LINEミニアプリとは?サービス内容・使い方・導入事例

2021/06/07 コボットコラム

LINEミニアプリは、自社サービスをLINE上で提供できるウェブアプリケーションプラットフォームです。デジタル会員証や来店予約、テーブルオーダーなどのサービスを提供できるため、飲食店との相性が抜群です。

とはいえ、新たにローンチされたサービスということもあり、「どんなサービスなのかよくわからない」「導入するとどんなメリットがあるの?」などといった疑問を抱えている方は少なくないでしょう。

そこで、今回はLINEミニアプリのサービス内容や導入メリット、導入事例を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

LINEミニアプリ(LINE Mini app)とは?

LINEミニアプリ(LINE Mini app)とは、月間8,600万人が利用するLINEアプリ上で提供できるWebアプリケーションです。2020年に新たにローンチされたサービスプラットフォームで、店舗における“非効率”を解消することや、オンラインとオフラインをつなげたサービスを提供することを目的としています。

LINEミニアプリでは、「LINE上でアプリを開くだけ」というユーザーにとって快適な形で、来店予約やテーブルオーダー、テイクアウト・デリバリーなどのサービスを提供することが可能です。

従来は、「来店予約やテーブルオーダーを自社アプリで完結できるようにしたい!」という場合、ネイティブアプリ(iOS・Android)を一から開発し、ユーザーにダウンロードを促す必要がありました。しかし、LINEミニアプリを活用すれば、店舗でQRコードを読み込みこんでもらい、数タップの動作を行うだけで、アプリサービスの利用を開始してもらうことができます。

飲食店や小売店、美容サロンなど、さまざまな企業で導入されており、ユーザーの利便性に長けていることから、今後さらなるサービスの拡大が見込まれます。

LINEミニアプリでできること

続いて、LINEミニアプリでできることを紹介します。「どんなサービスを提供できるの?」と疑問に思っている方はぜひ参考にしてください。

テーブルオーダー

LINEミニアプリでは、飲食店におけるテーブルからのメニューオーダーや会計決済などをLINE上で提供することができます。

顧客が各テーブルに設置されたQRコードをスマホで読み込むと、LINEミニアプリ上に店舗のメニューが表示される仕組みです。QRコードがテーブル番号などの情報に紐付いているため、店舗側は「どこのテーブルで注文されたのか」「何が注文されたのか」をスムーズに把握できます。

また、スマホでメニュー注文と決済を完結できるため、店員との接触を最小化できます。感染症対策の徹底が求められるコロナ禍において、導入したいミニアプリ機能の一つです。

デジタル会員証

LINEミニアプリと連携すると、LINE上でデジタル会員証・ポイントカードの発行・提示ができるようになります。店舗のQRコードを読み込むだけで、会員登録と会員証の発行が可能です。

LINEミニアプリのデジタル会員証は、LINEのユーザーIDと紐付けされているため、購買に関する情報や来店頻度などを管理することができます。また、ポイントカードの受け渡しという接触機会を減らせることから、新型コロナウイルスの感染対策としても有効です。

順番待ち受付

LINEミニアプリでは、混雑状況の確認や順番待ちの受付、呼び出し通知の受け取りなどが可能です。

店舗外で順番待ちができるため、店内の混雑緩和や受付業務の効率化を図れます。コロナ禍における「3密」を防げることはもちろん、順番待ちのストレスを緩和できるなど顧客満足度の向上にもつながるでしょう。

来店予約

LINEミニアプリでは、LINE上で来店予約を受け付けることができます。LINE上で気軽にネット予約ができることから、既存顧客のリピート率向上に効果的です。また、予約受付業務の負担軽減や業務効率化などの効果も期待できます。

テイクアウト・デリバリー

LINE上でテイクアウト・デリバリーのモバイルオーダーの受付が可能です。ユーザーは、ネイティブアプリを新たにダウンロードすることなく、LINE上でメニューの閲覧や注文、決済を完結できます。

