- 目的
- アルバイト採用業務の効率化
- 課題
- 応募者対応が電話のためとにかく時間がかかっていた
- 結果
- 電話対応はほぼ0となり応募者の一元管理にも成功
株式会社東京ドームホテル様は、来年25周年をむかえる「東京ドームホテル」を運営しています。地上43階からの美しい眺望は都内屈指です。そんな東京ドームホテル様は求職者からも人気で、月100件の応募も珍しくないそうですが、応募者対応が間に合っていないことが大きな課題だったといいます。今回はdipサービスのなかで特に効果を実感いただいた「面接コボット for アルバイト」について、導入の背景や効果などを伺いました。
社名 | 株式会社東京ドームホテル |
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事業内容 | ・内外旅客の宿泊、貸席および宴会 ・料飲施設の経営および食品の製造および販売・煙草、酒類、雑貨、新聞、雑誌、医療品および書籍の販売 他 |
設立 | 1999年2月1日 |
従業員数 | 444名(男性262名・女性182名)※2024年4月1日現在 |
URL | https://www.tokyodome-hotels.co.jp/ |
応募者対応はすべて電話 管理方法もバラバラだった
「面接コボット for アルバイト」導入以前はどのように応募者を管理していたのですか?
株式会社東京ドームホテル 管理部人事課 採用担当 主任 井上 結香子様(以下・井上様):応募が入ったらまず応募者の方に対して1人ずつお電話をしていました。各店舗から依頼されている簡単な質問を3つほどして、問題なさそうであれば面接設定に進むという流れでしたね。これが多いときですと月に100件近くということもありましたし、ホテルのフロントだけでなくレストランや清掃員の採用もあり、それらをすべて電話で対応していたのです。単純計算で電話1本5分としても約500分はかかっていたことになりますね…。
当時の課題を教えてください。
井上様:電話にとても時間がかかっていたのはもちろんですが、部署ごとで応募があったときのフローが一元化されていなかったのも大きな課題でした。基本は私たちが作ったシートに入力する形なのですが、入力方法がバラバラになってしまっており、私たちが部署ごとの入力方法に合わせて対応している状況でした。
「面接コボット for アルバイト」を知ったきっかけは何ですか?
井上様:「面接コボット for アルバイト」を知ったきっかけは、dip媒体ご担当者さんからの紹介です。導入は2021年5月でしたが、実は「すぐに導入します」とはならず、提案いただいてから1年はかかりました。今までのやり方を変えるというのは、社内の理解を得るハードルが高かったですね。ただ、ちょうどコロナ禍で応募が多くなかったため、「変えるなら今がチャンスじゃないか」と考えていました。
上層部・現場どちらの懸念点もクリアしながら導入を推進
「面接コボット for アルバイト」導入ではどんなことに苦労しましたか?
井上様:上層部が一番気にしていたことは情報セキュリティです。新しいシステムで応募者の方々の情報を管理することになりますので、安全の担保は特に丁寧に説明しましたね。一方で、部署ごとの現場側で大事だったのは使いやすさ。毎日パソコンに触れる環境にはない部署もあるので、とにかく「現場でやることが減る」ということを強調しました。dipさんには上層部、現場どちらにもしっかり説明いただいて、とても丁寧に導入を進められたと思います。
「面接コボット for アルバイト」導入の効果を教えてください。
株式会社東京ドームホテル 管理部人事課 採用担当 滝童内 友美様(以下・滝童内様):まず電話をかける時間がなくなったのが一番大きいですね。500分くらいかけていたのがほぼ0になったわけですから。応募者の方にとっても応募と同時に面接希望日を選べるので良い効果があったと思います。実際、数値としても面接設定率は導入前が40%だったのに対して現在は60%に改善されました。面接実施率に関しても以前が25%だったのが40%に。応募者の取りこぼしはとても減らせていると感じます。管理も本当に楽になりました。
井上様:加えて、私たちの繁忙期である1〜3月には新卒採用がメインになるので、新卒採用関連の業務が終わったあとにアルバイト採用の電話をかけるような状況でした。正直、残業せざるをえないほどだったのが、いまでは繁忙期でも残業時間は減っていますよ。
繁忙期でも新卒採用向けコンテンツ拡充に取り組めた
「面接コボット for アルバイト」は効率化に大きく貢献したと思いますが、それによって新たに取り組めたことはありますか?
滝童内様:新卒採用向けのコンテンツを拡充できたことが良かったですね。毎年1〜3月はインターンシップや合同説明会、セミナーなどが一気にはじまるので、どうしても資料のアップデートが十分にできない事が多かったんです。それがプログラムやセミナー資料の見直しに時間を充てられるようになったと感じています。
最後に東京ドームホテル様の今後の展望をお聞かせください。
井上様:「ホテルでマナーを学びたい」「自己成長につなげたい」といった志のある方が長く続けていただいているなという印象がありますので、これからも当社にマッチする方と採用を通してお会いしたいと思っています。東京ドームシティにあるホテルですから、ネームバリューはあると思っていますが、当社も来年25周年。決して新しいホテルではないので、「当社を選んでくれてありがとう」という気持ちを忘れず、社員・アルバイトともにこれからの25年を作っていきたいなと思っています。
※取材内容は、2024年8月取材当時のものになります。