Instagram広告が気になっていても、「費用に見合う効果が出るのか不安」「どのように出稿すればいいかわからない」と感じている方も多いのではないでしょうか。
Instagram広告は、適切に運用することで、費用対効果の高い集客を実現できる広告手法です。
この記事では、Instagram広告の種類や出し方、ターゲティング方法、費用相場、そして効果を最大化するポイントをわかりやすく解説します。
実践に役立つ知識を身に付けたい方に最適な内容となっているため、ぜひ参考にしてください。
Instagram(インスタグラム)広告とは?

Instagram広告とは、Instagram上で配信できる広告のことです。フィードやストーリーズ、発見タブなどアプリ内のあらゆる箇所への広告出稿が可能です。
広告の種類とターゲットを絞るためのターゲティングが充実しており、自社の宣伝目的や客層に合わせて効果的な広告出稿を実現できます。また、1日当たり100円~と低予算で広告の出稿ができることも魅力の一つです。
Instagram広告のメリットや効果については以下で詳しく解説していきます。
Instagram(インスタグラム)広告を利用するメリット

続いて、Instagram広告を利用するメリットを紹介します。
視覚的な訴求力が高い
Instagramは写真や動画といったビジュアルコンテンツが中心のプラットフォームであり、ほかの広告媒体と比べて視覚的な訴求力に優れています。
例えば、彩り豊かな料理で食欲を刺激する飲食店や、デザイン性の高いパッケージが印象的なコスメブランド、美しい風景で旅の魅力を伝えたい観光業など、文章よりもビジュアルのほうが魅力を効果的に届けられるさまざまな分野が存在します。
魅力的な画像や動画を用いることで、ユーザーの関心を引きつけやすくなり、ブランドの印象を視覚的に強く残すことが可能です。
こうした視覚的なアピールがしやすいことが、Instagram広告ならではの大きなメリットといえるでしょう。
細かいターゲティングが可能
Instagram広告は、Meta社が運営するプラットフォームであり、同社が展開するFacebookとの連携によって、精度の高いターゲティングが可能です。
Facebookは実名登録を基本とし、ユーザーが年齢・性別・居住地など詳細なプロフィール情報を入力しているため、Instagramでもそのデータを活用して広告配信が行なえます。
基本的な属性情報に加えて、フォローしているアカウント、投稿への「いいね」、検索タブでの行動履歴など、ユーザーの行動パターンや興味・関心を踏まえた高度なターゲティングが可能です。
あらかじめ届けたい層を明確にしておくことで、より精度の高い広告運用が期待できます。
自社に合った広告スタイルが見つかる
Instagramでは、「写真広告」「ストーリーズ広告」など、全部で8種類の広告を配信することが可能です。広告のタイプによって、それぞれ特徴やメリットが異なるため、宣伝目的・宣伝したい商品やサービスに合った広告を見つけることができます。
例えば、通常の商品・サービスの宣伝なら「写真広告」、キャンペーン情報などリアルタイム性のある広告なら「ストーリーズ広告」など、効果を最大限に高めるための広告スタイルを選べます。広告の種類についての詳細は、後述します。
コンバージョンにつながりやすい
Instagram広告は、Webサイト上での「成果」、すなわちコンバージョンにつながりやすい点が大きな強みです。
コンバージョンとは、広告出稿の目的に応じて定義されるもので、例えば「商品購入」を目的とする場合は購入完了が、「問い合わせ獲得」が目的であれば資料請求や問い合わせの送信などが成果となります。
Instagramでは、広告を見て実際に行動を起こすユーザーが多いため、認知度の向上やブランディングだけでなく、具体的な成果にも結びつきやすいのが特徴です。
実際に、Instagram広告を含むFacebook広告の平均コンバージョン率(CVR)は14.29%とされており、ほかの広告媒体と比べても高い水準にあります。
予算に柔軟性がある
Instagram広告は、1日当たり100円(為替相場の変動あり)から出稿することができます。インターネット上に配信する広告というと、まとまった費用を用意しなければならないイメージがありますが、Instagram広告なら低予算ではじめられます。
