- 目的
- 全国に掲載する求人を管理したい。
- 課題
- 動きの早い人材派遣/人材紹介案件の掲載に適した媒体がなかった。
- 結果
- 求人の掲載/掲載停止をリアルタイムで管理できるようになった。
株式会社bloom様は障がい者の雇用支援や就労移行支援を主力事業とするほか、人材紹介や人材派遣をおこなう会社です。dipの「採用ページコボット」は5年ほど前から導入いただき、自社雇用や人材派遣/紹介などの人材募集に役立てています。インタビューさせていただいた代表取締役の矢作充隆様によると、「採用ページコボット」は人材サービス事業での利用に適しているといいます。今回は矢作様に導入の経緯や効果、運用で意識している点などを伺いました。
社名 | 株式会社bloom |
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事業内容 | 就労移行支援/業務効率化支援/エンジニア・デザイナー育成/総合人材サービス |
資本金 | 20,000,000円 |
設立 | 2016年3月 |
従業員数 | 50名(業務委託契約者含む) |
URL | https://b-bloom.jp/ |
はじめにbloom様の事業内容を教えてください。
矢作様:当社は人材派遣や人材紹介、そして障害のある方が就職するための支援をおこなっています。就労移行支援や生活訓練の施設を運営しており、施設では生活支援だけでなくエンジニアや3Dデザイナーの育成にも力を入れています。障害のある方でも技術力を身につけて即戦力として活躍できるような場を提供するのが、当社の大きな目的です。
「採用ページコボット」の導入にいたった背景を教えてください。
矢作様:導入したのは5年ほど前です。当時から当社は人材派遣をやっていたわけですが、人材事業は案件の出入りが多いんですよ。新しい案件が来たらすぐ掲載して案件が充足したら掲載を停止して、また別の案件を載せるといった作業を繰り返す必要があります。紙・Webともにさまざまな媒体を利用していましたが、スピードを求められる人材事業に適した媒体はなかなか見つかりませんでした。そのなかでdipさんの「採用ページコボット」を提案いただいたのですが、当時としては定額で複数の案件を掲載・管理できる媒体はdipさん以外になかったと思います。この点で当社の事業にマッチすると考え、導入を決めました。
導入にあたり、どのような懸念点がありましたか。
矢作様:「採用ページコボット」の求人は「バイトル」上に掲載されますが、「バイトル」といえば学生が利用するイメージがありました。当社としては特に障がい者や生活支援をおこなうフルタイムの人材を募集していましたので、当社にマッチした人材が集まらないのではないかという懸念は正直ありましたね。
導入後、応募数にはどのような効果がありましたか。
矢作様:全国で求人を掲載できるので、応募の母数が大きくなるという利点がありました。さらに、求人原稿の掲載・停止を募集状況に応じて細かく調整できたのも大きかったです。これらの要素が合わさり、他社の媒体と比べて1.5倍ほど多くの応募者を獲得できました。
導入時の「ターゲットが集まるのか」という懸念は払拭されたでしょうか。
矢作様:そうですね。実際、一番うまくいっている求人が障がい者雇用ですので、当時の懸念はしっかり払拭されました。やはり全国的にさまざまな求人を掲載できますし管理が楽なので、他社媒体では掲載しないような案件も積極的に掲載することで当社にマッチする人材が集まってくれているのだと思います。
「採用ページコボット」で気に入っている機能を教えてください。
矢作様:まずはリアルタイムで求人の管理ができる点です。人材派遣や人材紹介の案件は本当に動きが早いので、自分で管理できるのはありがたいですね。
あとは応募者へのメッセージの自動送信機能もうれしい機能です。チャットボットで事前に聞きたいことを聞けるので、大幅な時間の短縮につながっています。また、応募者から履歴書が送られてきていない場合も自動でリマインドしてくれるので、面接や選考を円滑におこなえるようになりました。
「採用ページコボット」の運用で工夫している点はありますか。
矢作様:チャットボットの返信内容はdipさんと連携しながら、頻繁に修正を加えています。質問が細かすぎたり注意事項などを書きすぎたりすると応募が来なくなってしまいますが、それでも事前に聞いておきたいことはありますので、そのバランスはdipさんによく相談しましたよ。また、求人原稿についても修正後の1週間の変化を見て、それに基づいた修正方針を決定するという作業を欠かしませんでした。
dipからの支援で「助かった」と感じる点はありますか。
矢作様:データ集計や原稿の変更点についてメッセージを送ると、すぐに返事が来て「いつまでに対応します」と返答してもらえる点は大変助かっています。他社さんの場合だと、まず求人原稿の変更は基本的にできないですし、結果の報告も1ヶ月や2ヶ月に1回程度になります。しかし、僕としてはたとえば1ヶ月に1回、2時間みっちり打ち合わせをするよりも、気づいたときにメッセージを送って素早く微調整してくれる方が助かりますね。
最後に、bloom様の今後のビジョンや目指す方向性について教えていただけますか。
矢作様:いま当社では3Dデザイナーに力をいれて育成しているのですが、今後は人気がより高まっているAIエンジニアの育成にも取り組もうと思っています。今後、需要がさらに高まったときに、障害のある方でも技術があれば仕事ができることを証明していきたいですね。また、現在は拠点が2ヶ所ありますが、半年に1ヶ所のペースで拠点を増やしていきたいと考えています。
※取材内容は、2023年6月取材当時のものになります。