インスタグラムで店舗の宣伝をしようと検討している方のなかには、「インスタグラム広告とは?」「宣伝効果や費用はどれくらい?」といった疑問を持つ方もいるでしょう。
インスタグラム広告とは、Meta社のSNS「Instagram」上で配信される広告のことです。インスタグラム広告を活用すると、お店やブランドの認知度アップ、新規顧客の集客といった効果を期待できます。
今回は、インスタグラム広告の特徴や得られる効果、費用の目安や広告の出し方などについてわかりやすく解説します。
Instagram(インスタグラム)広告とは?
Instagram(インスタグラム)広告とは、Meta社(メタ社)が提供するSNS「Instagram」上で配信される広告のことです。画像や動画による視覚で魅力が伝わるコンテンツを、ユーザーに届けることができます。
フィードやストーリーズ、リールなど多様な掲載形式があり、ターゲットの興味関心や行動データを活用した精度の高い広告配信が可能です。
Instagram広告は、企業や個人がブランド認知や商品・サービスの販売促進を目的として活用しており、効果的なマーケティング手法の一つとされています。
Instagram(インスタグラム)広告の特徴

続いて、Instagram広告の特徴について詳しくみていきましょう。
広告の配置場所が充実している
特徴の1つ目は、広告の配置場所が充実していることです。
ユーザーの通常投稿が表示される「フィード」に加えて、
・24時間限定でフル画面の投稿を配信できる「ストーリーズ」
・ユーザーの興味・関心に基づいたおすすめ投稿が表示される「発見タブ」
・フル画面の動画がユーザーの興味・関心に基づいて表示される「リール」
の4箇所に広告を配信できます。
そのため、広告のターゲット層や目的、広告サイズ、内容などに合わせて、配置場所を使い分けることが可能です。
たとえば、臨場感のあるフル画面の広告を配信したいなら「ストーリーズ」か「リール」、広告色の薄いナチュラルな投稿でアピールしたいなら「フィード」または「発見タブ」を選ぶと良いでしょう。
細かく精度の高いターゲティングが可能
詳細かつ精度の高いターゲティングができることも、Instagram広告の特徴の一つです。Facebookが持つユーザーデータを活用しているため、「興味・関心」「年齢」「性別」「行動」といった細かなターゲティングができます。
また、「カスタムオーディエンス」では、メールアドレスや電話番号といった情報からお店の既存顧客に向けて広告を配信することも可能です。お店のターゲット層に確実にアプローチできるという点において、Instagram広告は優れています。
視覚的な訴求に優れている
Instagram広告は、他の広告媒体と比べて視覚的な訴求に優れています。そのため、実際の商品や店舗があるビジネスとの親和性が高い広告といえます。
画像や動画を中心としたコンテンツはユーザーの興味を引きやすく、お店の雰囲気やブランドの魅力を直感的に伝えることが可能です。
適切なターゲティング設定やクリエイティブの改善により、費用対効果の最大化を期待できるでしょう。
予算を抑えて運用できる
Instagram広告には、予算を抑えて運用できるという特徴もあります。Instagramアカウントさえあれば、初期費用や月額費用は一切不要で、好きなタイミングで予算に合わせて広告を配信することが可能です。
また、Instagram広告は、1日あたり最低100円(為替相場の変動あり)から出稿できます。「広告を出してみたいけど、あまり予算を確保できない」「まずは少額から、SNSに広告を出したい」という飲食店経営者の方は、ぜひInstagram広告を活用しましょう。
Instagram(インスタグラム)広告で得られる効果

では、Instagram広告を配信すると、どのような効果が得られるのでしょうか?続いては、Instagram広告の効果について紹介しましょう。
お店・ブランドの認知度アップ
Instagram広告は、お店およびブランドの認知度アップに効果的です。「お店のことを認知していないけど、知れば来店してくれるであろう」という潜在顧客層に向けて広告を配信することで、お店の認知度アップを期待できます。
かなりの人気アカウントでない限り、Instagram上で自分をフォローしていないユーザーに自然にアカウントを見つけてもらうことは難しいです。そのため、まずは広告でユーザーの目に触れることで、認知度アップを図りましょう。
新規顧客の集客
Instagram広告で得られる効果の2つ目は、新規顧客の集客効果です。
通常投稿の場合、既存顧客にアプローチすることはできても、新規顧客を創出することは容易ではありません。しかし、Instagram広告を活用すれば、新規見込み顧客の獲得が期待できます。
特に、ターゲティングの一つである「類似オーディエンス」では、既存顧客と類似しているユーザーに絞って広告を配信することが可能です。類似オーディエンスを使ってリーチの質を高めることで、効率良く見込み顧客へのアプローチができます。