もちろん、予算は高ければ高いほど効果を実感しやすくなりますが、「試しに広告を出稿してみたい」「低予算から始めてみたい」という経営者の方にとってハードルが低いため、手が出しやすいというメリットがあります。
Instagram(インスタグラム)広告で得られる効果
続いて、Instagramで広告を出稿すると、どのような効果が得られるのかについて解説していきましょう。
潜在顧客にリーチできる
Instagram広告は、ターゲティング機能が優れていることから、潜在顧客にリーチできます。「自社の商品やサービスを知らないけれど、知ったら利用するであろう客層」を狙って広告を届けられるのは、ビジネスにとって大きな効果であることは言うまでもありません。
また、潜在顧客にリーチができれば、認知拡大・ブランディングなどの効果も付随します。
販路を拡大できる
Instagram広告は、販路の拡大にも最適です。適切なターゲティングを行ない、自社商品・サービスを宣伝することで、新たな販路を開拓できます。
また、Instagramのショッピング機能を活用すれば、Instagram上で商品の販売が可能になるため、新たな客層に商品を購入してもらったり、サービスを予約してもらったりする機会も生まれます。
売上アップが期待できる
Instagram広告は費用対効果が高く、適切に運営すれば売上の向上が見込めます。Instagram広告がダイレクトに売上につながる理由は複数ありますが、上のメリットでお伝えしたように、細かなターゲティングが可能なことと、ユーザーの行動を促しやすいことがおもな理由として挙げられます。
Instagramショッピング機能を導入して、Instagram上で商品を販売したり、広告出稿の際に「購入する」「予約する」などのアクションボタンを設置したりして、「行動」を促すことで、売上を向上することが可能です。
Instagram(インスタグラム)広告の種類

Instagramで配信できる広告には、全部で8つの種類があります。ここでは、配信面(広告が表示される場所)とフォーマット(広告の形式)に分けて、それぞれの特徴を解説します。
Instagram広告の種類|配信面(表示場所)
Instagram広告を配信面(広告が表示される場所)で分類すると、以下の広告があります。
- ストーリーズ広告
- フィード広告
- 発見タブ広告
- リール広告
ストーリーズ広告
ストーリーズ広告とは、Instagramのメイン機能の一つである「ストーリーズ」上に投稿できる広告のことです。最大の特徴は、モバイル画面にフルスクリーンで表示でき、ユーザーに注意して見てもらいやすいところです。
EMARKETERの2024年のデータによれば、Instagramの広告収益のうち、ストーリーズ広告は24.6%を占めています。
また、SocialPilotの2025年の統計によるとInstagramの全ユーザーの70%が毎日ストーリーズを視聴しており、広告主にとって重要な接点となっています。
出典:
Instagram Will Make Up More than Half of Meta’s US Ad Revenues in 2025(EMARKETER)
60+ Instagram Statistics Marketers Must Know in 2025(SocialPilot)
さらに、「24時間が経つと消える」というストーリーズ機能の特徴から、「リアルタイム」の情報を求めているユーザーが多いため、キャンペーン情報や期間限定のセール情報など、即時性の高い広告の配信に最適です。
フィード広告
フィード広告は、Instagramのホーム画面に表示される広告で、ユーザーが普段目にする投稿のなかに自然と差し込まれる形式です。
フォローしているアカウントやおすすめの投稿のあいだに表示されるため、広告色が強くなりすぎず、違和感なくタイムラインに溶け込みます。表示頻度は3~5投稿に1回程度で、アカウント名の下に「広告」と明記されている点が特徴です。
広告にはリンクを設定することができるため、気になったユーザーをスムーズに自社サイトや商品ページへ誘導できます。
発見タブ広告
