飲食店が活用したいアプリは?集客におすすめのアプリと選び方・活用のコツ│コボットLAB

飲食店が活用したいアプリは?集客におすすめのアプリと選び方・活用のコツ

経営する飲食店の集客に苦戦している企業様におすすめしたいのが「自店舗アプリの活用」です。携帯端末所有者の90%以上がスマートフォンを利用している現代において、スマートフォンアプリを使った集客・販促活動は避けて通ることができません。

そこで今回は、飲食店の集客に役立つおすすめアプリシステムをご紹介します。自社に適したアプリシステムの選び方や活用方法も解説するので、集客に苦戦している飲食店経営者の方は、ぜひ最後までご覧になってください。

飲食店の集客にアプリ活用をおすすめする理由

飲食店への集客を増やしたいなら、ぜひアプリを活用した施策を行うべきです。まずは、その理由を説明します。

リピート率アップを狙えるから

自店舗アプリの導入によって、リピート率の向上を目指せます。なぜなら、アプリを経由することで狙った顧客に対して適切なプロモーションが行えるからです。

一度来店して持った顧客にアプリをダウンロードしてもらうことで、顧客情報を収集できます。収集した情報を分析すれば、何度も来店しているリピーターと一度しか来店していない休眠顧客を正しく把握できます。

休眠顧客を把握したら、割引券や無料券などをアプリ上で配布するプロモーション活動を行うことで、再来店を促せます。このように、アプリで収集した情報をもとに正しい施策を立案でき、リピート率の向上が実現します。

顧客満足度が向上するから

独自のアプリを導入することで、

  • ・ポイントカードやスタンプカードのアプリ化
  • ・プッシュ通知でお得情報を配信
  • ・アプリ内で予約や決済が完結

といった機能を顧客に提供できます。

顧客にとっては、アプリを無料ダウンロードするだけで今までに無かった利便性を体験できるので、飲食店に対する満足度が向上します。

参入障壁が低く競合であふれている飲食業界において、顧客満足度を高める施策は必要不可欠です。その点で、アプリ導入の重要度がますます高まっていくと考えられます。

ブランド力が高まるから

独自のアプリを導入して顧客情報を収集・分析することで、顧客一人ひとりに適切なマーケティング施策を実行できます。

【アプリを活用した施策例】

  • ・予約日時のリマインド通知
  • ・デリバリー・出前機能
  • ・ランクアップ機能(ランクごとに貯まるポイント数が変わる)
  • ・定期的なクーポン券の配信
  • ・新商品情報の配信

上記のような顧客にとって便利なサービスを提供し続けることで、他店舗にはない魅力を感じてもらい、ブランド力が向上します。


飲食店がアプリを導入するメリット

続いて、オリジナルの飲食店アプリを導入することで得られるメリットを紹介します。

【メリット】

  • ・プッシュ通知でメッセージの開封率が上がる
  • ・リピーターと密接な関係を作れる
  • ・SNSと相性が良い
  • ・顧客情報を収集・分析できる

プッシュ通知でメッセージの開封率が上がる

スマートフォンアプリでは「プッシュ通知機能」を利用できます。

プッシュ通知機能とは、配信されたメッセージがスマートフォンのロック画面や画面上部に表示される機能のことです。このプッシュ通知は、通常のメルマガよりも開封率が4倍高いと言われています。

つまり、プッシュ通知を上手に活用することで、自店舗からのお知らせやプロモーション配信を読んでもらいやすくなります。メルマガ等の開封率が低く、プロモーション施策が上手く進んでいなかった飲食店様にとって非常に魅力的なポイントといえます。

リピーターと密接な関係を作れる

新規顧客を獲得するコストは既存顧客維持の5倍かかる(1:5の法則)と言われているように、新しい顧客を開拓するには多額の費用を要します。

つまり、新規顧客を獲得する戦略は、資本力のある大手企業しかできません。参入の激しい飲食店業界においては、新規顧客の獲得がさらに困難なものと言えます。

そのため、多額の広告費を使えない飲食店は「既存顧客を囲い込む戦略」がとても重要です。

自社で飲食店アプリを運用すれば、何度も来店しているリピーターの存在を適切に把握できます。さらに、リピーターだけに特典を付与したり、次回使えるクーポンを発行したりできるため、リピーターと密接な関係を構築できるというメリットがあります。

SNSと相性が良い

スマートフォンアプリと同様、TwitterやInstagramなどのSNSを使った施策も飲食店集客に効果的です。自店舗アプリは各種SNSとも連携ができるため、より効果の高いプロモーション活動が実現します。

SNSは拡散力の高いツールです。そのため、投稿内にアプリダウンロードのリンクを設置したり、アプリ利用の特典を用意したりすれば、SNS経由で新規顧客の獲得も狙えます。

