させることで、消費者の来店意欲を促進。競合店舗のMEO対策の状況を分析して順位改善を行い、最適な運用方法で集客も支援。

目的
運営している特別養護老人ホームを周知させたい。
課題
増加する高齢者施設に対抗して、顧客と職員を獲得する必要があった。
結果
口コミにより新規の応募を獲得、地域の人々にも施設を知ってもらうことができた。

社会福祉法人 奉優会様は、関東を中心に特別養護老人ホームをはじめとした各種福祉施設を運営する法人です。従来はリスティング広告やSNSを中心とした集客施策に注力していましたが、2024年2月より新たな取り組みとして「集客コボット for MEO」を導入されました。今回は、dip新入社員向けの研修として開催された、奉優会様とdip営業担当による対談の模様をお届けします。

社名社会福祉法人 奉優会
事業内容特別養護老人ホーム、高齢者福祉センター、地域包括支援センターなどの運営・管理/デイサービス、や訪問介護等、生活支援サービスの提供
設立1999年11月
従業員数2933名 (2025年3月末時点)
URLhttps://www.foryou.or.jp/

アナログ営業からの脱却。新しい手段を取り入れ、より広く魅力を発信

男性2名

アナログ営業からの脱却。新しい手段を取り入れ、より広く魅力を発信

社会福祉法人 奉優会 城南統括部 統括部長 下元昌平様(以下・下元様):福祉業界は職員の年齢層が幅広く、従来の営業では「各事業者を訪問して顔を出す」という古いスタイルが主流でした。しかし現在、それが本当に効果的な手法なのかという疑問がありました。たとえば、ケアマネージャーとの取引では、ショートステイの予約にいまだにファックスを使用しており、白黒の不鮮明な紙が届いて内容が判別しづらいなど、非効率な点が目立っていました。こうしたアナログな業務体制を見直す必要性を感じていたところです。

また、かつては特別養護老人ホームに入所を希望する方が多く、「待ち」の姿勢でも成り立っていた部分がありました。しかし施設数の増加とともに競争が激化し、いまや選ばれなければ運営が厳しくなる社会福祉法人も増加しています。だからこそ、積極的に自法人の魅力を外部に発信していく必要がありました。

社会福祉法人 奉優会 特別養護老人ホーム 弦巻の家 施設長 藤巻佳祐様(以下・藤巻様):当施設には「職員の採用」と「利用者の獲得」という2つの大きな課題があります。高齢者人口が増えているとはいえ、それに伴い施設の数も増加しており、選ばれるためには他法人との差別化が不可欠です。施設の魅力や福祉の価値をいかに効果的に伝えていくかを模索していた中で、営業担当の松村さんからMEOの提案を受けました。これは情報発信の手段として十分に有効と判断し、導入を決定しました。MEOは私たちにとって未知の分野でしたが、導入後は松村さんと二人三脚で取り組みを進めてきました。

奉優会様が抱えていた課題に対して、当時どのような解決策を模索されていましたか?

下元様:アナログな体制からの脱却を目指していましたが、当初は明確な方向性を定められていませんでした。そうした中で、たまたまdipさんからご連絡をいただき、MEO導入のきっかけとなりました。
それと並行して、広報活動にも注力しており、藤巻を中心に、若手職員の活躍や施設の雰囲気を発信するためにSNS運用を強化していました。ホームページやSNSを通じて、施設の魅力を伝える体制を整えようと取り組んでいました。

藤巻様: SNSを活用して福祉や介護の魅力を発信することに重点を置いています。具体的には、入居者の日常を法人ホームページに定期的に掲載したり、Instagramを継続的に更新したりしています。これを一部の職員に限定せず、法人全体で発信できる体制を整えることで、情報発信の量と質の向上を図ってきました。 下元様: SNS投稿が活発になるよう、社内評価制度とも連動させています。ただし、投稿業務に偏りすぎないよう上限も設定し、バランスには配慮しています。広報活動を全社員で取り組む意識が根付くよう、継続的に働きかけを行っています。

