【2023】飲食店での集客アイデア12選!目的別のアナログとデジタルの集客手法│コボットLAB

【2023】飲食店での集客アイデア12選!目的別のアナログとデジタルの集客手法

飲食店が集客を成功させるには、業種や客層、エリアなどに合った集客のアイデア出しと実装が欠かせません。しかし、集客手法は年々多様化していることもあり、「良いアイデアが思い浮かばない」「どの手法を選ぶべきかわからない」などとお悩みの飲食店経営者の方は少なくないでしょう。

そこで今回は、飲食店での集客アイデアの選び方のポイントと、目的別おすすめの集客手法を紹介します。

飲食店での集客アイデアの選び方

飲食店での集客において、闇雲に施策を打つだけではなかなか効果は上がりません。そこでまず、飲食店での集客アイデアの選び方を紹介します。

  • 集客する目的は何か
  • アプローチしたい顧客層は誰か
  • 開業してどのくらい時間が経っているか

集客する目的は何か

飲食店で集客するにあたっては、「何のために集客するのか」という目的を明確にすることが大切です。というのも、集客はあくまでも目的を達成するための「手段」だからです。集客することが目的になってしまうと、お店に最適な手法を選びにくくなってしまうので注意が必要です。

たとえば、集客の目的が「立ち寄り客を増やすこと」なら、インターネットで宣伝するより、店頭に魅力的な看板やウェルカムボードを設置する方法が適しています。選ぶべき手法は目的によって大きく変わってくるため、まずは集客の目的を見直すところから始めてみましょう。

アプローチしたい顧客層は誰か

次に、アプローチしたい顧客層に合わせて集客アイデアを選ぶことも大切なポイントです。ターゲットを明確にしておくことで、特定の顧客層にお店の魅力を伝えられる手法を選びやすくなります。

たとえば、50代男性を集客したい場合、50代男性が多く利用しているグルメサイトを使ったり、50代の既存顧客に「紹介割引制度」を案内したりするなど、顧客のニーズや消費行動に応じた集客手法を選ぶと効果的でしょう。集客をするにあたっては、アプローチしたい顧客層を意識することが大切です。

開業してからどのくらいの時間が経っているか

「店舗を開業してからどのくらいの時間が経っているか」も、集客アイデアを選ぶ際の良い判断材料になります。

たとえば、開業したばかりのお店なら、既存顧客のリピートを促すよりも先に新規顧客の確保に注力すべきでしょう。逆に、開業してから長い月日が経っているお店なら、新規顧客の獲得に加えて、これまでお店を利用してくれた既存顧客の再来店を促すことにも重点的に取り組むべきだと言えます。

一般的には、既存顧客は一度お店を利用したことがあるため、新規顧客と比較して集客がしやすい・集客のコストを抑えやすいと言われています。開業からの時間経過やタイミングを見計らって、新規顧客と既存顧客向けの施策を使い分けることが大切です。

飲食店向け集客アイデア一覧表

飲食店向けの集客アイデアを「新規顧客・既存顧客向け」「デジタル・アナログ手法」に分けて一覧表にまとめました。

デジタル手法アナログ手法
新規顧客向け・Googleマイビジネス
・グルメサイト
・SNS
・看板・ウェルカムボード
・交通広告
・チラシ
既存顧客向け・メルマガ
・LINE公式アカウント
・デジタルクーポン
・ダイレクトメール
・ポイントカード
・紹介割引制度

以下では、これら12個の集客アイデアについて順に詳しく紹介していきます。

飲食店向け集客アイデア:新規顧客×デジタル手法

飲食店における新規顧客の獲得を目的としたデジタルの集客手法を3つ紹介します。

Google ビジネスプロフィールへの登録

Google ビジネスプロフィールは、GoogleやGoogle マップの検索結果に自店舗の情報を掲載できるビジネス向けサービスです。特にGoogle マップは、ユーザーの現在地を起点に周辺のお店が表示される仕組みになっているので、来店見込みの高い顧客に見つけてもらいやすいという特徴があります。

Google ビジネスプロフィールは無料で利用できるので、集客に力を入れたい飲食店なら登録しておいて損はないでしょう。

ただし、Google ビジネスプロフィールでしっかり集客していくには、検索順位を高めることが不可欠です。そのためには、評価や口コミに返信したり、料理の画像を投稿したり、店舗情報を更新したりと、こまめに運用していく姿勢が大切です。

グルメサイトの利用

飲食店を探しているユーザーが多く利用するグルメサイトは、飲食店が新規顧客を集客する場として適しています。グルメサイトとは、全国の飲食店の情報やランキングなどをまとめたサイトのことで、圧倒的な集客力を持っています。

実際に、公正取引委員会が実施した調査によると、飲食店選びにグルメサイトを利用しているという消費者は54%にも及ぶことがわかっています。

グルメサイトに登録し、お店の基本情報やメニュー情報などを公開することで、飲食店を探しているユーザーにお店を見つけてもらうことができます。また、多くのグルメサイトには、クーポン発行やウェブ予約、口コミ評価機能など、集客に役立つ便利機能も充実しています。