発見タブ広告は、Instagramの「発見タブ」に表示される広告で、ユーザーの興味・関心に基づいた投稿が集まるセクションに表示されます。発見タブは、アプリ画面下部の虫眼鏡マークをタップすることで表示され、ストーリーズやリールと並び、よく閲覧されるエリアの一つです。
このタブは、新しい情報やトレンドを探しているユーザーが多く利用するため、広告に対しても受け入れられやすい傾向があります。
表示される投稿は、Instagramのアルゴリズムによりユーザーごとの関心に合わせて最適化されており、企業側にとっては、商品やサービスに興味を持ちやすい層との自然な接点を作れるのが魅力です。興味喚起や潜在層へのアプローチを図りたい場合に効果的な広告手法といえます。
リール広告
リール広告は、Instagramの短尺動画コンテンツ「リール」のあいだに表示される動画広告で、最大15分のショート動画として配信されます。
リールへの投稿と同じ形式で広告を出せるため、ユーザーの視聴体験を妨げにくく、広告としての違和感が少ないのが特徴です。数秒視聴してから広告と気付くこともあるほど、自然にコンテンツに溶け込みます。
また、縦長のフルスクリーンで表示されるため、スマートフォンでの視聴に最適化されており、短時間で多くの情報を伝えることが可能です。
リール広告はリールタブに限らず、フィードやストーリーズなど複数の場所に掲載されるため、ユーザーの目に触れるチャンスも豊富です。動画による直感的な訴求を行ないたい場合に効果的な広告手法といえるでしょう。
Instagram広告の種類|フォーマット(広告の形式)
Instagram広告をフォーマット(広告の形式)で分類すると、以下の広告があります。
- 写真広告
- 動画広告
- カルーセル広告
- コレクション広告
写真広告
写真広告は、Instagramのフィード上に通常の投稿と同じような形式で表示される静止画ベースの広告です。広告であることが一目でわかるように、アカウント名の下に「広告」と明記されます。
投稿は1枚の画像とキャプション(説明文)で構成され、シンプルながらも視覚的なインパクトと情報伝達のバランスが取りやすいのが特徴です。
キャプションには最大300文字まで入力できますが、ユーザーの離脱を防ぐためには、125文字以内に収めるのがおすすめです。
また、広告画像内のテキスト量にも注意が必要で、画像全体の20%以上をテキストが占めないようにする必要があります。
「購入する」「予約する」などのコール・トゥ・アクション(CTA)と組み合わせて利用することで、高いクリック率やコンバージョンも期待できる広告形式です。
動画広告
動画広告は、その名のとおり動画を使って配信される広告で、Instagramではフィード(タイムライン)だけでなく、ストーリーズやリールなど複数の配信面に対応しています。
配信面によって再生時間の上限が異なり、フィードやストーリーズでは最長60分、リールでは最長15分の動画を掲載することが可能です。
画像やテキストでは伝えきれない情報も、音声や動きを使った動画なら、よりわかりやすく・印象的に伝えることができます。
例えば、ストーリー性のある映像やゲームのプレイ画面など、「つい最後まで見てしまった」というユーザーも少なくありません。
また、通常投稿になじむ形で表示されるため、広告感を抑えつつ自然な訴求が可能です。
カルーセル広告
カルーセル広告とは、複数の写真や動画を1つの広告としてまとめ、ユーザーが横スワイプ操作で順に切り替えて閲覧できる広告形式です。
フィードはもちろん、ストーリーズや発見タブなど、さまざまな配信面に対応しており、自然な流れで情報を届けることができます。
この形式のメリットは、1枚の写真や1本の動画では伝えきれない情報を、複数のビジュアルを通じて段階的に伝えられる点です。
例えば、新商品のラインアップを色違い・デザイン違いで紹介したり、ストーリー仕立てで商品の魅力を展開したりすることができます。
ブランドや商品の多角的な特徴を一度に伝えられるため、情報量の多い訴求に向いています。
コレクション広告
コレクション広告は、メイン画像(または動画)と複数の商品画像を組み合わせて表示する、視認性の高い広告フォーマットです。スワイプ不要で複数商品を一覧できるため、カルーセル広告よりもスムーズな訴求が可能です。