店舗に足を運ぶことに抵抗がある顧客層や、テイクアウトの待ち時間や店員との接触をできるかぎり減らしたいという顧客層も効果的に集客ができます。

LINEミニアプリを導入するメリット

LINEミニアプリの活用

続いて、LINEミニアプリを導入するメリットを紹介します。

アプリ開発費用を抑えられる

LINEミニアプリを導入するメリットの一つは、アプリ開発費用を大幅に抑えられることです。

自社で来店予約やデジタル会員証などの機能を伴ったネイティブアプリ(iOS、Androidなど)を開発する場合、最低でも数百万円といった、まとまった費用がかかります。しかし、LINEミニアプリはLINE独自のフレームワークを活用したアプリ開発となるため、費用を大幅に抑えることが可能です。

顧客とデジタル接点を築ける

LINEミニアプリの導入のメリットには、顧客とデジタル接点を築けることがあります。

LINEミニアプリでは、アプリ利用の同意画面に「公式LINEアカウントの友だち追加する」というオプションを表示することが可能です。LINEミニアプリを利用してもらうと同時に、公式LINEアカウントを友だち追加してもらえば、その顧客に対して継続的に最新情報やクーポン、メッセージを配信することができます。

LINEミニアプリの利用は、既存顧客とのデジタル接点を築くきっかけとなり、リピート率の向上や顧客とのつながりの強化を実現できます。

多くのユーザーに手軽に利用してもらいやすい

続いて紹介するメリットは、多くのユーザーに手軽に利用してもらいやすいことです。というのも、LINEミニアプリはApp storeやGoogle playでの追加ダウンロードが不要だからです。

また、ミニアプリを開くと自動でLINEユーザーIDと紐付けられるため、面倒な会員登録をわずか数タップで完了することができます。例えば、月に数回利用する飲食店のアプリをスマホにダウンロードしておくことに抵抗があるユーザーや会員登録が面倒と感じるユーザーでも、LINEミニアプリなら抵抗なく利用してもらえるでしょう。

さらに、LINEミニアプリはスマホのホーム画面を邪魔することがないため、ユーザーにアンインストールされる可能性も低いです。使いたいときだけLINE上でサクッと起動できるLINEミニアプリは、ユーザーにとっての利便性が抜群です。

ユーザー行動データを入手できる

LINEミニアプリを導入するメリットには、ユーザー行動データを把握できることがあります。予約・購買などの行動データをLINEユーザーIDと紐付けて把握できるため、それをもとにさらなるサービス・マーケティング手法の改善に取り組めます。

紙のポイントカードや電話での来店予約、順番待ち発券機を使ったオペレーションでは手に入らなかった膨大なユーザー行動データが経営者にとって大きなメリットであることは言うまでもないでしょう。

LINEミニアプリのデリット

LINEミニアプリを導入するデメリットはほとんどありません。強いて言えば、「LINEを使っていないユーザーにはアプリを提供できないこと」が挙げられます。

LINEミニアプリは、LINEユーザーがLINEアプリ内でサクッと起動できることを強みとしているため、逆に言えばLINEを使っていない人には、サービスを提供できません。

ただし、LINEユーザー数は8,600万人と国内人口の68%以上を占めていることを考えると、それほど心配する必要はないでしょう。また、テーブルオーダーなど店舗内で利用するサービスの場合、スマホやタブレットを貸し出せば、LINEを使っていない顧客にもサービスを提供することが可能です。

LINEミニアプリの導入事例

続いて、飲食店におけるLINEミニアプリの導入事例を紹介します。

スシロー|受付・予約

株式会社あきんどスシローでは、LINEミニアプリで来店予約・順番待ち受付サービスを提供しています。

スシローは、以前より自社のネイティブアプリでも同じサービスを提供していましたが、「ネット予約はしない」「店内の順番待ち発券機を利用している」というライトユーザー向けにLINEミニアプリの提供を開始しました。