顧客情報を収集・分析できる

飲食店オリジナルのアプリを導入するメリットの一つが「顧客情報を収集・分析できる」ことです。これまでの飲食店経営では、

  • ・顧客の属性(性別は?年齢層は?)
  • ・新規顧客と既存顧客の区別
  • ・クーポンやポイントの利用率

などを正確に把握する術がありませんでした。この状態では、マーケティング施策が実際に効果を発揮しているのか把握できません。

自店舗アプリを提供すれば、アプリが自動的に顧客データを収集・管理してくれます。集めた情報を分析すれば、効果が期待できるマーケティング施策を立案できたり、実行したマーケティング施策の効果を検証できたりするため、飲食店の集客・販促活動に役立ちます。


飲食店がアプリを導入する際の注意点

続いて、オリジナルアプリを導入する際の注意点について解説しましょう。

【注意点】

  • ・一から開発すると多額の費用がかかる
  • ・顧客情報を安全に管理しなければいけない

一から開発すると多額の費用がかかる

飲食店アプリを「自社で開発」もしくは「アプリ開発会社に依頼」しようと考えている場合、コスト面に注意してください。

  • ・アプリ開発できるエンジニアへの人件費
  • ・アプリ開発会社への依頼費用

は非常に高額です。

たとえば、アプリエンジニアを採用する場合、1人当たり50~100万円程度の人件費がかかります。

アプリ開発会社に依頼する場合、フルスクラッチ型は「2,000万円~3,000万円」、クラウド型は「300~500万円」の開発コストを要します。

また、アプリ開発期間は長く、自店舗独自のアプリ制作には1年以上必要とするケースもあります。そのため、

  • ・自社内にアプリ開発できる人材がいない
  • ・人件費・アプリ開発会社への依頼費用が高すぎる
  • ・できるだけ早い期間でアプリを導入したい

とお考えの飲食店経営者様は、「アプリシステムの利用」をおすすめします。

顧客情報を安全に管理しなければならない

飲食店アプリを導入したら、顧客情報を安全に管理しなければなりません。

アプリによって収集される顧客情報の中には、メールアドレスや住所などの個人情報も含まれます。自社で運用しているアプリから個人情報が漏洩すれば、対象者への被害はもちろんのこと、自店舗の信用を失うことにもつながります。

そのため、アプリを提供する際には万全なセキュリティ対策が必要不可欠です。これから紹介する「アプリシステム」を利用すれば、すでにセキュリティ対策が万全なので、必要な知識が無くても安心してアプリ運用できます。


集客に利用するアプリシステムの選び方

飲食店でアプリを利用する人

アプリ開発にかかるコストを削減しつつ、安全にデータ管理できるアプリを運用したい飲食店経営者様におすすめなのが「アプリシステムの利用」です。最近は、自社オリジナルのアプリを低コストかつ短期間で制作できるサービスが増えています。

数多くあるアプリシステムの中から、自店舗に適したものを選択するには、次のポイントを意識しましょう。

【アプリシステムの選び方】

  • ・自店舗に適した機能があるか確認する
  • ・初期費用や月額費用を確認する

自店舗に適した機能があるか確認する

システムによってアプリに搭載できる機能が異なります。そのため、アプリシステムを選択する際は「自店舗のアプリで利用したい機能が導入できるか」を確認することが大切です。

ちなみに、飲食店アプリに必要な機能としては次のものが挙げられます。

【飲食店アプリに必要な機能】

  • ・ポイントカード機能
  • ・スタンプカード機能
  • ・プッシュ通知機能
  • ・クーポン発行機能
  • ・会員証
  • ・SNS連携
  • ・リマインダー機能
  • ・予約機能
  • ・注文機能
  • ・決済機能

初期費用や月額費用を確認する

利用するアプリシステムを選ぶ際は、どのくらいの費用がかかるかを事前に確認しておきましょう。

アプリシステムの場合、主に「初期費用」と「月額費用」が必要となるケースが多いです。使える予算などを把握して、できるだけコストパフォーマンスが高いアプリシステムを選択することが大切です。

飲食店集客に役立つアプリシステム

最後に、活用したいアプリシステムを5つ紹介します。さまざまな機能を搭載できるアプリシステムから、低予算で必要な機能だけ搭載できるシステムまで幅広く取り上げます。

【役立つアプリシステム】

  • ・常連コボット for LINE
  • ・GMOおみせアプリ
  • ・LINEミニアプリ
  • ・LINE公式アカウント
  • ・アプスタ

常連コボット for LINE

飲食店で提供するポイントカードをスマートフォンで利用できるようにしたいという要望に適しているのが、当社ディップ株式会社が提供する「常連コボット for LINE」です。