ただし、グルメサイトには無料会員と有料会員の区分があり、すべての機能を使うためには有料プランへの加入が必要になることが一般的です。月1万円〜のまとまった費用が必要になるため、予算に合わせて必要なプランを見極めることが重要です。

SNS(TwitterやInstagramなど)の運用

TwitterやInstagramなどのSNSで自店舗のアカウントを運用して、お店の情報を発信する方法です。SNSは拡散力が高く、飲食店を探すために利用しているユーザーも多いことから、自店舗を知ってもらうきっかけ作りにもってこいです。

特に写真に特化したSNSであるInstagramは、料理やお店の魅力を視覚的に伝える場として適しています。“インスタ映え”を意識した写真を、位置情報やハッシュタグを付けて投稿すれば、Instagramはかなり有効な集客手段となるでしょう。

飲食店向け集客アイデア:新規顧客×アナログ手法

続いて、飲食店での新規顧客の獲得に向いているアナログの集客手法を紹介しましょう。

看板・ウェルカムボードの設置

看板やウェルカムボードの設置は、立ち寄り客の獲得に効果的な集客手法です。

看板は、通りがかった人にお店の存在に気づいてもらうために設置します。事前に利用するお店を決めておらず通りかかったお店に入るというユーザーは一定数存在するので、通行人の目に入りやすい場所に看板を設置するといいでしょう。

また、その日のイチ押しメニューやセール情報などを記載したウェルカムボードを設置しておけば、お店を利用するかどうか迷っている顧客の背中を一押しすることができます。顧客の興味を引くことができるように、魅力的かつわかりやすいウェルカムボードを作成しましょう。

交通広告の出稿

交通広告とは、公共交通機関の乗り物や駅構内などに出稿する広告のことです。電車広告や駅広告、バス広告、タクシー広告など、さまざまな種類があります。

交通広告は、駅や掲載場所によってターゲットの属性をある程度絞ることができるのがメリットです。たとえば、最寄り駅構内に広告を掲載すれば、店舗近隣をよく利用するユーザーのブランド認知を高め、さらには集客へとつなげることができます。

多くの人が日常的に利用し、移動中に自然と目にする交通広告は、人々に繰り返し訴求しやすいことから、飲食店に向いている集客手法の一つです。

チラシのポスティング

紙のチラシを近隣住民の家にポスティングする方法です。新規顧客だけでなく、既存顧客や休眠顧客へも幅広くアプローチすることができ、特にインターネットを利用していない層への集客に向いています。

クーポンを付けたチラシをポスティングすれば、利用時にクーポンを回収する形で集客効果を測定することも可能です。ただし、ポスティングではデジタル手法のようにターゲット層を絞って配布することができないため、その分ムダ打ちも多くなりがちです。

ターゲット層が比較的多く住む地域に絞ってポスティングを行うなどの工夫が必要でしょう。

飲食店向け集客アイデア:既存顧客×デジタル手法

デジタルクーポン

飲食店が集客力を高めるためには、新規顧客の獲得と並行して、既存顧客のリピート率を高めていくことが重要です。ここでは、既存顧客に向けたデジタルの集客手法を3つ紹介しましょう。

メルマガの配信

メルマガは、予約時やアンケート記入時にメールアドレスを登録した顧客に向けて、お得情報やお知らせを配信して来店の動機を作る集客アイデアです。

近年では、SNSやLINE公式アカウントなどでのコミュニケーションが主流になりつつありますが、SNSを利用していない顧客層にリーチできることはメルマガのメリットです。

ただし、メルマガを配信するには顧客にメールアドレスの提示とメルマガ配信の希望をしてもらう必要があるため、実装までにはやや手間と時間がかかります。既に顧客のメールアドレスを取得している店舗なら、メルマガ配信はうってつけの集客手法でしょう。

LINE公式アカウントの開設・運用

LINE公式アカウントは、国内人口の70%以上が利用するLINEを使って集客・来店促進ができるサービスです。現在、飲食店を含む37万以上の企業・店舗がビジネスに活用しています。

LINE公式アカウントでは、自店舗の公式アカウントを作成し、顧客に登録してもらうことで、メッセージやクーポンを配信したり、ショップカードなどの便利機能を提供したりできます。オプション機能を使えば、LINEのプロフィール画面に予約の導線を設置し、LINEアプリ上で予約を受け付けることも可能です。

集客や販促、来店促進などに関するさまざまな施策を打ち出せるLINE公式アカウントは、飲食店での集客にぴったりのツールです。

まずは無料の「フリープラン」から誰でも無料でアカウントを作成することができます。既存顧客の来店を促すためのツールを探している方や、既存顧客とのつながりを強化したい方におすすめです。

デジタルクーポンの配信

デジタルクーポンは、顧客の来店意欲を高めるのに適した集客アイデアの一つです。デジタルクーポンとは、従来の紙のクーポンをデジタル化しスマホで発行・管理・利用できるようにしたもののことです。