ネイティブアプリと比較してLINEミニアプリはより気軽に使ってもらいやすいことから、「オンライン顧客」の獲得に成功し、ライトユーザーの来店頻度が向上しました。

また、LINEミニアプリの導入により、順番待ちによる店内混雑の緩和をも実現し、コロナ対策への対応も高く評価されています。

アガリコ餃子|テーブルオーダー

株式会社BigBellyが運営する「アガリコ餃子 新宿小田急ハルク店」では、LINEミニアプリでテーブルオーダーを提供しています。業務の効率化や顧客・店員間の接触の最小化、顧客のリピート率向上などを目的に提供を開始した結果、店内での注文におけるLINEミニアプリの利用率は80〜90%と高い数字を記録しています。

また、テーブルオーダー時に自社の公式LINEアカウントを友だち追加してもらうことにより、顧客とオンライン接点を持つことにも成功しています。実際に、LINEミニアプリを導入してわずか1ヶ月足らずで、友だち数が1,000人も増えたそうです。

ユーザーにキャンペーン情報やデリバリー情報などを配信し、再来店やモバイルオーダーへとつなげ、確実に売上につなげている点もぜひとも参考にしたいポイントの一つでしょう。

LINEミニアプリの導入手順

続いて、LINEミニアプリの導入までの流れを紹介します。LINEミニアプリを開発するためには、LINE株式会社による許諾が必要ですので、しっかりと流れを確認しておきましょう。

エントリー

LINEミニアプリを提供するにあたって、まずは基本情報の登録を行います。基本情報の登録を済ませると、LINEミニアプリの最新情報や導入事例などの資料が届きます。

審査に必要な書類の準備

次に、LINEミニアプリで提供予定のサービスの企画書などを提出します。エントリーを済ませると企画書の雛形を送ってもらえるので、そちらを参考に書類の準備を進めましょう。

ちなみに、企画書に関する詳細は一般公開されていませんので、気になる方はエントリーしてみることをおすすめします。

サービス事前審査

必要な書類がそろったら、サービス事前審査に申し込みます。事前審査ではサービス内容全般を審査されますが、LINE公式は「店舗における“非効率”を解決・改善できるサービスを提供すること」を最重視しています。

オフラインとの関わりが薄いサービスや、ユーザーにとって面倒な手続きが多いサービスなどの場合、許諾に時間を要したり却下されたりする可能性が高くなります。

通常、事前審査の期間は1週間程度です。

ミニアプリの開発

サービス事前審査を通ったサービスのみ、アプリの開発へと進むことができます。

ミニアプリのリリース審査

リリース審査では、サービス提供会社の情報とアプリ開発会社の情報を提出します。リリース審査用の企画書の雛形も、サービス事前審査と同様にエントリー後に受け取ることが可能です。

ミニアプリのリリース審査は、2〜3週間程度かかります。

ミニアプリの提供開始

リリース審査に通ると、LINEミニアプリが公開され、サービスの提供が開始されます。

まとめ

今回は、LINEミニアプリのサービス内容や導入メリット、飲食店における導入事例などについて紹介しました。

LINEミニアプリは、顧客とのオンライン接点の獲得が重要視されるデジタル時代、そして3密回避や店員と顧客の接触の最小化が求められるコロナ禍において、飲食店がぜひとも導入したいサービスの一つです。

自社の特徴や課題に合わせたLINEミニアプリの活用方法を検討し、ユーザーとのつながり強化や売上の向上を目指しましょう。

ディップは自社で培った営業ノウハウと、多様なデジタルツールを組み合わせ、
お客様の企業収益向上に関わる全てを、専門担当制でのサポートを提案します。
人材の確保、デジタルツールの選定・導入、そのた企業収益向上に対してお気軽に問い合わせください。

CONTACT

ページ上部へ戻る