評価と口コミで新規顧客の興味を後押し。職員のモチベーションも向上

説明する女性

「集客コボット for MEO」導入の決め手になった部分があれば教えてください。

下元様:そもそも施設に対して積極的に評価を投稿する人は少なく、仮に投稿があったとしても、不満やトラブルをきっかけに書き込むケースが多く見受けられます。当施設ではそうしたネガティブな評価は特に見られませんが、他の施設の事例を見ると、低評価が目立っているのが実情です。
日常生活の中でも、飲食店などを選ぶ際にGoogleマップの情報を参考にすることが一般的になっており、施設についても同様に、表示される情報を改善できれば、地域住民や初めて見る方に対して良い印象を与えるきっかけになると判断しました。

藤巻様:当時は、ホームページやInstagramで積極的に写真や記事を投稿していたものの、情報が見られなければ発信の効果が得られないという課題に直面していました。どれだけ良質なコンテンツを公開しても閲覧数が伸びなければ、発信する側の意欲も維持しづらい状況でした。
高齢者施設としての認知度を向上させるには、より多くの人に情報が届く仕組みが必要であり、MEOの導入によって利用者や求職者との新たな接点を生み出せると考えたことが、導入を決断する決め手となりました。

「集客コボット for MEO」の導入後はどのような効果が出ましたか?

藤巻様: 私が運営している「弦巻の家」では、高齢者施設の一角に地域交流スペースとしてカフェを設けています。このカフェは利用者やそのご家族だけでなく、一般の地域住民にも開放されており、Googleマップ上で高い評価を獲得しています。
MEO対策により地域での認知度が徐々に高まり、Googleマップを見て施設の存在を知り、カフェを訪れる方が増加しました。地域の方が高齢者施設に足を運ぶ機会は多くない中で、このカフェが施設を知る入口として機能しています。

下元様: 導入当初に期待していた通り、MEOの効果で施設の認知が確実に広がっています。実際に「Googleマップで検索してこの施設を見つけた」「評価が良かったのでホームページやSNSも見てみたら雰囲気が良さそうだった」という声を複数いただいています。
また、「口コミの内容が温かく、安心して応募できた」と話す求職者もおり、採用面でもポジティブな影響が出ています。
さらに、QRコードを活用して入居者やご家族から直接コメントや評価を集められる仕組みがあり、それらを職員に共有すると、大きなモチベーションにつながっています。「こんな声をいただいたよ」と伝えるたびに、職員の表情が明るくなるのを感じています。

毎月の振り返りで効果を可視化、広報に対する社内の意欲も向上

回答する社員

dipの支援で「助かった」と感じるのはどのような部分ですか?

下元様:「このポイントを押さえれば効果が出る」といった要所を明確に示してくれた点が非常に助かりました。掲載する写真の差し替えや見せ方についても柔軟に対応していただいていますし、「今はこうした方がよいのでは」といった提案もタイミング良くいただけるため、進行がスムーズに進みました。打ち合わせの頻度や内容についてもこちらの状況に合わせて調整していただける点も非常にありがたいです。 藤巻様:毎月の定期的な振り返りで、成果を数値で可視化してもらえるのは大きな支援になっています。一般的に契約後はフォローが薄くなる企業も少なくない中、dipさんは継続的な打ち合わせを通じて現状を一緒に確認しながら進めてくれるため、信頼感があります。運用を実施するのは我々自身ですが、その効果を職員に共有し、チームとして取り組んでいくためにも、こうしたアフターフォローがしっかりしているのは非常に心強いです。

dip新入社員より質疑応答

質疑応答

「ケアマネージャーとの取引において、従来の営業手段で十分だと感じている施設に対してMEOを浸透させるにはどうすれば良いか?」

下元様:従来の手法に固執する方々は、今後もファックスを使い続けるかもしれません。ただ、システムの利便性や効果を知ることで考え方が変わるケースもあります。また、ケアマネジャーを通じて情報を得たご家族が施設を検索するような流れができれば、「この施設はどうだろう?」と自然に関心が広がっていく可能性もあるでしょう。

