- 目的
- 再来店を促す集客ツールの導入を検討していた。
- 課題
- 店舗の営業と集客ツールの運用を両立できるリソースがなかった。
- 導入効果
- dipの全面的なサポートによって「常連コボット for LINE」の運用を継続中。
- 再来店の割合が増えたほか、お客様とのコミュニケーションも増えた。
店名 | そばと天ぷら 楽山 |
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事業内容 | 手打ち十割そば店の運営 |
URL | https://tabelog.com/kanagawa/A1404/A140406/14073677/ |
山内様がそば店を開業しようと思ったきっかけは何だったのでしょうか。
山内様:幼少期からそばが好きだったのですが、特に社会人になってからは営業で毎日のように顧客訪問をしていたので、ランチはたいてい訪問先で見つけたそば屋でした。仕事でなにか嫌なことがあっても、おいしいものを食べると幸せな気分になる、なんてことをみなさんも経験したことはあると思います。営業を数年経験し当時の仕事のやりがいに疑問を感じるようになったとき、思い浮かんだ光景が、おいしいそばを食べているときの自分でした。飲食店は良くも悪くもお客様の反応がダイレクトに伝わってきますよね。でも、それはとてもやりがいを感じられると思ったんです。私がそばを食べて幸せになったように、私が作ったそばで誰かが幸せになってほしい。そんな思いが強くなり、会社員をやめたあとそば修行を経て、このお店を開業しました。
お店のこだわりを教えてください。
山内様:一番のこだわりは手打ちの十割そばを提供していることです。おいしいそばを食べてもらって、そばを食べる頻度が増えるお客様が増えてほしいなと思っています。また、接客面では居心地のいい環境を提供したり、お客様との会話を楽しんだりすることを意識しています。
「常連コボット for LINE」はどのような経緯で知ったのですか。
山内様:もともと集客に課題があって、自分自身で LINEを活用した集客ツールをいくつか試していました。配信の代理店も利用していましたね。ただ、どれも結局は自分の手で動かすことが多いため、ほぼ一人で運営している当店の場合は継続的に運用する時間がなかなか割けませんでした。集客が重要なのはわかっていても、お店の営業や仕込みを優先してしまい、集客面の取り組みがどうしても後回しになってしまっていました。そのような状況の中、「常連コボット for LINE」を発見し、その使用についてdipさんに相談することにしました。
「常連コボット for LINE」を選んだ決め手は何だったのでしょうか。
山内様:最大の決め手は、実際に店に来なくてもポイントが貯まるという点でした。お店に行ったときにポイントが加算されるのは、いろんなサービスでできると思います。しかし、「常連コボット for LINE」では、実際に来店しなくてもポイントが貯まる仕組みがあるため、お客様が私たちのお店を覚えていただくきっかけになったり、再来店の動機づけになったりすることが、大きなメリットだと感じています。
スタッフやお客様からは「常連コボット for LINE」に対してどのような反応がありましたか。
山内様:使い方の説明やクーポンの交換手続きなど、新たなタスクが増えるため、スタッフにとっては一定の負担はあります。導入当初は「常連コボット for LINE」のご案内を忘れる場面も散見されましたが、今では、タイミング良く「常連コボット for LINE」の案内ができており、その結果としてお客様とのコミュニケーションが活発化していると感じています。お客様からは「こんな簡単にクーポンがもらえるなんて、大盤振る舞いだね」と言われることが一番多いです(笑)。当店としては先行投資という意味合いもありますが、この取り組みによって喜んでいただけるお客様も多いと感じていますよ。
「常連コボット for LINE」の導入後、集客面でどのような効果がありましたか。
山内様:導入して1年ほどになりますが、徐々に再来店率は上がってきていますね。また、お客様による口コミで来ていただくお客様も増えてきている印象です。使いやすいクーポンを提供できることで、お客様が周りの人に当店を紹介しやすくなるかもしれません。「常連コボット for LINE」が紹介や口コミによる来店を加速度的に広める手段の一つになればいいですね。
「常連コボット for LINE」を通したメッセージ配信で工夫している点はありますか。
山内様:実はメッセージ配信をまめにおこなうのがとても苦手なのですが、この部分はdipさんに全面的に協力いただいています。配信内容については、クーポンや季節のおすすめなどを取り上げながら、興味を持ってもらえる内容を意識していますね。やはり人間は忘れていく生き物なので、おいしかったお店の名前も忘れていくものだと思います。しかし、定期的なメッセージ配信を行うことでお客様に当店のことを思い出してもえるので、再来店率やLINE上でのログイン数も確実に増えていますよ。
dipからの支援で「助かった」と感じる点はありますか。
山内様:私自身がまめな性格ではないので、dipさんには配信メッセージの考案や店内の宣伝用資料など細かい部分をしっかりサポートいただいています。
当店に対して本当に関心を持ってフォローしてくださるので非常に安心できますよね。まめなメッセージ配信やクーポン考案といった集客施策はどうしても後回しになってしまうこともありますが、dipさんにはそこをカバーしてもらえるので本当に助かっています。
山内様のように個人店を経営している方には、どのような点で「常連コボット for LINE」をおすすめできるでしょうか。
山内様:私自身、お店をはじめたばかりのときは「料理がおいしければ自然とお客様が来る」と考えたこともありましたが、味と同じくらい集客も大事。いくらおいしくても、お客様が来なくて潰れてしまうお店もいっぱいありますからね。個人店ではどうしても後回しになりがちな集客面を「常連コボット for LINE」やdipさんがしっかりカバーしてくれるので、間違いなく個人店の強力な味方になってくれますよ。
最後に、「そばと天ぷら 楽山」様の今後の展望をお聞かせください。
山内様:現在の店舗を拠点に、今後はそば粉を活用したお菓子作りや、そば打ちの教室なども開催してみたいと思っています。そばは栄養豊富な食品ですので、健康意識の高まった世の中の流れにもマッチしていると思います。また、私自身が修行するなかで気づいたことなのですが、そばは打ち手の技術だけでなく精神状態にも影響されるものなんです。そば打ち教室はご自分でそばを作れるようになるだけでなく、現在の精神状態を見つめ直す、そんな時間になるはずです。新商品や体験教室を通じて、多角的な視点からそばを楽しんでいただけたら嬉しいですね。
※取材内容は、2023年7月取材当時のものになります。