コンバージョンの獲得
Instagram広告は、ただユーザーにお店の存在を認識してもらうだけでなく、実際に「問い合わせ」や「予約」「来店」などのアクションを促すことも可能です。
広告を配信する際に「予約する」などのボタンを設置することで、効果的にWebサイトでの問い合わせや新規予約といったコンバージョンを獲得できます。
Instagramは「他の媒体と比較して、アクションを起こす人の“購入額”が高い傾向にある」と言われており、うまく利用すれば高い成果を得られるでしょう。
Instagram(インスタグラム)広告の種類
Instagram広告には8つの種類があります。ターゲットや目的に合わせて広告形式を使い分け、広告効果の最大化をしましょう。ここからは、各広告形式のそれぞれの特徴についてみていきます。
ストーリーズ広告
Instagramの機能「ストーリーズ」上に配信できる広告です。ストーリーズとは、リアルタイムの情報の配信に向いている24時間限定の投稿機能のことです。広告がスマホに全画面表示されるため、ユーザーの注目を集めやすいというメリットがあります。
写真広告
写真広告はフィードに表示される最もシンプルな広告です。写真を通してお店や商品の魅力を視覚的に訴えるのに適しています。
動画広告
動画広告は写真広告の「動画」バージョンです。リールなら最長15分、他の配置場所だと60分までの動画を通して、お店の雰囲気や料理の魅力を伝えることができます。
カルーセル広告
カルーセル広告では2枚以上の写真をスライドショーのように掲載でき、それぞれに別のリンクもつけられます。複数の商品を宣伝したり、より多くの情報を伝えることができます。
コレクション広告
コレクション広告は複数の商品を1つの投稿にまとめて宣伝することに特化した広告です。商品カタログのように表示され、カルーセル広告よりも商品を掲載することに特化した広告形式です。
ショッピング広告
Instagramのショッピング広告はショッピング機能を活用した広告機能で、画像広告や動画広告に直接購入リンクを設定できます。ユーザーは投稿内の商品タグをタップするだけで、商品の詳細ページやECサイトにアクセスできるため、スムーズな購入手続きが可能です。
フォロワー以外のユーザーにも商品をアピールでき、ブランドの認知度向上や売上拡大につながります。
Instagram(インスタグラム)広告の費用・課金方式
続いてInstagram広告にかかる費用と主な課金方式について解説します。課金方式とは広告の費用が決まる仕組みのことで、広告の目的によって課金方式は異なります。
CPC(クリック課金)
CPCとは“Cost Per Click”の略で、「クリック課金」を意味します。クリック課金の場合、広告がクリックされたときのみ費用が発生します。自社のホームページや予約サイトに誘導することを目的とした広告配信に最適です。
広告がクリックされない限りは費用が発生しないため、一定程度関心があるユーザーに対してのみ費用をかけられるのが特徴です。
CPM(インプレッション課金)
CPMとは“Cost Per Mile ”の略で、日本語では「インプレッション課金」と呼ばれます。広告が1,000回表示された時の金額があらかじめ決められており、それを基準に費用が発生します。
実際に、「注文」や「来店」などのコンバージョンが発生しても追加で課金されることがないため、比較的安価で始められることが特徴です。ただし、逆にコンバージョンにつながらなくても費用がかかるため、主に「認知拡大」や「リーチ」を目的とした広告配信に適しています。
CPV(動画視聴課金)
CPV(Cost Per View)は動画視聴に基づく課金方式で、動画広告が一定の秒数以上再生されるごとに費用が発生します。
動画がある程度視聴された際にのみ費用が発生するため、認知度の向上に適した形態です。
CPA(アクション課金)
CPAとは“Cost Per Action”の略で、アプリのダウンロードや商品の購入など、特定のアクションに基づいて費用が発生します。成果を重視した課金形態で、他の課金形態と比べて費用は割高になります。
Instagram(インスタグラム)広告の費用相場と予算設定のポイント
では、Instagram広告を出す際にいくらかかるのか、必要な予算について紹介します。
最低予算
まず、Instagram広告の最低(最少)予算は、1日あたり1ドル(約100円)です。少ない予算でも広告出稿を始められることが、Instagram広告の強みの1つとなっています。
しかし、1日100円〜500円などと少額の予算では思ったような効果が得られないことが懸念されます。
予算はいつでも手軽に変更できるので、まずは少額からはじめてみて、徐々に予算を増やしていくといった運用方法も良いでしょう。
現実的に必要な予算