広告をタップすると、Webサイトではなく「インスタントエクスペリエンス」と呼ばれる、Instagramアプリ内の全画面ランディングページが開きます。
ここではカタログ商品や画像にタグ付けされたアイテムを表示でき、ユーザーはアプリを離れることなく購入まで進められます。
商品の魅力をまとめて伝えたいときや、購入導線を短くしたいときに適した広告形式です。
Instagram(インスタグラム)広告のターゲティング
ここまでで、Instagram広告の種類を紹介しました。そこで次に、Instagramにて広告を出稿する際に使える「ターゲティング」の種類を解説していきます。
ターゲティングとは、広告を届けたいターゲットを絞る手法のことです。自社商品・サービスや広告の目的に合わせてターゲティングをすることで、より効果を高めることが可能です。
コアオーディエンス
コアオーディエンスはInstagramの基本的なターゲティング設定で、以下の詳細な条件を設定して広告を配信できます。
- 地域
- 利用者層データ
- 興味・関心
- 行動
それぞれ詳しく見ていきましょう。
地域
Instagram広告では、広告を届けたいターゲットを「国」「都道府県」「市区町村」などの地域で細かく絞ることができます。
例えば、飲食店を運営しているなら、お店がある地域に絞って広告を配信することで、「来店」「注文」につながりやすくなります。
利用者層データ
Instagram広告のターゲティングは、Meta社が保有するFacebookの詳細なユーザーデータを活用できる点が大きな特徴です。
「性別」「年齢」「言語」といった基本情報に加えて、「家族」「ライフスタイル」「学歴」「仕事」など、利用者層に関するより細かな属性データにも対応しています。
お店の客層や潜在顧客層に合わせて、広告を配信したいターゲットを絞り込みましょう。
なお、Facebookを利用していないユーザーの場合、フォローしているアカウントなどの情報をもとに推測されたデータを利用するため、多少のズレが生じる可能性があります。
興味・関心
Instagram広告では、広告に興味を持ってくれそうなユーザーを狙って広告を配信できます。ユーザーが普段から「いいね!」しているページをもとにターゲティングをしてくれるため効果的です。
「お店のことを知ったら興味を持ってくれるであろう潜在顧客にリーチしたい」という場合は、興味・関心ターゲティングの利用がおすすめです。
行動
ユーザーのInstagramやモバイルデバイスの利用状況をもとに、ターゲットを絞ることも可能です。また、「記念日」「海外在住者」などといった具体的な行動に基づくターゲティング方法もあります。
カスタムオーディエンス
カスタムオーディエンスでは、すでに獲得している顧客に広告を配信できます。電話番号やメールアドレスなどの顧客情報を保持していれば、利用することが可能です。
「顧客に向けて新商品の宣伝をしたい」「いつも利用していただいているお客様にキャンペーン情報を流したい」などという際には、カスタムオーディエンスの利用が便利です。
類似オーディエンス
類似オーディエンスは、すでに獲得している顧客によく似たユーザーに向けて広告を配信できるターゲティングです。潜在顧客にピンポイントで広告を届けられるため、高い広告効果が見込めます。
Advantage+ オーディエンス
「ターゲティングの設定に自信がない」「もっと効率的に広告を配信したい」という方におすすめなのが、Meta社のAIを活用した自動ターゲティング機能「Advantage+ オーディエンス」です。
この機能では、ユーザーの興味や行動データをもとに、AIが最適なターゲットを自動で選定します。例えば、自社のフォロワーに似た傾向を持つユーザーに広告を届けることで、より高い成果が期待できます。
専門的な知識がなくても使いやすいため、Instagram広告の運用が初めての方にも適した機能です。広告効果を最大化したいときにも有効な手段といえるでしょう。
Instagram(インスタグラム)広告の出し方
Instagram広告の出し方には以下の3つの方法があります。
- アプリから直接広告を出稿する
- 広告マネージャを利用する
- Advantage+ キャンペーンを利用する
それぞれの方法にはメリットとデメリットがあるため、広告の目的や運用スキルに合わせて選択しましょう。
