飲食店が導入すべき集客方法の一つとして挙げられるのがInstagram(インスタグラム)です。写真に特化したInstagram(インスタグラム)は飲食店との相性が良く、実際に飲食店に関する情報を探し求めているユーザーも多いため、高い「集客力」が期待できます。上手に活用すれば認知度を上げることもでき、より多くの人に知ってもらうきっかけになります。
とはいえ「Instagram(インスタグラム)での集客に興味はあるものの、具体的な活用方法がわからない……」といった飲食店は多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、人気飲食店のInstagram(インスタグラム)活用事例、集客のポイント、アカウント作成手順を解説します。
飲食店がInstagram(インスタグラム)を活用するべき3つの理由

まず、飲食店がInstagram(インスタグラム)を活用するべきである理由を見ていきましょう。ほかのWeb集客やSNS集客と比べて、Instagram(インスタグラム)がより優れている3つの点を紹介します。
飲食店を探すユーザーが多いから
Instagram(インスタグラム)には10~20代のユーザーが比較的多いですが、株式会社Utakata(https://utakata.co.jp/)がZ世代へ行なった調査によると、飲食店を探す際に利用されている媒体の第1位は「Instagram(インスタグラム)」(38.9%)、2位は「Googleマップ」(23.6%)、グルメサイトの「食べログ」(22.3%)は第3位でした。
店舗が積極的に情報発信できることや、お客さんの投稿などの口コミ要素も強く、リアルな情報を得られる点もInstagram(インスタグラム)が選ばれている理由といえるでしょう。
店舗やメニューの魅力を視覚的に伝えられるから
飲食店がInstagram(インスタグラム)を活用するべき2つ目の理由は、Instagram(インスタグラム)が「写真」に特化したSNSだからです。
飲食店の集客には、メニューや店舗の雰囲気を、写真を通して視覚的にアピールすることが欠かせません。そのため、「写真」に特化しているInstagram(インスタグラム)は、飲食店の集客との相性が抜群です。
Instagram(インスタグラム)を使えば、メニューの魅力を文章で伝えることができなくても問題ありません。ひと目で魅力を伝えられる写真で店舗のアピールをすることが可能です。
リピート客の獲得につながるから
Instagram(インスタグラム)は新規顧客の獲得はもちろん、リピート客の獲得にも効果的です。というのも、Instagram(インスタグラム)には「フォロー機能」がそなわっており、既存顧客に自社のアカウントをフォローしてもらうことで、普段の投稿を見てもらえるようになり、ダイレクトメールやメルマガのような使い方も可能になるからです。
フォロワー(ファン層)に向けて、最新情報やお得情報、クーポンなどを配信すれば、来店のきっかけを作り出すことができます。
飲食店のInstagram(インスタグラム)活用事例:カフェ編
続いて、集客が上手なカフェのInstagram(インスタグラム)アカウントを3つ紹介します。
Blue Bottle Coffee Japan
アメリカ・カリフォルニア州発祥のコーヒーショップ「Blue Bottle Coffee Japan」では、新商品や限定商品、オリジナルグッズなどの紹介や、店舗の雰囲気を伝える美しい写真・動画を投稿しています。
フォロワー数は26.9万人を誇り、定期的な更新で集客アップにつなげています。
ONIJUS COFFEE VILLAGE
カフェレストラン「ONIJUS COFFEE VILLAGE」のフォロワーは1.1万人で、Instagram(インスタグラム)にはまるで海外のようなポップでおしゃれな写真が並び、お店の居心地が良さそうなのがわかります。
あえて影のある場所でのメニュー撮影や、ロケーションを上手に利用した開放感のある写真も多く、感度の高いユーザーに人気です。
カフェ アクイーユ恵比寿
パンケーキが人気の「カフェ アクイーユ恵比寿」は、可愛いスイーツの写真や季節ごとのイベントなどについて発信しています。
パンケーキだけでなく期間限定のアフタヌーンティーなど、インスタ映えを求める層にアプローチできるような華やかなメニューが並んでいるのも特徴です。
フォロワー数は6.8万人で、多くのファンを獲得しています。
飲食店のInstagram(インスタグラム)活用事例:レストラン編
続いて、Instagram(インスタグラム)での集客が上手なレストランの事例を2つ紹介します。
焼肉らくがき
東京・渋谷にある「焼肉らくがき」では、投稿はおもに看板メニューに絞り、その魅力を徹底的に発信しているのが特徴です。
焼肉に関連するハッシュタグを多数盛り込んでおり、焼肉好きの人に見つけてもらいやすくする工夫がされています。
フォロワー数は3000人を超えており、スタッフの募集もInstagram(インスタグラム)で行なっています。
pit master VAMOS
大阪・梅田にある肉料理専門のレストラン「pit master VAMOS」では、食材へのこだわりや調理過程を写真や動画で発信し、5000人を超えるフォロワーを獲得しています。