店舗側は、アプリやSNS、グルメサイトなどを通して発行し、顧客は利用時にスマホを提示するだけでクーポンを利用できます。紙のクーポンと比較して利便性が高く、多くの顧客に利用してもらいやすい、クーポンの印刷・発行コストを抑えられるといったメリットがあります。

また、店舗アプリなどを使えば、お店を最近利用していない顧客にもプッシュ通知でクーポンを届けることができるため、休眠顧客の掘り起こしにも最適です。

飲食店向け集客アイデア:既存顧客×アナログ手法

続いて、既存顧客をアナログ手法で集客するアイデアを3つ紹介しましょう。

ダイレクトメールの配布

既存顧客の来店促進や休眠顧客の掘り起こしには、ダイレクトメールの郵送が効果的です。ダイレクトメールの配布は、すでにお店を利用したことがある既存顧客を対象に行うため、比較的高い費用対効果が期待できます。

たとえば、季節限定キャンペーン実施期間や新メニュー販売開始、顧客の誕生日など、タイミングを見計らって配布すれば、効果的に来店の動機を作ることができます。

ダイレクトメールは、昔から長く利用されている集客手法の一つです。デジタル手法が主流になりつつある今でも、上手に活用すれば集客アップにつなげることができるでしょう。

ポイントカードの導入

ポイントカードは、既存顧客のリピートを促すのに効果的な集客アイデアの一つです。来店や購入金額に応じてポイントを付与し、貯まったポイントと引き換えに特典を提供することで、「ポイントが溜まるからあのお店を利用しよう」と再来店のきっかけを作ることができます。

ポイントカードを活用する際のコツは、ポイントや特典付与のハードルを高く設定しすぎないことと、魅力的な特典を用意することです。

ポイントが全然貯まらなかったり、特典が魅力的でなかったりすると、顧客のモチベーションが下がってしまいます。平均的な客単価や来店頻度などから考えて、顧客がモチベーション高く利用できるようなポイントカードを導入できるといいでしょう。

なお、最近ではポイントカードをデジタル発行するサービスも多く登場しています。「紙のポイントカードは作成や管理が大変……」などとお悩みなら、ポイントカードのデジタル化も視野に入れてみましょう。

紹介割引制度の実施

紹介割引制度の実施も、既存顧客のリピート率を高めるのに効果的なアイデアの一つです。お店を知人に紹介すると、紹介した人・紹介してもらった人が割引を受けられるような制度を設けることで、リピート顧客および新規顧客を同時に取り込むことができます。

飲食店の集客において、既存顧客の「口コミ」は非常に強い集客手法です。紹介割引制度は、既存顧客に口コミ・評判を広げてもらい、既存顧客に家族や知人を連れてきてもらえるなど、飲食店にとってメリットの大きい集客手法です。

飲食店で効果的に集客するポイント

続いて、飲食店で効果的に集客していくためのポイントを解説します。

  • 既存顧客を分析する
  • 効果を測定しPDCAを回す

既存顧客を分析する

新たにお客さんを集客するにあたっては、まず現在お店を利用してくれている既存顧客を分析して属性やニーズを把握することが大切です。既存顧客を分析することによって、お店の特徴や強み、積極的にアプローチすべきターゲット層が見えてきます。

たとえば、「30代の主婦層の利用が多い」とわかれば、主婦が利用しやすい時間帯にセットメニューを販売したり、土日にお子様メニュー割引クーポンを発行したりといった施策が集客につながりやすいと予測できます。

既存顧客に似た新たな顧客層を対象に効率良く集客できるように、まずは現在の既存顧客の分析に力を入れてみましょう。

効果を測定しPDCAを回す

飲食店が集客力アップを目指すには、集客施策を行った後に効果を測定し「PDCAサイクル」を回すことがポイントです。実施した施策の集客効果を測定し、何度も改善を重ねることで、だんだんと集客の精度を高めていくことができます。

  • Plan(計画)集客の戦略を立てる
  • Do(実行):集客を行う
  • Check(評価):集客の効果を測定する
  • Action(改善):評価結果をもとに集客施策を改善する

どんなに繁盛している飲食店でも、最初から最も効果的な集客施策を知っていたわけではないでしょう。改善を繰り返しながら、自店舗に合った集客施策を見つけ、集客の精度を高めていくことを心がけましょう。

まとめ

飲食店での集客アイデアの選び方や、具体的な集客手法について詳しく解説しました。飲食店での集客では、新規顧客の集客と既存顧客の維持を並行して、さらにはデジタル手法とアナログ手法を組み合わせながら取り組んでいくことが大切です。

今回お伝えした内容を参考に、業種や客層、エリアなどに合った集客のアイデア出しと実装を行い、集客力を高めていきましょう。

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LINEミニアプリの制作や各種設定は弊社が代行するため、手間なくお店のポイントカードを実装していただけます。なお、ポイントカードは来店や1日1回のログインでポイントがどんどん貯まる仕組みになっているため、効果的に再来店を促進することが可能です。

飲食店での集客でお困りの方や、既存顧客のリピート率向上、および常連客の獲得を課題とする飲食店経営者の方は、ぜひ当社ディップ株式会社までお問い合わせください。

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