「営業担当者からどのようなアプローチをされたら『詳細を聞きたい』と感じるか?」

藤巻様:「MEOの……」と言っても伝わらないでしょうから、噛み砕いて伝える事が重要です。毎日いろいろな営業の電話がかってくるので、その中でもアポをとって直接対面でお会いしてサービスの説明をしていただけると受け手からしても安心感があります。電話では聞けないことも、その場で具体的に掘り下げて聞くことができるので、電話一本ではなかなか決めないですね。その後の打ち合わせの進め方や対応が鍵になるかなと。

 「月額3万円という価格設定に対する所感をお聞かせください。」

下元様:効果が出るかどうかは、最初にお話をいただいた時点では判断が難しかったのですが、それまで全く取り組んでこなかった分野だったため、試してみる価値はあると感じて導入に踏み切りました。ただ、その取り組みを他のメンバーに説明するのは少し苦労しましたね。私もそこまで知らない中で、「MEOという対策やりたくて……」という話をする際に、『MEOってなんだ』という質問を3か月ぐらいずっと聞かれました。今では多少認知が広がってきているかもしれませんが、企業として新しいことに取り組む際には必ず壁が立ちはだかるものなので、その突破口をどう作るかが重要になります。 藤巻様: シンプルに手頃な価格で始めやすい点が魅力でした。法人として比較的安定した運営基盤があるため、新しいことにも積極的に取り組みやすい環境があります。もちろん、成果がすぐに出るかどうかは未知数ですし、結果が見えてくるのはもっと先かもしれません。ただ、月額3万円という良心的なコストで、他の法人がまだ手をつけていない分野にチャレンジできることは大きな優位性につながります。まずは自分たちの施設の認知度向上という明確な目的があり、今の取り組みだけでは限界がある中で、この施策をプラスすることで相乗効果が期待できます。費用対効果の面でも、十分に見合う施策だと捉えています。

「導入後に後悔したタイミングや、不安に思った部分があればお聞かせください。」

藤巻様:特に大きな不安を感じたことはありませんでした。すぐに結果が出るような仕事ではないですし、地道に続けることで最終的に良い成果につながるという確信があったため、今も継続できています。むしろ、こちら側がもっと時間をかけて写真などのコンテンツを積極的に発信できていれば、さらに早く効果が出ていたかもしれません。松村さんからも「もっと写真をアップしてほしい」と内心では思われているかもしれませんが、他の業務との兼ね合いもあり、少しずつ取り組んでいるところです。

下元様:その通りですね。私自身もなかなか対応できておらず、申し訳ない気持ちがあります。ただ、「こうしたほうがいい」といったアドバイスは常に的確で、その指示通りに動くと実際に成果が出ることも多くありました。「騙されたと思って、まずは試してみてください」と伝えるのが良いアプローチかもしれません。

最後に本日の締めくくりとして、新入社員へのメッセージをお願いします。

藤巻様:当法人にも今年は約20名の新卒職員が加わりましたが、毎年、若い世代のエネルギーには大きな刺激を受けています。今回お話ししたSNS発信や広報活動も含め、自分たちの仕事にやりがいや魅力を見出しながら、前向きに取り組んでいただければと思います。誇りを持って続けることで、その仕事は確実に価値あるものへと育っていきます。業種は異なるかもしれませんが、それぞれの現場で一生懸命学び、成長を目指してください。

下元様:壁にぶつかったときは、周囲に相談しながら柔軟に進めていけば大丈夫です。自由な発想で、自分なりのスタイルを見つけてください。いずれ、皆さんから営業の電話をいただける日を楽しみにしています。

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