特に炎が燃え盛って臨場感のあるフランベやお肉の焼ける音でシズル感が伝わることで、ユーザーの興味と食欲をそそり、お店に行きたくなるような投稿が多いです。
飲食店のInstagram(インスタグラム)活用事例:居酒屋編
次に、居酒屋のInstagram(インスタグラム)活用事例を2つ紹介します。
呑家(旧店名アオギリ)
居酒屋「呑家」では、料理や食材、お酒など、メニューの豊富さを感じさせるさまざまな写真が投稿されています。笑顔あふれるスタッフの写真も多く、行きやすい、行ってみたいと思わせる親近感を与えています。
フォロワー数は5000人を超えており、地元の人を中心に人気を集めているお店です。
個室 くずし肉割烹 とろにく
「個室 くずし肉割烹 とろにく」は、「自慢したくなる肉居酒屋」がキャッチフレーズの肉料理店です。肉寿司やユッケ寿司など、見た目にインパクトがある料理の写真を投稿し、視覚的にアピールしています。
フォロワー数は1.2万人。DMからの予約も可能で、投稿の説明文にもそのむねを記載しており、SNSからの予約獲得までを考えた内容になっています。
Instagram(インスタグラム)にて集客する際のポイント

続いて、Instagram(インスタグラム)で効果的に集客するために押さえておきたいポイントを紹介します。
写真に統一感を持たせる
Instagram(インスタグラム)は「視覚的な美しさ」が重要なプラットフォームです。そのため、アカウントのプロフィールページに表示される投稿の「統一感」「世界観」を意識することが重要です。
物撮りする際の背景・ライト、お皿のデザインなど、細かなところにも気を遣うと「統一感」が出しやすくなります。画面に表示される9枚の投稿を一覧で見たときに、「店舗の世界観が伝わるかどうか」を意識して投稿するとよいでしょう。
また、店舗に「レトロ風」「和モダン」「ハワイアン」などのコンセプトがある場合は、そのコンセプトを写真にとらえることを意識すると、店舗の魅力が伝わりやすくなります。
看板メニューの写真を投稿する
“インスタ映え”という言葉があることからわかるように、Instagram(インスタグラム)では視覚的なインパクトがユーザーの興味を引きます。そのため、普通の料理やドリンクの写真をただ投稿しているだけでは、話題を呼んだり、多くのフォロワーを獲得したりすることは難しいでしょう。
Instagram(インスタグラム)に投稿するアイデアに迷ったら、見た目にインパクトのある看板メニューの写真を選びましょう。
関連ハッシュタグをつける
Instagram(インスタグラム)には、「ハッシュタグ(#)」というタグ機能があります。投稿のキャプションに「#焼肉」「#渋谷ランチ」などのハッシュタグをつけることで、飲食店を探しているユーザーに見つけてもらいやすくなります。
例えば、先にご紹介した「カフェ アクイーユ恵比寿」のように「#恵比寿カフェ」「#代官山カフェ」など、「地名+業態」を記載することで、地域の人やその場所に訪れた人が見つけやすくなるでしょう。
さらに、「個室 くずし肉割烹 とろにく」で行なっているように「#京橋グルメ」「#京橋ランチ」「#京橋ディナー」などの「地名+カテゴリ」「地名+時間帯」などのハッシュタグも検索されやすくなるため、おすすめです。
フィード投稿とストーリーズを使い分ける
Instagram(インスタグラム)には、大きく分けて「フィード投稿」と「ストーリーズ」という2種類の投稿があります。これら2つの投稿はそれぞれ特徴が異なるため、目的や内容に合わせて使い分けることが重要です。
フィード投稿
フィード投稿とは、通常の投稿のことで、投稿するとフォロワーのタイムラインや発見タブ、自社アカウントのプロフィールページに表示されます。自分で削除しない限りずっとプロフィールに残り、いつでも見られる状態になるためストーリーズよりも“インスタ映え”が重視される傾向があります。
【投稿例】
・新作メニューのPR
・人気メニューの紹介
・店舗の雰囲気の紹介
ストーリーズ
ストーリーズとは、24時間が経過すると自動で消えてしまう投稿のことです。空席情報やセール情報などの「リアルタイム性」の強い情報発信に最適です。
【投稿例】
・期間限定クーポンの配信
・タイムセールの宣伝
・現在の店舗の様子の配信
キャンペーンを行なう
新規のフォロワーを獲得し、認知度を高めるために、キャンペーンを実施するのも効果的です。期間限定キャンペーン、「フォロー&いいね」キャンペーン、ハッシュタグキャンペーンなどがあり、目的に合わせた効果的なキャンペーンを行ないましょう。
フォロー&いいねキャンペーンはその名のとおり、来店客に呼びかけ、アカウントのフォローと、投稿に「いいね」をしてもらうことで、効率的にフォロワーを増やせます。
ハッシュタグキャンペーンは、ユーザーに指定のハッシュタグをつけて投稿してもらうキャンペーンです。投稿したユーザーのフォロワーにも情報が届くため、より多くの人に拡散でき、認知度が上がります。
このような企画を実施し、地道に顧客とのつながりと認知を獲得していきましょう。
インフルエンサーとのコラボレーションを行なう