アプリから直接広告を出稿する(簡単な方法)
Instagramアプリから直接広告を出す方法は、手軽に始められる方法の一つです。ビジネスアカウントへの切り替え後、広告にしたい自身の投稿に広告の詳細を入力します。
あとは「投稿を宣伝」をタップするだけで、既存の投稿をそのまま広告として配信する流れです。
ターゲットや予算の設定もシンプルで、広告運用が初めての方でも安心して使えます。フォロワーの増加や投稿への「いいね」など、エンゲージメントの向上を目的とする場合に効果的です。
ただし、細かいターゲティングや高度な設定はできない点には注意が必要です。
広告マネージャを利用する(高度なターゲティング)
Meta広告マネージャを使うと、Instagram広告のターゲティングや予算管理、効果測定などをより細かく設定でき、広告運用の自由度が高まります。
このツールを使えば、Instagramだけでなく、FacebookやMessengerなど複数のMetaプラットフォームへ同時に広告を出稿・管理することも可能です。
統一感のあるキャンペーン展開ができ、より広いオーディエンスに効果的にアプローチできます。
ただし操作には慣れが必要なため、初心者にはややハードルが高い方法です。
Advantage+ キャンペーンを利用する(AI自動化)
Advantage+ キャンペーンは、Meta社のAIが広告運用を自動化してくれる便利な仕組みです。ターゲット設定や予算配分、配信の最適化などをAIが自動で行ない、効率良く成果を上げることができます。
さらに、リアルタイムでパフォーマンスを分析し、より効果の高い広告配信へと調整してくれるため、柔軟な運用が可能です。
広告運用に慣れていない方でも扱いやすく、手間をかけずに効果的なキャンペーンを実施したい場合におすすめです。
Instagram(インスタグラム)広告の費用相場【課金方式別】

Instagram広告には複数の課金方式があり、広告運用時の設定に沿って自動で決定されます。
ここではおもな課金方式ごとの概要や費用相場を紹介します。
CPC(クリック課金)
CPCは、広告がクリックされた回数に応じて費用が発生する課金方式です。ユーザーが広告をタップしてWebサイトへ移動した場合などに料金が発生します。
資料請求や商品の販売などコンバージョンに直結する目的の際に有効です。
一般的なCPCの相場は、1クリック当たり40~100円程度とされています。
CPM(インプレッション課金)
CPMは、広告が表示された回数に応じて課金される方式で、1,000回の表示当たりの費用で計算されます。相場は1,000インプレッション当たり500~1,000円程度です。
表示されるだけで費用がかかるため、クリックがなくてもコストが発生しますが、認知度向上を目的とする広告に適しています。
CPV(動画視聴課金)
CPVは、動画広告が一定の秒数以上再生されたときに課金される方式です。ユーザーが一定時間以上視聴した場合に費用が発生するため、関心の高い層に絞って訴求することが可能です。
広告の視聴意欲が高いユーザーを狙いたい場合に適しており、CPVの相場は1回当たり4~7円程度です。
CPI(インストール課金)
CPIは、アプリが1回インストールされるごとに費用が発生する課金方式です。広告経由で実際にアプリがインストールされた場合のみ課金されるため、無駄なコストを抑えつつ確実な成果につなげやすいのが特徴です。
相場は1インストール当たり100~250円程度と、ほかの課金方式に比べてやや割高ではありますが、費用対効果を重視したい場合に適しています。
Instagram(インスタグラム)広告のポイント
ここまでで、Instagram広告のメリットや配信の仕組み、出稿方法について紹介してきました。
しかし、広告を出すだけでは十分な効果は得られません。限られた予算のなかでしっかりと成果を上げるには、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。
ここからは、Instagram広告の効果を最大限に高めるために意識したい3つのポイントを解説します。費用対効果を高めたい方や、広告運用をより効率的に行ないたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