常連コボット for LINEなら、ポイントカード機能を実装したLINEミニアプリを最短1ヶ月で開発できます。

【利用できる機能】

  • ・ポイントカード機能
  • ・ログインポイント
  • ・来店ポイント
  • ・友達紹介ポイント
  • ・ポイント引換クーポン
  • ・LINE公式アカウントと連携(オプション)

通常の来店ポイント以外に、友達紹介ポイントやログインポイントなども提供できるため、リピート率向上を目指せます。

料金プラン

  • ・初期費用:0円
  • ・基本料金:9,800円/月(税抜)
  • ・LINE公式アカウントとの連携(オプション):9,800円/月(税抜)

公式サイト

GMOおみせアプリ

GMOおみせアプリは大規模な開発なしで自店舗オリジナルのアプリを制作できるサービスです。iOS・Android両方に対応するアプリを開発可能で、7,000を超える実績があります。

発注してから最短40日でアプリを公開できるため、素早くアプリを導入したい企業様にもおすすめです。

GMOおみせアプリで実装できる機能は次のとおりです。

【利用できる機能】

  • ・プッシュ通知
  • ・クーポン発行
  • ・ポイント・スタンプ発行
  • ・会員証
  • ・タイムライン
  • ・ネット予約
  • ・スマホ決済(GMOおみせPay)
  • ・定期自動支払(サブスクリプション)

多種類の機能をアプリに搭載したい場合にもおすすめです。

料金プラン

  • ・要問合せ

公式サイト

LINEミニアプリ

多くの人が利用するコミュニケーションツールであるLINEでは、LINE上でテイクアウトや予約受付などを簡単に行える「LINEミニアプリ」を提供できます。

LINEミニアプリなら個別アプリをダウンロードしてもらう必要がなく、LINE上でサービス利用できるため顧客の利便性が高まります。

【利用できる機能】

  • ・予約受付
  • ・テイクアウト
  • ・モバイルオーダー
  • ・会員証
  • ・順番待ち呼び出し

料金プラン

  • ・LINEミニアプリの開発会社ごとに異なる

公式サイト

LINE公式アカウント

LINE公式アカウント(旧LINE@)では、オリジナルアプリと同じような機能をLINEトーク上で提供できます。

【利用できる機能】

  • ・メッセージ配信
  • ・個別チャット
  • ・クーポン券の発行
  • ・ショップカードの発行

アカウント開設は無料なので、可能な限り低価格で必要最小限の機能だけを提供したい場合におすすめです。

料金プラン

  • ・フリープラン:月額固定費:無料
  • ・ライトプラン:月額固定費:5,000円
  • ・スタンダードプラン:月額固定費:15,000円

公式サイト

アプスタ

アプスタでは会員証機能や店舗マップの表示など、飲食店アプリに求められるさまざまな機能を実装できます。

通常のバリュープランの他に、「チェーン展開している飲食店」に最適な機能を実装できるエンタープライズプランも用意されているため、多店舗経営している企業様におすすめのシステムといえます。

【利用できる機能】

  • ・プッシュ通知
  • ・クーポン機能
  • ・スタンプ機能
  • ・会員証
  • ・ダイレクトトーク(顧客とチャットトーク)
  • ・テンポマップの表示機能
  • ・リマインダー機能
  • ・SNS連携機能

料金プラン(税込)

  • ・バリュープラン(初期費用:110,000円、月額費用:31,900円/月)
  • ・エンタープライズプラン(初期費用:110,000円、月額費用:55,000円~/月)

公式サイト


まとめ

飲食店の集客や販促活動に欠かせない「飲食店アプリ」について解説してきました。

オリジナルの飲食店アプリを提供することで、顧客情報を分析して自店舗に最適なマーケティング戦略を実施できます。また、顧客満足度を向上させて、リピーター率を伸ばすことも可能です。

集客に悩んでいたり、リピーターが定着せずに困っていたりする飲食店経営者様は、今回お伝えした内容をぜひ参考にして、アプリ導入を検討してみてください。

ディップ株式会社では、日本を支える中小企業の皆様に向けて、ワンストップのDXサービスを提供しています。

DXの実践においては、人材確保や教育の壁、DXを前提とした組織改革の壁、そして予算の壁と、さまざまな課題が立ちはだかります。ディップが提案する「one-stop DX.」は、これらの問題を専属のカスタマーサクセスが並走しながら導入と運用をサポートいたします。DXに伴う現場の混乱やシステムの複雑化を回避可能です。

また、ディップではソリューションの提供にあたって、すべて自社のスタッフが顧客対応を行うダイレクトセールスを採用しています。営業とカスタマーサクセス、開発チームが密に連携を取っている営業スタッフが、顧客の潜在ニーズまでを丁寧に把握し、満足度の高いサービスの提供に努めます。

提供するDXソリューションは、バックオフィスとセールスの双方に適用可能です。DX推進を検討の際には、お気軽にご相談ください。

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