Instagram広告の費用は、広告の目的、ターゲット層、広告の品質、競合状況などによって大きく変動します。クリック課金の単価の目安は、一般的に40~100円です。つまり、1万円の予算で100~250回程度、10万円の予算で1,000~2,500回程度のクリックが期待できます。
また、広告が1,000回表示された場合のコストは500~1,000円程度、動画広告のコストは1再生当たり4~7円程度が相場と言われています。これらの相場を参考に、広告配信の目的やターゲットに合わせて、必要な予算を試算することが大切です。
Instagram(インスタグラム)広告の出し方
続いて、Instagram広告の出し方を、順を追って詳しく解説していきます。
Instagramにてビジネスアカウントを作成する
まず、Instagramで広告を配信するには、「ビジネスアカウント」が必要です。以下の手順に沿って、ビジネスアカウントを作成しましょう。
アカウント作成
1. スマートフォンの場合はアプリをダウンロードする 2. 電話番号またはメールアドレスを入力する 3. 認証コードを入力する 4. パスワードを設定する 5. 誕生日を設定する 6. 表示名とユーザーネームを設定する |
これでアカウントの作成は完了です。ただし、このままだと「個人アカウント」の扱いとなり、広告の出稿はできません。以下の手順に沿って、「ビジネスアカウント」への切り替えを行いましょう。
ビジネスアカウントへ切り替え
1. アカウントプロフィールの名前の下にある「プロフィールを編集」をタップする 2. 「プロアカウントに切り替える」をタップする 3. カテゴリを選択する 4. 「ビジネス」を選択する 5. 必要に応じて連絡先情報の入力をする 6. Facebookとリンクさせる |
ちなみに、Instagramはスマホ向けのサービスなのでスマホアプリでの登録が便利です。iOSの場合は「App Store」、Androidの場合は「Google Play ストア」からアプリをダウンロードしましょう。
Facebookページと連携する
次に、作成したInstagramアカウントとFacebookページを連携します。Instagram広告を作成する際に「Facebookの広告入稿ページ」を使うため、紐付けが必要となります。そのため、Facebookページを持っていない場合は、あらかじめ作成しておくことをおすすめします。
InstagramアカウントとFacebookページの連携は、次の手順で行えます。
1. Instagramを開き、プロフィールにアクセスする 2. 「プロフィールを編集」をタップする 3. 「ビジネスの公開情報」セクションで「ページ」を選択する 4. 「Facebookページをリンクまたは作成」のポップアップで「次へ」をタップする 5. 「Facebookにログイン」をタップし、リンクしたいFacebookページを選択するか、「新しいFacebookページを作成」を選択する 6. ページを選択したら「リンクする」をタップするか、新しいFacebookページを作成した場合は「作成」をタップする |
「ビジネスマネージャ」アカウントを作成する
ビジネスマネージャとは、FacebookとInstagramの広告の作成・管理に特化したビジネスツールのことです。ビジネスマネージャは、広告の作成と管理の業務効率を格段に向上させてくれるため、次の手順でアカウントを作成しましょう。
1. デスクトップブラウザでMetaビジネスマネージャにアクセスする 2. 「アカウントを作成」をクリックする 3. 個人用Facebookアカウントでログインする 4. ビジネス情報(ビジネスポートフォリオ名、氏名、ビジネス用メールアドレス)を入力する 5. [送信]または[作成]をクリックする |
広告を入稿する
ここまでで、Instagram広告を出すための下準備ができました。ここからは、実際に広告の種類を決めたり予算を設定したり、広告の入稿作業を行っていきます。
キャンペーン(目的)の作成
まず、広告のキャンペーンを作成します。キャンペーンとは簡単に言えば広告を配信する「目的」のことです。広告の配信目的を明確化させてからキャンペーン作成をすることで、広告効果を最大化できます。キャンペーンの作成手順は、次のとおりです。
1. Meta広告マネージャを開く 2. 「+キャンペーンを作成」ボタンをクリックする 3. 購入タイプとして「オークション」または「予約」を選択し、「次へ」をクリックする 4. [キャンペーンの目的を選択]の下のドロップダウンメニューから広告の目的を選択し、「次へ」をクリックする |
この段階で、ページの右側にキャンペーンスコアが表示される場合があります。これはキャンペーンの最適化度合を公開前に予測するもので、下書き中に確認して推奨事項を適用することができます。
なお、目的は以下の6つに大別されます。
認知度 | ブランドの認知度アップ リーチ 動画再生数 来店数の増加 |
トラフィック | トラフィック |
エンゲージメント | エンゲージメント 動画再生数 メッセージ コンバージョン |
