【2022】モバイルオーダーとは?店側・顧客側の導入メリット・デメリット│コボットLAB

【2022】モバイルオーダーとは?店側・顧客側の導入メリット・デメリット

モバイルオーダー

モバイルオーダーは、顧客のスマホを使った注文・決済を可能にするシステムです。感染対策やDXによる業務効率化の観点から、飲食店での導入が進んでいます。

モバイルオーダーを導入すると、お店側と顧客側にそれぞれどのようなメリットがあるのでしょうか?今回は、モバイルオーダーの概要と、お店側と顧客側の導入メリット・デメリットについて詳しく解説します。

モバイルオーダーとは?

モバイルオーダーとは、顧客がスマホで事前に注文・決済を行い、店舗で商品を受け取ることができるシステムのことです。システムには大きく分けて「店内型」と「店外型」があり、前者は店内での注文に、後者は店外(来店前)の注文に対応することができます。

モバイルオーダーは、活用方法によってはお店と顧客の双方に大きなメリットをもたらします。実際にマクドナルドやスターバックスをはじめ、さまざまな飲食店で導入が進んでいます。

モバイルオーダーの活用シーン

スマートフォンでデリバリーを注文する

モバイルオーダーは、具体的にどのように活用できるのでしょうか?ここでは、飲食店におけるモバイルオーダーの主な活用シーンを紹介します。

テイクアウト

モバイルオーダーは、顧客がスマホを使って店外から事前注文・決済できることから、テイクアウトでの活用に適しています。

顧客は店外から注文を行い、商品の準備状況を確認しながら都合の良いタイミングで来店して商品を受け取ることができます。顧客の待ち時間を減らすと同時に、事前に決済を済ませておくことで会計も不要になるというメリットがあります。

イートイン

モバイルオーダーは、システムによってはテーブルオーダーに対応し、店内注文システムのように活用できるものもあります。顧客はテーブルに設置されたQRコードなどを読み込み、スマホから注文や決済を行えます。

たとえば、マクドナルドでは、モバイルオーダーを使うことでレジに並ばずに商品を受け取ったり、テーブルから注文・決済をして商品を指定の座席まで運んでもらったりして店内飲食をすることができます。

モバイルオーダーを導入するメリット:お店側

ここからは、モバイルオーダーを導入するメリット・デメリットについて解説していきます。まずは、モバイルオーダーの導入でお店側が得られるメリットを紹介しましょう。

  • 店舗業務を効率化できる
  • 人手不足を解消できる
  • ユーザー情報を収集・管理できる

店舗業務を効率化できる

モバイルオーダーを導入すると、これまでスタッフが行っていたオーダー取りや会計といった業務が不要になります。そのため、店舗におけるあらゆる業務オペレーションの効率化が期待できます。

また、POSシステムと連携して在庫や売上管理までできるシステムを導入すれば、効率化できる業務範囲はさらに広がります。

人手不足が解消される

店舗業務を効率化できるというメリットに関連して、人手不足の解消も期待できます。モバイルオーダーで受けた注文に関しては、オーダー取りや会計といった業務が不要になるため、より少ない人数でお店を回せるようになります。

たとえば、ホールの人員を減らして調理作業に割り振るなど、人員配置を最適化することも可能でしょう。モバイルオーダーは、人手不足で悩む飲食店にとって心強いシステムです。

ユーザー情報を収集・管理できる

モバイルオーダーシステムでは、ユーザー情報や注文した商品の情報を収集・管理することができます。蓄積したデータを集客や販促に活用すれば、お店の顧客層にあったキャンペーンやプロモーションを実施することが可能です。

モバイルオーダーを導入するメリット:顧客側

モバイルオーダーを導入すると、顧客体験が大きく向上することがあります。ここでは、モバイルオーダーを導入するメリットを顧客目線で紹介します。

  • 待ち時間を軽減できる
  • 密・接触を避けられる
  • キャッシュレス決済ができる

待ち時間を軽減できる

モバイルオーダーを利用すると、顧客は列に並ばずに注文し、商品を受け取ることができます。テイクアウトの場合、商品の準備が完了したタイミングで来店できるので、待ち時間をなくせます。

これまでと比べて飲食店をよりスムーズに利用できるようになり、顧客体験ひいては顧客満足度の向上が期待できます。これは、店舗にとっても大きなメリットでしょう。

密・接触を避けられる

スマホ操作で注文から会計まで完結できるモバイルオーダーには、密・接触を避けられるというメリットもあります。店員との接触は商品の受け渡し時だけと、必要最小限に抑えられるため、コロナ禍でも感染予防の観点から安全安心に利用することができます。

キャッシュレス決済ができる

普段からキャッシュレス決済を利用している顧客にとって、モバイルオーダーは非常に利便性が高いといえます。事前にクレジットカードや電子決済情報を登録しておけば、手間なくスムーズに注文から決済までを完了させることができます。

