- 課題
- MEOの必要性は理解しているがマンパワーが足りなかった。
コロナ後のインバウンド、そして韓国ブームで若いお客様が増加し、集客経路も大手グルメサイトからGoogleマップにシフトしていくなかで、MEO対策の必要性が高まっていた。しかし、マンパワーの問題もあり細やかな対応ができていなかった。 - 結果
- 「集客コボット for MEO」の導入で反響増加、Googleからの予約も獲得できた。
サービス導入後はGoogleビジネスプロフィール上の口コミや架電などの反響が増加したほか、送客コストの低いGoogle経由の予約も増加しており、お店の利益にも貢献するようになった。
「韓国料理 サムギョプサル どやじ」様は、2009年にオープンした横浜市中区の韓国料理店です。サムギョプサルをメインに多種多様な韓国料理を提供されています。コロナ禍で一時はお店を閉めていましたが、現在はコロナ前の9割の水準にまで客足が戻っています。しかし、インバウンドや若いお客様の来店が増えているなど、コロナの前後で客層が変わってきているという感触がありました。
店名 | 韓国料理 サムギョプサル どやじ |
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業種 | 飲食業 |
業種 | https://doyaji.gorp.jp/ |
事業について
まずは、お店の自己紹介をお願いします。
朴鍾民様:「韓国料理 サムギョプサル どやじ」は、サムギョプサルをメインに出す韓国料理店です。お店は2009年の開業なので、もう15年近くになります。幅広い年齢層のお客様に来ていただいていますが、最近は若い方が増えてきましたね。コロナの前後で少しお店の雰囲気や、来客の動向が変わったような気がします。
コロナの影響は大きかったのでしょうか?
朴鍾民様:もともと夜しか営業していないお店だったので、お酒を出せないとなるともう駄目でしたね。最終的に、コロナが一段落するまではほぼ休業していました。デリバリーへの業態転換も考えたのですが、出勤するスタッフの感染対策なども考えると課題山積で、もう休んだほうがよいとなりました。ありがたいことに、今は客足がだいぶ戻ってきました。コロナ前と比べて9割くらいにまで回復しています。
コロナ禍のあいだにネット集客の主なチャネルはGoogleマップに移っていた
「集客コボット for MEO」を導入することで、解決したいと考えていた課題があれば教えてください。
朴鍾民様:まずはマンパワーの問題がありました。コロナ前まではネットマーケティングのコンサルタントを入れて対策にあたってもらっていたのですが、コロナで店自体を閉じてしまったので、そこでお仕事のご縁も切れてしまいました。 お店の再開後は店長の私がMEO対策も行うようになったのですが、店舗の切り盛りや採用業務なども行っているので、どうしても細やかに対応するというのが難しかったのです。
また、コロナ前までは大手グルメサイトを中心にネットマーケティングを行っていたので、Googleビジネスプロフィールはまだ手つかず同然の状態でした。現在はお客さんがGoogle経由の来店にシフトしているので、MEO対策はとても重要な課題となっていました。
そういったタイミングで、求人でお世話になっているdipさんから「集客コボット for MEO」のご提案をいただいたので、MEO対策もお願いすることになりました。
MEO対策を委託することで、業務負荷が軽減されたとお感じですか。
朴鍾民様:「集客コボット for MEO」を導入して3ヶ月になりますが、今ではdipのCS(カスタマーサクセス)の担当者さんが店舗の最新情報を集めて、週1のペースで更新をかけてくれています。自分でこれを行うとなると、データの取得、分析、コンテンツの作成で週に5~6時間は必要になると思います。これが軽減できたのでありがたいです。私は昼の仕込みから閉店までずっと店にいるので、この数時間のおかげで肉体的な疲労も軽くなったと感じています。
来客数アップにつながっているがインフォメーション効果もあった
集客コボット for MEOの導入前後で、集客面やスタッフの業務面などで、お店全体として変化はありましたか。
朴鍾民様:「集客コボット for MEO」は6月に導入したので、3ヶ月ほどが経過しましたが、Google経由での架電や経路案内といった数字が増えているので、それが来客数につながっていると感じています。
あとは、重要でないお問い合わせの電話が減りましたね。お店をやっていると「いま混んでいますか」という電話がとても多く来るのですが、Googleでは混雑度をリアルタイムに見ることができるので、この電話がかかってくることが減りました。
担当者やスタッフの皆さんが、Googleビジネスプロフィールや口コミを意識するようになっていますか。
朴鍾民様:社員やアルバイトさんとも、Googleでの評価は共有しています。やはりみんな「良い評価を得たい」という意識を持っているので、それが仕事面でいい方向に現れていると思います。また予想外の効果として、アルバイトさんの求人にも影響がありました。お店の口コミを見て、そこで興味を持って応募してくれる方が結構いらっしゃるのですよ。
データでは7月度にGoogle経由での電話数や経路案内数が伸びていますが、お問い合わせや来客数の増加を実感できていますか。
朴鍾民様:おかげさまで、7月の来客数は順調に増加しました。他媒体にも出稿を行っているので、増えたお客様のどれくらいがGoogleを経由されたのか、正確な数字は出せないのですが、Google経由での予約が増えたり、問い合わせの電話のすぐ後に経路案内が利用されたりしているので、おそらくGoogleでお店のページを見てくださった方や、それをきっかけに来客しようと思ってくださった方が多くいるのだろうと思います。
大手口コミサイトの送客手数料は高額なので廉価なGoogleに軸足を移していく
他のグルメサイトに出稿するのと比較して、集客コボット for MEOの費用対効果はいかがですか。
朴鍾民様:「私はGoogleから来ました」とお客様が申告してくださるわけではないので、正確な費用対効果を測りにくい部分がどうしてもあります。ただ、大手のグルメサイトから送客を受けると、お客様1人あたり200円のコストがかかります。ところがGoogleの画面からの電話予約なら送客手数料は無料ですし、Google経由でうちのサイトから予約をいただく場合でも、コストは1人50円ほどにとどまっています。うちは客単価が3700円くらいの庶民的なお店なので、この差はとても大きいです。
Googleと大手口コミサイト、どちらの口コミに影響力があると感じていますか。また、費用対効果を考えて、これからどちらを伸ばしていきたいとお考えですか。
朴鍾民様:先ほども申し上げたように、大手口コミサイト経由の送客手数料は1人あたり200円です。1万円、2万円の焼肉屋さんであれば大きな金額ではないのですが、庶民的な私たちのお店にとって、200円は大きな金額です。むしろ、費用対効果を考えていくうえで、これからは積極的にGoogleでのMEO対策に手をかけていかなくてはいけないと思っています。
またGoogleは外国人観光客の方の集客に強いというメリットがあります。コロナ後のインバウンド増加を考えると、MEO対策は必須レベルのものだと考えています。
最後に、お店としてのこれからの目標や、展開の予定などがあれば教えてください。
朴鍾民様:店舗数を増やしていきたいです。そのためには求人も大事ですし、これからの時代はMEO対策も必須になってくると考えています。どちらもdipさんにますます頑張ってもらって、よい協業ができたら嬉しいですね。
※取材内容は、2023年9月取材当時のものになります。