SNS集客はもう古い?メリットから見るSNS集客の未来と成功させる6つのポイント│コボットLAB

SNS集客はもう古い?メリットから見るSNS集客の未来と成功させる6つのポイント

SNS集客はもう古い?メリットから見るSNS集客の未来と成功させる6つのポイント

「SNS集客はもう古い」といわれるのには理由があります。SNSは利用者が多く、企業アカウントも珍しいものではありません。SNSでの集客が一般化し多くの情報であふれていることもあり、単純な投稿では埋もれてしまい集客につながらないと感じる場合が多いのです。
しかし、きちんと戦略を立てて運用すれば、依然として効果のある集客方法と言えます。
とはいえ「具体的に何をすればよいのかわからない」「フォロワーを増やすにはどうすればよいのか」など、悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。

この記事では、SNS集客のメリットとデメリット、戦略的な運用をするうえでのポイントについて解説します。SNSを活用して集客につなげたい担当者様や経営者様は、ぜひお役立てください。

「SNS集客はもう古い」といわれるのはなぜ?

「SNS集客はもう古い」といわれるのはなぜ?

SNS集客は多くの企業で取り入れられている集客方法です。しかし、近年「SNS集客はもう古い」といった声が聞かれるようになりました。

その理由は、SNSが普及してから、SNS自体やSNSを取り巻く環境、SNS
集客の状況に変化があったためです。具体的にどのような変化があったのか解説します。

フォロワー数が必ずしも顧客数に結び付くわけではなくなった

「SNS集客がもう古い」といわれる理由に、フォロワー数が関係しています。
これまでSNSはフォロワー数が多いほど良いと思われており、フォロワーを増やす施策が重視されていました。
しかし、必ずしもフォロワーが商品の購入やサービスを利用するとは限りません。

そのため、フォロワー数が増えても、集客につながらないことから「SNS集客はもう古い」といわれるようになったと考えられます。
SNS集客で効果をあげるには、フォロワーの質を重視したアプローチが大切です。例えばフォロワーのなかには企業のファンもいれば、ただフォローしているだけの人もいます。

購買行動を喚起しやすいのは、企業のファンです。ただフォローしているだけの人は、ファンになってもらうために育成しなければなりません。

アルゴリズムの変化があった

SNSのアルゴリズムは常に変化しています。効率よくSNSを運用するには、アルゴリズムに対応していくことが大切です。

アルゴリズムにうまく対応できない場合、フォロワーが多くても投稿内容を見てもらえず、リーチ率※の低下を招くことも。そのため、SNS集客は意味がないように思われがちです。

さらに、アルゴリズムへの対応を考えると、SEOを含めたWeb集客全般の知識が求められます。アルゴリズムの更新に合わせて対策を打つなど、対応するための体制づくりも必要です。
充分なリソースがあっても、体制が整っていなければアルゴリズムの変化についていくのは難しいでしょう。

※フォロワーに対して投稿が見られている割合

発信される情報量が膨大になり情報が埋もれがちになった

SNSは多くの人が利用していますが、投稿数の多さから新しい情報に埋もれやすいといった特徴があります。SNS集客が始まったころは、ユーザー数も少なかったため、それなりの集客効果を得ることができていました。

しかし、近年はユーザー数と合わせて投稿数も増えています。そのため、投稿が埋もれてしまい、ターゲットに届けることが難しいのです。

効果的に運用するには、やみくもに投稿数を増やせばよいわけではありません。各SNSの特徴をふまえて戦略的に進めていく必要があります。

フォロワーの属性を分類して、それぞれに効果的な施策を立て、アプローチの仕方を変えることで、露出が少なくても効果を高めることが可能です。

効果が目に見えるまでに時間がかかるようになった

「SNS集客がもう古い」といわれる理由に、効果が出るまでに時間がかかることがあげられます。SNSのアカウントを開設したからといって、すぐにフォロワーが増えるわけではありません。

企業アカウントが珍しかったころは、それなりにフォロワーを獲得できました。しかし、現在は、どの企業もSNSアカウントを運用するのが当たり前となり、競合が増えたことでより埋もれやすくなったと言えるでしょう。

また、昨今の若い世代は増えすぎた企業アカウントの情報を見なくなっています。
そのため、昔のように効率よく結果を出せないことから「SNS集客はもう古い」といわれる理由となっている可能性があります。

SNS広告の費用が高騰している

以前までは「SNS集客はコストパフォーマンスが良い」といわれていました。しかし、SNS集客を始める企業が増え、需要が高まったことから、出稿費用も高騰しています。

多くのSNSで広告単価はオークション形式で決まるため、SNSに広告を出稿する企業が増えると競争率が高まり、出稿費用が高騰します。そのため、以前のような費用対効果が得にくくなっているといえるでしょう。