リード | リード獲得 メッセージ コンバージョン |
アプリの宣伝 | アプリのインストール |
売上 | コンバージョン カタログ販売 |
Instagram広告には、「ブランドの認知度アップ」や「来店数の増加」など、実店舗を運営する経営者にとって嬉しい配信目的がそろっています。どれを選ぶかによって、広告の効果が大きく変わってくるため、慎重に検討しましょう。
キャンペーン設定
次に、キャンペーン設定を行ないます。
1. 利用可能な場合は、「キャンペーン設定を選択」で該当する項目を選択し、「次へ」をクリック 2. 「キャンペーン名」のテキストボックスにわかりやすい名前を入力 3. 該当する場合は広告カテゴリを選択する 4. 「キャンペーン予算」または「広告セットの予算」を選択 5. キャンペーン予算を選択した場合は、「1日の予算」または「通算予算」を選び、金額を入力 6. 必要に応じてA/Bテストを設定するには、「A/Bテスト」をオンに切り替える 7. 「次へ」をクリックして広告セットの作成へ進む |
広告セットの作成
キャンペーンの設定が完了したら、次は広告セットを作成します。広告セットでは、ターゲティングや配置などより具体的な設定を行ないます。ターゲティングの設定手順は次のとおりです。
1. 「広告セット名」のテキストボックスにわかりやすい名前を入力 2. 利用可能な場合は、コンバージョンの場所を選択するか、アプリ名を入力 3. パフォーマンスの目標を選択(利用可能な場合) 4. Facebookページが表示されている場合は、ビジネスを表すページを選択 5. 必要に応じて「ダイナミッククリエイティブ」をオンに切り替える (2024年6月以降、一部の目的では使用できなくなります) |
予算・掲載期間の設定
Instagram広告では、「1日の予算」または「通算予算」の設定が可能です。1日の予算とは、1日あたりの平均予算のことで、日割りで細かな予算を決めておきたい際に便利です。「Instagram広告でかかる費用・必要な予算は?」という章で紹介した相場を参考に、予算・掲載期間を設定しましょう。
1.「1日の予算」または「通算予算」を選択する 2. 「スケジュール」で広告の掲載開始日を設定する 3. 予算スケジュール・広告スケジュールを設定する場合は「その他のオプション」をクリックする |
オーディエンス設定
次に、オーディエンスを定義します。
1. 「オーディエンス管理」セクションと「Advantage+オーディエンス」セクションに入力する 2. 年齢、性別、地域などの条件でターゲットオーディエンスを定義する |
配置設定
広告の配置設定を行ないます。
1. 「Advantage+配置」を使用して自動最適化するか、「手動配置」で個別に選択する 2. 配置を変更するには、「Advantage+配置」にポインターを重ねて「編集」を選択する 3. 「次へ」をクリックして広告作成に進む |
クリエイティブの作成
最後に、広告の「クリエイティブ」を作成します。クリエイティブとは、簡単に言えば広告のデザインのことです。おおまかな手順は次のとおりです。
1. 「広告名」のテキストボックスにわかりやすい名前を入力する 2. FacebookページとInstagramアカウントを選択してビジネスを表示する 3. 広告設定をする 4. クリエイティブ内容(画像や動画など)を設定する 5. 広告をプレビューする 6. 広告を保存または公開する |
審査・支払い
広告の作成や編集が終了したら、自動的に審査が始まります。審査の内容は、広告のデザインや文章、リンク先などがMeta社の広告ポリシーに反していないかチェックするというものです。
通常の場合、24時間以内で審査が完了しますが、内容によっては時間がかかる場合もあります。万が一、審査に通らなかった場合は、広告を修正して再度審査に出す必要があります。
審査に通過するためには、禁止されているコンテンツや表現を避け、ポリシーに準拠した内容の広告作成を心がけることが重要です。
なお、Instagram広告では、次の4通りの支払い方法が可能です。
・クレジットカード(American Express、JCB、Mastercard、Visa)
・デビットカード(American Express、JCB、Mastercard、Visa)
・PayPal
・オンライン銀行振り込み
Instagram(インスタグラム)広告で成果をあげる・効果を出すポイント

続いて、Instagram(インスタグラム)広告でしっかりと効果を出し、成果をあげるためのポイントを3つ紹介します。
ターゲットと目的を明確にする
Instagram広告を出稿する際、ターゲットと目的を明確にすることは、基本であると同時に極めて重要なポイントの一つです。広告というのは、「どんなユーザーに届けたいのか」「誰に向けて出すのか」を明確にしないと、訴求内容がぶれ、効果が出にくくなってしまいます。
