モバイルオーダーとは?導入メリットと事例・システム例

2021/08/05 コボットコラム
モバイルオーダー

昨今、飲食のテイクアウト需要が拡大するなど、顧客のニーズが大きく変化しています。時代・顧客ニーズの変化に対応するためには、インターネットを活用したモバイルオーダーの導入がおすすめです。

しかし、実際にはモバイルオーダーの導入に関して疑問や不安を抱いている方は少なくないでしょう。そこで今回は、モバイルオーダーの概要と導入事例、導入メリットなどについて紹介します。

モバイルオーダーとは

モバイルオーダーとは、スマートフォンやタブレット端末から事前に商品の注文・支払いができるサービスのことです。

一見テレホンオーダーでのお持ち帰りとよく似ていますが、モバイルオーダーは事前に支払いまで済ませられるという点において異なります。列に並んで待つ時間だけでなく、レジで現金やカードで支払いをする手間をも省くことができます。

新型コロナウイルスの感染拡大により高まっているテイクアウトや非接触化、密集の回避などの需要にうまく対応できることから、近年モバイルオーダーを導入する店舗が増えています。

モバイルオーダーの種類

モバイルオーダーのシステムは、「店内型」と「店外型」の2種類に大別されます。

店内型は、店内での利用を想定したもので、お客さんは列に並ばずにテーブルから商品を注文し受け取ることができます。一方、店外型は、来店前の注文を想定したシステムです。店舗や受取時間などを指定して注文し、テイクアウト商品を受け取りにお客さんが来店する仕組みです。

ただし、店舗やシステムによっては、「店内型」と「店外型」を区別せず、いずれの利用方法も可能なこともあります。テイクアウト需要の拡大に対応したいのであれば「店外型」を選択するなど、自店の導入目的に則したシステムを導入すると良いでしょう。

モバイルオーダーの導入店舗・事例

続いて、モバイルオーダーを導入している店舗の事例を紹介します。モバイルオーダーが実際に現場でどのように活用されているのか、イメージを掴みましょう。

スターバックス コーヒー ジャパン

スターバックス コーヒー ジャパンでは、2020年12月より「MOBILE ORDER & PAY」というモバイルオーダーを導入しています。来店前にスマートフォンで注文・支払いを済ませ、レジに並ばずに商品を受け取れるのが特徴です。

公式アプリまたはWebから「MOBILE ORDER & PAY」を開き、商品を受け取りたい店舗を選び注文を開始します。WEB版を利用すれば、アプリをダウンロードすることなくモバイルオーダーを気軽に試すことができます。

また、商品の注文画面では、ホイップクリームやシロップ、ソースの追加など、自分好みのドリンクにカスタマイズすることも可能です。テイクアウト・店内飲食のどちらでも利用が可能なうえ、受け取りまでの目安時間が表示されるなど、ユーザビリティに優れています。

日本マクドナルド

日本マクドナルドは、全国の2,700店舗にモバイルオーダーを導入しています。以前より提供されていたマクドナルドの公式アプリ内の「モバイルオーダー」機能で、スムーズに注文・支払いをすることが可能となっています。

一部の店舗では、注文した商品を店内のテーブルで提供したり、駐車場の車まで届けたりするなど、ユーザー側のメリットを最大化する形でモバイルオーダーを提供しています。見やすいメニュー画面で、まるでオンラインショッピングのように商品をカートに追加して注文・支払いができる点も人気の理由の一つです。

また、PayPayやLINE Payなどさまざまな支払い方法に対応しているほか、公式アプリのお得クーポンも使用できるなど、レジでの注文と比較してデメリットがないことも、参考にしたいポイントです。

丸亀製麺

丸亀製麺は、テイクアウトのニーズの高まりに対応すべく、2021年2月よりモバイルオーダーサービスの提供を開始しました。丸亀製麺の公式サイトから手軽にアクセスし、メニューを選ぶ感覚で注文・支払いができることが特徴です。

店舗には「スマートフォン注文」の受け取り口を設置し、モバイルオーダーをした人は列に並ばず、スマートフォンの注文画面を提示するだけで商品を受け取れるようになっています。ピーク時でも待ち時間を気にせず、できたてのうどんを食べられるので、オフィス街などに位置する店舗では特にモバイルオーダーの導入効果が高いと考えられます。

店舗側のモバイルオーダー導入メリット

続いて、モバイルオーダーを導入する店舗側のメリットを紹介しましょう。

作業の効率化

店舗側のモバイルオーダー導入メリットの1つ目は、店舗スタッフの作業を効率化できることです。規模の小さい店舗では、数人のスタッフが厨房とレジ業務、接客を担うことが少なくありません。この場合、混雑時にはレジ業務に大きな負担がかかってしまいます。

しかし、モバイルオーダーを導入すれば、レジ業務(注文・支払い対応)が不要になるため、スタッフの作業負担を大幅に低減することが可能です。ドリンクやフードを用意している手を止めることなく、新たな注文を受けられるモバイルオーダーは、作業効率化にかなり効果的です。

回転率の維持

2つ目のメリットは、混雑時でもお店の回転率を維持できることです。

ランチタイムやディナータイムなどに行列ができる店舗では、長い待ち時間のためにお客さんを取りこぼしてしまうことが少なくありません。しかし、モバイルオーダーを利用してもらえば、事前に来店・受け取り時間を指定して注文・支払いを済ませておいてもらうことが可能です。

そのため、お客さんの来店から商品を提供するまでの時間を大幅に短縮できます。待ち時間と滞在時間を短縮できるモバイルオーダーは、ピーク時の回転率の低さを課題としている店舗での導入がおすすめです。