目的・ターゲットを明確にする
Instagram広告にて、売上アップや販路拡大などの効果を出すためには、「宣伝の目的」と「ターゲット」を明確にすることが重要です。「できるたけ多くの人に知ってもらいたいから」、「なんとなく」などといった理由で、広告を出稿することは避けましょう。
まず、広告を出稿したいと思うからには、「来客者を増やしたい」「新商品の認知を拡大したい」など、何かしらの狙いがあるはずです。宣伝の目的を明確に把握して、その目的に合った広告の種類や投稿を選びましょう。
そして次に、広告を届けたいターゲット像もできるだけ明確にしておくことが重要です。「こんな人に広告を見て欲しい」という潜在顧客のイメージ像を具体的に決めておきましょう。
「流行に敏感な20歳の女子大学生。趣味は、インスタ映えがしそうなカフェに友達と行くこと。休日はアルバイトで忙しいので、授業がない平日や学校帰りにカフェを利用することが多い。」このように、ターゲットの性別や年齢、職業や行動などを明確に設定しておくと、広告を出稿する際に的確なターゲティングができます。その結果、自社の潜在顧客にリーチすることができ、より高い効果が見込めるようになります。
コール・トゥ・アクションを活用する
Instagram広告の効果を高めるためには、「コール・トゥ・アクション」を使いこなすことが重要です。
コール・トゥ・アクションとは、「予約する」「問い合わせる」など広告に興味を持ったユーザーがワンタップで行動を起こせるボタンのことです。広告の内容に合ったコール・トゥ・アクションを設定すれば、アクションを起こすハードルが低くなり、成果があがりやすくなります。
例えば、レストランのオンライン予約数を増やしたいのであれば「予約する」というアクション、自社サイトに会員登録させたいのであれば「登録する」というアクションを設定するべきです。投稿や宣伝の目的に合わせて、違和感のないコール・トゥ・アクションを配置しましょう。
広告を複数パターン出稿し分析する
Instagram広告は高い効果が見込める一方で、最初から理想的な結果が得られるとは限りません。実際に広告を配信してみて、クリエイティブやターゲティングに改善の余地があることに気付くケースも少なくありません。
効果的な広告運用を行なうには、複数の広告パターンを出稿し、それぞれの結果を比較・分析することが重要です。例えば、画像やテキスト、ターゲット設定を変えてABテストを実施すれば、どの広告がより反応を得られるのか、またその理由の仮説を立てる手がかりにもなります。
Meta Business Suiteを使えば、広告ごとの表示回数やクリック数、投稿のいいね数・コメント数なども確認できるため、効果の高い広告や投稿をデータに基づいて見極めることができます。
こうした検証を重ねることで、自社に最適な広告スタイルを見つけ、運用の質を高めていきましょう。
まとめ
Instagram広告は、視覚的な訴求力と高精度なターゲティング、そして複数の広告フォーマットを活用できる柔軟性により、高い費用対効果が期待できる広告手法です。少ない予算からでも始められる手軽さに加え、適切な運用を行なうことで、潜在顧客へのアプローチや売上アップにもつながります。
複数パターンの広告出稿と分析、ABテストの実施などを通じて、自社に最適な運用スタイルを確立すれば、広告の成果はさらに向上します。
特に飲食店の方で、Instagramを活用してもっと予約や来店を増やしたいと考えている場合は、ディップ株式会社が運営する「集客コボット for SNS Booster」の導入がおすすめです。
このサービスは、InstagramやGoogleマップなど、SNSを見たお客様からの予約を、手数料0円で受けられるのが特徴です。わかりやすい予約台帳機能や、予約状況を分析できるレポート機能もあり、初めての方でも簡単に使えます。
さらに、主要なグルメサイトとの連携や、外国人観光客からの予約受付にも対応。SNSと連動させた集客で、今の時代に合った飲食店経営をサポートします。
「Instagramをもっと集客に活かしたい」とお考えの方は、ぜひチェックしてみてください。
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