インフルエンサーとのコラボレーションは、お店の認知度を高めるのに効果的です。
影響力のあるインフルエンサーの口コミ効果で、信頼性や来店意欲が高まります。
依頼する際は、お店のターゲット層に人気のあるインフルエンサーを選ぶことが重要です。ここに相違があるとせっかくのコラボレーションもフォロワーに刺さらず、思ったような効果が得られない可能性があるので注意しましょう。
徹底した運営を継続する
最後に、Instagram(インスタグラム)で効果的に集客をするためには、徹底した運営を継続することが何より重要です。アカウントを作成して投稿を始めても、実際に成果が出るまでに数ヵ月以上要することもあるでしょう。
実際にInstagram(インスタグラム)の投稿を集客につなげるには、一定の時間と手間を必要とします。クオリティの高い投稿を継続していれば、見てくれるユーザーは増えるはずです。細く長くInstagram(インスタグラム)の運営を継続していきましょう。
Instagram(インスタグラム)の導入手順
ここまでInstagram(インスタグラム)を使った集客事例や、集客のポイントを紹介しました。最後にInstagram(インスタグラム)の導入手順を紹介します。
アカウントを作成する
まずは新規アカウントを作成します。スマートフォンに公式アプリをダウンロードし、案内に沿ってアカウントを作成しましょう。この時点では、一般アカウントの作成方法と違いはありません。
ビジネスアカウントへ切り替える
アカウントを作成したら、「ビジネスアカウント」へ切り替えます。これにより、ビジネスプロフィールの設定や広告の出稿などのビジネスツールが利用できるようになります。
次の5つのステップで、簡単に切り替えが可能です。
1. アカウントプロフィールの名前の下にある「プロフィールを編集」をタップする 2. 「プロアカウントに切り替える」をタップする 3. お店のカテゴリを選択する 4. 「ビジネス」を選択する 5. 必要に応じて連絡先情報の入力やFacebookとのリンク、プロフィール情報の入力をする |
プロフィールを入力する
ビジネスアカウントへ切り替えたらお店についての情報をプロフィールに設定しましょう。営業時間やWebサイトへのリンク設定の他、ビジネスアカウントでしか入力できない店舗の住所や問い合わせ先の設定も行ないましょう。
プロフィールページを充実させて、「どのような店なのか」を一目で伝えられるようにしておくと、フォローや予約・注文などのアクションにつなげやすくなります。
店内にて告知する
アカウントを作成したら、店内で「インスタ始めました!」「当店のインスタをフォローしてね!」などと告知をしてみましょう。これにより一定数のフォロワーの獲得が見込めます。
また、会計時に「フォローしてくれた人は〇%オフ」など割引を提供すると、さらにフォローしてもらいやすくなり、リピート率の向上も見込めるためおすすめです。
集客コボット for SNS Boosterで集客アップを目指そう!
Instagram(インスタグラム)で集客をするからには、来店につなげるためにきちんと周辺の環境整理もしたいものです。
電話やDMからの予約を促すのもよいですが、24時間いつでも自動で予約受け付けができるようにしておくと、予約獲得の機会を逃しません。
飲食店向けの集客支援サービス「集客コボット for SNS Booster」では、Instagram(インスタグラム)やGoogle Mapsに専用の予約ボタンが設置できるようになります。
ユーザーはInstagram(インスタグラム)で見つけたお店をすぐに予約できるようになります。
さらに、Google MapsやAlipayからも予約可能で、国内外の多くの人にアプローチできるのも特徴です。
「集客コボット for SNS Booster」では初期費用や予約手数料がかからないので、Instagram(インスタグラム)のアカウントからグルメサイトに誘導するのではなく、設置した予約ボタンから予約してもらえれば、今までかかっていた手数料もカットできます。
グルメサイトを使い続ける場合でも、各グルメサイトから予約を取りこんで一括管理もできるので、複数の予約経路があっても楽に管理できます。
Instagram(インスタグラム)による集客アップをしたい、コストや予約管理の手間を省きたい場合は「集客コボット for SNS Booster」をぜひご検討ください。
まとめ
視覚や聴覚に訴えるInstagram(インスタグラム)は飲食店と相性が良く、集客アップのための施策がたくさんあります。写真や動画を通して店舗の魅力を発信し、集客へとつなげていきましょう。
また、本文内でもご紹介した「集客コボット for SNS Booster」は、初期費用・予約手数料0円で、Instagram(インスタグラム)やGoogle Mapsなどから簡単に予約が受けられるサービスで、Instagram(インスタグラム)で集客をする際の環境整備に最適です。
「SNSを利用した効果的な集客がしたい」「予約にかかるコストを減らしたい」という場合は、ぜひお問い合わせください。
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