実際、総務省「令和5年版情報通信白書」でも、SNSを含めたインターネット広告費が年々増加していることが報告されています。

さらに広告費用をかけて表示回数を増やせたとしても、アルゴリズムの変化による表示回数の減少も懸念されます。投稿数の多さから、広告の内容をきちんと見てもらいにくくなっていることも理由の1つとして考えられます。

こうした状況から「SNS集客はもう古い」といわれるようになっているのです。

SNS集客はオワコンなのか?メリットから考える

結論、SNS集客は決して古い集客方法ではありません。今どきの状況にあった戦略を立て、運用していけば今でも集客効果は見込めます。ここではSNS集客のメリットを改めてひもといていきます。

ブランディングにつながる

SNSはフォロワーに直接アプローチができるのがメリットとしてあげられます。
フォロワーに向けて、ブランドストーリーや商品への思い、アピールポイントなどを定期的に発信することでブランド構築につなげることができます。

中でもInstagramでは、ブランドに興味を持って投稿される情報をよく見るフォロワーが多いとMeta社による調査でもわかっており、企業が情報発信をするのにも適しています。

また、ほとんどのSNSではアイコンやヘッダーなどを変更できるため、コーポレートロゴやカラーを取り入れて一貫性をもたせるのも効果的です。見た目にも統一感が生まれるため、ブランドの世界観を伝えやすくなります。

潜在顧客にもアプローチできる

SNSでは、潜在顧客にもアプローチが可能です。良いコンテンツを作成できれば、自然と投稿が拡散されます。自社を知らない層にも間接的にアプローチができる点がメリットです。

投稿に口コミをつけて発信してもらうことで、商品の購入を検討しているユーザーの後押しにもつながります。また、口コミ投稿には返信をすることも大切です。
何気ないつぶやきに対しても返信をすることで、企業へのエンゲージメントを高めることができます。

このようなこまめなやり取りや投稿により、潜在顧客に向けたアプローチにつながるでしょう。

ユーザーとの距離が近い

NSは一方的に情報を発信するWeb広告とは異なり、ユーザーと直接やり取りができるのが特徴です。
具体的には、企業やサービス情報の発信だけではなく、問い合わせへの対応など双方向のコミュニケーションがあげられます。

ユーザーとの距離の近さはメリットでもありますが、効果的に運用するには、良好な関係を構築する必要があります。投稿の方向性や1日の投稿数など事前に運用ルールを立てることが大切です。

こうしたこまめな対応と適度な距離感を保つことで、ブランディングにも寄与することができます。

SNS集客を成功させるための6つのポイント

SNS集客を成功させるための6つのポイント

SNS集客を成功させるには、やみくもにSNSを運用しているだけでは難しいものです。ここでは、SNS集客を成功させるための6つのポイントについて解説します。

ターゲットを明確にする

SNS集客を成功させるためには、ターゲットに合わせたSNS媒体を選ぶことが重要です。

SNSはそれぞれ利用者層が異なるため、成果を出すにはターゲットを明確にしておかなければなりません。

例えば、ビジネスパーソンがターゲットなのに、InstagramやTikTokなどの媒体で発信しても、あまり効果は期待できないでしょう。

TikTokに多いのは10代や20代、Instagramには特に10、20代、次いで30代、X(旧Twitter)も同じく10~30代が多いがボリュームゾーンは20代、YouTubeは全年代が幅広く利用しているなど、SNSによって利用者の年齢層に違いがあります。

参考:総務省「令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書

また、Instagramの利用者にはブランドや有名人からの投稿を見る人が多いことや、実名利用が原則のFacebookにはビジネス用途で利用する人も多い傾向が見られる等、年代以外にも各SNSによるユーザー層の特徴があります。

SNS集客を成功させるためには、まず自社のターゲットを明確にし、その上で最適なSNSを利用し、ターゲットに訴求するコンテンツを配信することが大切です。

狙う顧客に合わせた発信方法を考える

ターゲットに訴求する発信方法を考えるときは、下記のような顧客の層を意識することも重要です。

  • 潜在顧客:商品やサービス、お店を認知していない
  • 新規顧客:初めて購入、サービスを利用した顧客
  • 既存顧客:過去に購入、サービスを利用したことがある顧客
  • リピート顧客:定期的に購入、サービス利用をしている顧客

顧客層によって、商品やサービスに対する購買意欲や興味関心は異なります。それぞれの状態を理解して、効果的な発信方法を検討しましょう。

例えば、潜在顧客へアプローチするなら、拡散力の高いコンテンツを発信できるインフルエンサーを活用しましょう。投稿内容がバズれば、広範な情報拡散、認知の獲得が見込めます。

一方、既存顧客をリピート顧客へ育成するには、SNSを通して定期的に新商品を紹介し、クーポンを配布したりなどの発信をし、顧客の目に触れる機会を持つことが大切です。投稿への「いいね」など、積極的なコミュニケーションも効果が期待できます。