モバイルオーダーを導入するデメリット:お店側

お店側と顧客側の双方にメリットがあるモバイルオーダーですが、実際に導入するにあたっては留意すべきデメリットも存在します。2つの注意点を解説します。

  • 手数料がかかる
  • モバイルオーダーに対応するため研修が必要

手数料がかかる

モバイルオーダーを利用するにあたっては、初期費用に加えて「サービス利用手数料」や「決済手数料」などの手数料がかかります。

導入により人件費の削減や、テイクアウト注文の増加といった嬉しい効果が期待できますが、手数料の方が高くついてしまっては元も子もありません。初期費用や月額利用料などの費用感は、導入に先立ってしっかりと検討しておく必要があります。

モバイルオーダーに対応するため研修が必要

モバイルオーダーを初めて導入する場合、料理の提供や受け渡しタイミングといった業務オペレーションの変更が必要になります。すでに働いているスタッフに、システムの使い方を教育したり、研修を行ったりする必要が出てくるでしょう。

また、顧客がモバイルオーダーを率先して使いたくなるような仕組み作りも不可欠です。顧客にとって使いやすいモバイルオーダーシステムを導入するのはもちろん、メリットや使い方をしっかりと認知してもらうよう努めましょう。

モバイルオーダーを導入するデリット:顧客側

モバイルオーダーを導入するにあたっては、顧客にとってデメリットが大きくないかも考慮する必要があります。ここでは、考えられる顧客側のデメリットを紹介します。

  • 現金支払いだと利用できないことがある
  • 使い慣れていないと面倒なことも

現金支払いだと利用できないことがある

モバイルオーダーの事前決済は、キャッシュレス決済のみ可とするものが多く、現金派のユーザーだと利用できないというデメリットがあります。

中には現金支払いに対応できるシステムもありますが、その場合「事前に決済を済ませられる」「会計業務が効率化される」といったメリットがなくなってしまうため、注意が必要です。

使い慣れていないと面倒なことも

モバイルオーダーを実装している店舗はまだあまり多くないため、モバイルオーダーのシステムを使い慣れていない顧客からすると、逆に面倒に感じてしまうこともあります。

「使い方がよくわからない」「アプリをインストール・起動するのが面倒」など、顧客の中には普段通りレジで注文する方がラクだと感じる方もいるでしょう。そのため、モバイルオーダーを導入すべきかなのかは、顧客層に合わせて慎重に検討する必要があります。

モバイルオーダーを導入できる主なサービス

ここでは、モバイルオーダーを導入できる主なサービス・システムを紹介します。

LINEミニアプリ

LINEミニアプリ

「LINEミニアプリ」は、日本の国内人口70%以上が利用するLINEアプリ上で、自社サービスを提供できるサービスです。提供できるサービスには、「モバイルオーダー」「テーブルオーダー」「デジタル会員証」などがあります。

「モバイルオーダー」に特化したLINEミニアプリを開発すれば、LINEを使ってモバイルオーダーを導入することができます。すでに多くの顧客が使っているLINE上で利用でき、新たにアプリをインストールする手間もかからないので、ユーザーへの負担が少ないのがメリットです。

LINEミニアプリは、開発不要のパッケージ開発や個別開発に対応しています。モバイルオーダーの他にも、お店で必要な機能を実装したアプリの導入が可能です。

公式サイト

Okage Go 店内版

Okage Go 店内版

「Okage Go 店内版」は、Okage株式会社が提供するモバイルオーダーサービスです。オーダー端末不要で初期費投資を抑えつつ、QRコードを活用したモバイルオーダーシステムを導入することができます。

直感的でわかりやすい操作画面で、お店と顧客の双方に負担なく導入することが可能です。また、同シリーズからは「Okage Go 店外版」というサービスも出ています。テイクアウト商品に特化したモバイルオーダーシステムを導入したい場合は、「Okage Go 店外版」がおすすめです。

公式サイト

ユビレジ QRオーダー&決済

ユビレジ QRオーダー&決済

「ユビレジ QRオーダー&決済」は、株式会社ユビレジが提供する店内モバイルオーダー・決済システムです。iPhoneやiPod touchを利用したオーダリングシステム端末「ユビレジ ハンディ」と組み合わせて利用することができます。

顧客は専用のQRコードを読み取るだけで、スマホから料理を直接注文することができます。卓上の端末が不要なため、低コストで導入できるのもおすすめポイントです。

公式サイト

まとめ

モバイルオーダーの概要や導入のメリット・デメリットを解説しました。モバイルオーダーの導入には、オーダー取りや会計といった業務を効率化し、人手不足を解消できるというメリットがあります。

また、顧客にとっても利便性が高いことから、顧客満足度の向上も期待できます。人手不足でお悩みの飲食店にとって非常にメリットの大きいシステムですので、導入を検討してみると良いでしょう。

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