人手不足の解消

3つ目のメリットは、店舗の人手不足を解消できることです。これは、作業を効率化できるという1つ目のメリットと深く関連しています。

モバイルオーダーは、より多くのお客さんに利用してもらうほど、スタッフの作業負担が減ります。それは、モバイルオーダーではお客さんがスマートフォンで注文と支払いを完結できるからです。

そのため、モバイルオーダーの利用が定着すれば、少ない人数でシフトを回せるようになります。飲食店における人手不足の解消、そして人件費高騰へ対処する方法として、モバイルオーダーはとても効果的です。

顧客満足度の向上

店舗側のモバイルオーダー導入メリットの4つ目は、顧客満足度の向上を実現できることです。詳しくは後述しますが、モバイルオーダーはお客さん側にも多大なメリットをもたらします。

モバイルオーダーを利用して、レジに並ばず快適に商品を受け取ることができれば、多くのお客さんは「モバイルオーダーは便利で気に入った」「また利用したい」と思うことでしょう。モバイルオーダーは、顧客満足度を向上しリピート率を高める施策としても優秀だといえます。

ユーザー側のモバイルオーダー導入メリット

モバイルオーダーの導入は、店舗側だけでなくユーザー側にとってもメリットがあります。ここでは、ユーザー側のモバイルオーダーのメリットを紹介します。

待ち時間の短縮

ユーザー側のメリットの1つ目は、レジでの待ち時間を短縮できることです。

例えば、限られた時間でランチを済ませなければならない昼の休憩時間では、「待ち時間が長くて、利用できない」ということが少なくありません。しかし、モバイルオーダーを利用すれば、混雑時でも列に並ばずに商品を受け取ることができます。

「待ち時間を減らしたい」「スムーズに商品をテイクアウトしたい」といった顧客にとって、長い待ち時間を回避できることは大きなメリットでしょう。

密集の回避

新型コロナウイルスの感染が拡大する中、混雑している店舗に長い時間滞在することを不安に感じる顧客は少なくありません。モバイルオーダーを活用すれば、店舗ですぐに商品を受け取れるため、店舗での滞在時間を減らし密集を回避することが可能です。

他の顧客や従業員とのソーシャルディスタンスを意識する必要がある昨今、モバイルオーダーを利用するメリットは大きいといえます。

モバイルオーダーシステムの例

モバイルオーダーを利用する女性

続いて、飲食店で導入可能なモバイルオーダーシステムの例を紹介します。「どういったシステムがある?」と気になっている方はぜひ参考にしてみてください。

PayMine

「PayMine」は、スマートフォンのWebアプリでオーダーと会計を行うモバイルオーダーシステムです。クレジット決済基盤である「PAY.JP」を利用したクレジット決済をベースとしています。VISAとMasterCardに関してはカード利用手数料が3%以下とリーズナブルな価格設定となっています。

PayMineは、ベーシックプランであれば月額料金0円で利用が可能です。売り上げがあったときのみ一律3%の販売手数料を支払う仕組みになっているので、ランニングコストを抑えられます。

料金プラン

  • ・初期費用:無料
  • ・PayMine 販売手数料:一律3%
  • ・ベーシックプラン:無料
  • ・プロプラン:月額10,000円(税込)

公式サイト

PayMine

PayPayピックアップ

「PayPayピックアップ」は、QRコード決済サービスPayPayを利用して事前注文できるサービスです。全国4,000万人のユーザー数を誇るPayPayアプリに掲載されることから、他のシステムと比較して顧客を獲得しやすい・売上を向上させやすいという特長があります。

また、PayPayと同様に低コストで手軽に導入できることも魅力の一つです。専用の端末などを購入する必要はなく、スマートフォンやタブレット端末があれば誰でもすぐにサービスの利用を開始できます。利用料は、取引あたり一律8%です。

料金プラン

  • ・初期費用:無料
  • ・利用料:一律8%
  • ・プラットフォーム利用料(一店舗あたり):月額528円(税込)

公式サイト

PayPayピックアップ

Okage Go 店内版

「Okage Go 店内版」は、店内でのモバイルオーダーに特化したセルフオーダーシステムです。お客さんのスマートフォンで専用のQRコードを読み取ってもらう仕組みなので、オーダー端末を用意する必要がありません。

Okageシリーズからは、店外でのモバイルオーダーに特化した「店外版」も出ています。「店内または店外に特化したモバイルオーダーを導入したい」という方はぜひチェックしてみてください。

料金プラン

  • ・15卓未満:月額11,000円(税込)
  • ・25卓未満:月額16,500円(税込)
  • ・35卓未満:月額22,000円(税込)

公式サイト

Okage Go 店内版

モバイルオーダー導入時の注意点

ここまで、モバイルオーダーの概要や導入メリットなどについてお伝えしました。メリットが多いモバイルオーダーですが、実際に導入するにあたっては注意点も存在します。

モバイルオーダーを導入後は、店頭の顧客とモバイルオーダーの顧客を同時に対応していく必要があります。モバイルオーダーの顧客を優先するばかり、店頭の顧客を長く待たせてしまうようでは本末転倒です。

モバイルオーダーシステムを正しく活用していけるよう、導入事例を参考にスタッフ一丸となってしっかりと準備を進めていきましょう。

まとめ

今回は、近年注目が集まっている「モバイルオーダー」の導入事例や導入メリットなどについてお伝えしました。

モバイルオーダーの導入店舗は、今後さらに拡大していくことが予想されます。顧客のニーズに対応するため、そして作業の効率化を図り人手不足を解消するためにも、モバイルオーダーの導入を検討してみてはいかがでしょうか?

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