このように狙う顧客層に合わせたアプローチ方法を考えて、実践することが重要です。

ファンマーケティングを意識して投稿する

SNSはそれぞれの特色によりますが、固定ファンをつくるのにとても向いています。ユーザーとのコミュニケーションを通して、固定ファンを増やしましょう。
ファンは商品やサービスを継続的に利用してくれるだけではなく、SNSの投稿へ反応してくれたり拡散してくれたりと広報的な役割も担ってくれます。

ファンマーケティングを促進するには、ライブ配信をしたり優先購入権を付与したりする施策も効果的です。特別だと感じてもらうことで、エンゲージメントの向上につなげることができます。

定期的に投稿して、ユーザーが反応しやすい環境をつくりましょう。反応してくれたフォロワーには、真摯に対応することも大切です。
投稿と返信などのリアクションを繰り返すことで、フォロワーとの信頼関係を築くことができます。

SNSはこうしたやり取りがオープンなため、それを見たユーザーがフォロワーになってくれることも期待できるでしょう。

オンラインとオフラインの集客をかけ合わせる

実店舗がある場合はSNSのようなオンライン集客だけでなく、オフライン集客をかけ合わせることも手段の1つです。
オフライン集客で用いられるのは、チラシやダイレクトメールなどがあります。チラシやダイレクトメールではSNSほどの広範囲への拡散は難しいですが、ターゲットやエリアを絞ったアプローチが可能です。

チラシや店舗で商品やサービスを知ってくれた顧客に働きかけ続けるために、配布するチラシにSNSへリンクする二次元バーコードを載せてもよいでしょう。逆にオンラインで知ってくれた顧客をオフラインへ誘導する方法としては、SNSから店舗の予約ができる仕組みを作り、来店しやすくするのも1つの手です。

例えば、InstagramやGoogleマップには外部サービスと連携させればお店を予約する機能をつけることができます。(外部サービスについて記事の最後でご紹介しています)
SNSでフォローしてくれている見込み顧客やファンを実店舗へ送客するための導線づくりにおすすめです。

定期的な効果測定と改善を実施する

SNS集客を成功させるためには、効果測定と改善をくり返し実施することが大切です。リーチ数やエンゲージメント数などあらかじめ目標値を設定して、達成するための投稿を継続します。

投稿後のインプレッション数やエンゲージメント数をチェックして、ユーザーの反応が大きかった投稿を参考に次の投稿内容を考えるのです。

ほとんどのSNSにはアクセス解析機能が備わっているため、これらの数値を定期的に測定して改善点を洗い出します。

ユーザーが見たいと望むものも汲み取りながら、戦略的に取り組むことで持続的な成果につながります。

SNS集客の成功事例を参考にする

SNS集客を成功させるには、他社の成功事例を参考にするものもおすすめです。

例えば「洋服の青山」で有名な青山商事株式会社は、男性向けのイメージを払拭するためにInstagramで「ガールズアカウント」を開設しました。

若い世代から親近感を集めるテーマを中心に発信活動を行ったことで、ターゲットからの支持を集めています。コメントやDMへの返信も徹底しており、キャンペーンも定期的に行うなど離脱を防ぐ対策も万全です。

飲食店では大手牛丼チェーン「吉野家」がInstagramをうまく活用しています。Instagram自体の運用のみにとどまらず、フォロワー参加型の企画を開催して、認知拡大と新規顧客の獲得を図りました。

ハッシュタグをつけての投稿をキャンペーンへの応募条件とすることで、フォロワー自身に商品に関する写真を投稿してもらい、商品を多くの人の目に触れさせることに成功しています。

Instagramの特徴を存分に活用した成功事例です。

SNS集客の成功事例については、下記記事で詳しく紹介しています。

関連記事:SNS集客の成功事例から学ぶ!事例16例、ポイント、注意点まで解説

まとめ:SNS集客は決して古いものではない

「SNS集客はもう古い」といわれるのは、SNSを取り巻く状況が変化したことで以前のような効果が得られにくくなっているためです。

しかし、SNS集客は決して古いものではありません。各SNSの特徴や利用者層をしっかりと理解して、うまく運用していくことが大切です。

また、実店舗がある場合はSNSで認知やファンを獲得したら、それをいかに実来店につなげるかも忘れず考えましょう。

SNSからの送客をするために、飲食店におすすめなのが「集客コボット for SNS Booster」です。

「集客コボット for SNS Booster」は、InstagramやGoogleマップに予約ボタンを簡単に設置できるサービスです。ボタンから簡単に予約できるようになるため、離脱を起こさず実来店につなげやすくなります。

従来のグルメサイトからは獲得しにくかったインバウンドの集客導線にもなり、SNS集客をするうえで効果的にご活用いただけます。

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