お店のターゲット層に刺さる広告を配信するには、「狭く深く」を意識して、できるだけ細かくターゲット像を設定することが大事です。
たとえば、20代の会社員をターゲットとする場合と、30代の主婦を狙う場合とでは、最適な広告クリエイティブや配信設定は大きく変わってきます。また、広告を出すことで認知度アップを図りたいのか、それともInstagram経由の新規予約を獲得したいのかなど、目的も明確に設定するようにしましょう。
広告写真・クリエイティブにこだわる
視覚的な訴求に長けているInstagram広告で成果をあげるには、広告写真やクリエイティブのビジュアルにとことんこだわることが重要です。プロの写真家に撮影してもらった写真を使ったり、写真に文字入れなどの加工を施したりするなど、お店や商品が魅力的に見えるようにしましょう。
また、複数のクリエイティブで悩んだ場合は、「ABテスト」を実施することもおすすめです。ABテストとは、2つの広告パターンを比較して、どちらがより効果的かを測定する方法のことです。Meta広告マネージャを活用すれば、Instagram広告のABテストを実施することができますので、ぜひ試してみてください。
広告の予算を低く設定しすぎない
低予算で広告を出稿できることは、Instagram広告の魅力の一つです。しかし、だからといって予算をあまりにも低く設定しすぎてしまうと、十分な広告掲載数を確保できないことがあります。
広告出稿に慣れないうちは、予算を低めに設定するのも良いですが、コストを抑えようとするあまりに最適な予算戦略からかけ離れないように注意しましょう。Instagram広告でかかる予算の章でもお伝えしたように、まずは少ない予算から始めてみて、徐々に予算を最適化していくことが得策でしょう。
飲食業界でのインスタ成功事例
ここまでで、Instagram広告の費用や出し方を理解していただけたことでしょう。次に、「そもそもインスタでどんな広告を出せば良いの?」とお悩みの方に向けて、飲食店のインスタ活用事例を2つ紹介します。
お店の雰囲気や料理の見せ方で参考になるアカウントを紹介します。広告の作成や広告配信のイメージ作りにぜひお役立てください。
喫茶 ニカイ
喫茶ニカイの公式Instagramアカウントでは、期間限定の手作りケーキや新メニューのドリンクなど、心を込めたメニューの魅力を発信しています。
店内のレトロ調の家具や照明、食器など、レトロと新しさが調和した独特の空間も紹介されており、アンティークな装飾品が織りなす独特の世界観が、見る人々を非日常へと誘います。
焼肉ちゃんぷ 吉祥寺店
焼肉ちゃんぷ吉祥寺店の公式Instagramアカウントでは、厳選された新鮮な和牛の魅力を鮮やかな写真とともに発信しています。特選カルビやユッケビビンバなど、看板メニューの美しい盛り付けや調理過程も紹介され、店舗ならではの臨場感を発信しています。
落ち着いた雰囲気の店内も紹介されており、デートや家族での利用にも最適な空間であることが伝わります。
Instagram広告で得た認知を成果に繋げるためのツール
実店舗をかまえている場合では、Instagram広告で認知度を高めたら、来店まで繋げて実際の成果にしていきたいものです。お店やアカウント自体を知ってもらえたら、そこからどう来店、または予約してもらうかまであわせて考えましょう。
Instagram上でお店を知って興味を持ってくれたユーザーが、Instagramのプロフィールからそのまま予約できるようにするのが「集客コボット for SNS Booster」です。
このツールを導入すると、お店のプロフィールに専用の予約ボタンを設置し、Instagramのユーザーが直接予約できるようになり、コンバージョン率の向上が期待できます。
集客コボット for SNS Boosterで設置したボタンからの予約には課金もされず、予約手数料などもかかりません。
また、予約経路別の状況や傾向をレポートで確認できるため、各媒体の集客効果の測定や改善にも役立てられます。Instagram広告の投資対効果を最大化し、効果的な広告戦略を立てられるのが、「集客コボット for SNS Booster」の導入で得られる大きなメリットです。
さらに、Instagramだけでなく、Google マップにも専用のボタンを設置でき、より多くの予約導線で予約獲得の間口が広がります。
まとめ
Instagram広告はSNS「Instagram」上で配信される広告で、精度の高いターゲティングや予算を抑えた運用が可能です。店舗やブランドの認知度向上、新規顧客の集客、売上の向上といった効果が期待できます。
広告を配信する目的を明確にし、自身のビジネスにとって最適な広告の配信ができるようにしましょう。
また、ビジネスにとっての目的の達成のために広告以外にも必要なツールの準備や環境の整備も忘れないようにしましょう。
ご紹介した「集客コボット for SNS Booster」のようなツールの活用もあわせて検討してみてください。