人員不足・売り手市場・採用手法の多様化によって、採用支援ツールを導入する企業が増えています。社員の業務負担軽減に加え、採用活動の効率化を望めることが特徴です。
ただし、採用支援ツールは様々な種類が市場に出回っているため、どのツールを選ぶべきか迷っている方も多いのではないでしょうか?今回は、採用支援ツールの種類・導入メリット・選び方などについて紹介します。
採用支援ツールとは?
採用支援ツールとは、採用工数やノウハウに制限を抱えている企業をサポートするためのツールです。採用業務に関する豊富な知識を持つプロに業務代行や人材紹介を依頼し、採用活動の効率化を図ります。
また、採用に関する情報を一元的に管理できるシステムを導入すると、一目で必要な情報を入手できます。初期費用が掛からずランニングコストも安いクラウド型サービスも市場に提供されているため、予算に限りがある企業も安心して導入可能です。
採用支援ツールの種類とは?
採用支援ツールは、大きく次の4種類に分けることができます。一つひとつ特徴を解説しましょう。
- ・新卒紹介サービス
- ・採用代行
- ・採用管理システム
- ・採用コンサルティング
新卒紹介サービス
新卒紹介サービスとは、企業と学生の双方の事情に精通した専任コンサルタントが、企業と学生をマッチングさせる人材紹介の新卒バージョンです。多くの応募者を募り選定していく方法ではなく、相性が良いと推薦された学生と選考を行うスタイルです。
専任のコンサルタントが学生を紹介してくれるため、広告宣伝費や採用チャネルが限られている企業でも効率的に採用活動を進められます。学生の入社が決まって初めて報酬が発生する完全成果報酬型を採用している企業も多いため、無駄な費用を支払う心配もいりません。
また、IT・建築・デザインなど、専門的な知識を持った学生をピンポイントでスカウトできる点もメリットです。自社の知名度や学校とのコネクションに不安を抱えている場合も問題ありません。
ただし、一人当たりの採用コストの相場は80万〜120万円と高額であるため、それほど多くの人数を採用できません。入社意欲が高い学生を少人数採用する場合やハイスペックな人材をピンポイントで獲得したい場合、利用価値が高いサービスです。
メリット | デメリット | 利用想定 |
---|---|---|
・無駄なコストの発生を回避 ・採用フローを効率化 ・ハイスペックな学生を獲得 ・自社を知らなかった学生にも情報を発信 ・ミスマッチのリスクを最小化 | ・一人あたりの採用コストが高騰 ・コンサルタントの質に左右ノウハウの蓄積が困難 | ・採用ノウハウが乏しい企業 ・知名度が低い企業 ・採用工数が限られている企業 ・専門的なスキルを持った学生を求めている企業 |
採用代行
採用代行は、採用業務の全般または一部分を専門会社に委託できるサービスです。求人広告掲載・書類選考・面接の日程調整など工数の掛かる業務を依頼でき、採用担当者はコア業務に集中できます。
また、採用に関するノウハウを活かし、求める人物像・必要なスキル・自社との相性を考慮した採用計画を立案可能です。自社が立てた採用計画の課題を改善し、優秀な人材の獲得へ導きます。
企業によっては内定者研修を行っている場合もあり、人材育成に手厚いイメージを与えられます。ただし、広範囲に渡って業務を依頼するとその分コストも掛かるため、委託範囲を慎重に見極めてください。
さらに、採用のノウハウが自社に蓄積されにくく新規人材獲得を続ける限り、採用代行に頼る可能性が高くなります。
採用代行に委託可能な業務の種類
委託可能業務 | 内容 |
---|---|
募集フェーズ | ・採用計画立案 ・求人広告掲載 ・エントリーシート作成 ・説明会やインターンシップの企画 ・会社案内作成 ・スカウトメール配信 ・応募者管理 |
採用フェーズ | ・書類選考代行 ・筆記試験代行 ・応募者と面接の日程調整 ・面接代行 ・合否決定 ・応募者への合否連絡 |
採用後 | ・採用活動の振り返り ・内定者研修 ・内定者と社員の懇親会企画 ・採用計画立案指導 ・採用システム導入サポート |
メリットやデメリット
メリット | デメリット | 利用想定 |
---|---|---|
・採用工数を削減 ・採用計画の課題を可視化 ・コア業務に集中 ・優秀な人材の獲得確率向上 | ・業務委託の量が多いとコストが高騰 ・採用ノウハウの獲得が困難 ・応募者との関係が希薄化 ・認識のズレが起きる可能性 | ・就職サイトや転職エージェントのコスト削減を検討中 ・自社のリソースが限定 ・採用業務の質向上が課題 |
料金体系
委託内容 | 料金相場 |
---|---|
スカウトメールの自動配信 | 3万円/月~ |
応募者との選考日程調整 | 5万円/月~ |
面接官代行 | 30万円/月~ |
求人管理 | 5万円~70万円/月 |
採用管理システム(ATS:Applicant Tracking System)
採用管理システム(ATS)は、求人掲載・応募者管理・採用の進捗情報など、採用活動に関する情報を一元管理するシステムです。就職サイトや専任コンサルタントへ確認を取らなくても、業務をシステム上で完結できるため、採用活動のスピードアップを図れます。
応募者とのやり取りがスピーディーに進むと、他社より早く選考日程を組めるため、選考辞退のリスクを最小限に抑えられます。特に新卒の場合は数十社以上の企業を同時並行しながら就職活動を進めているため、スピード感が重要です。
さらに、学生の特徴・応募傾向・内定辞退の理由など、採用に関するデータを蓄積できるため、来年以降精度の高い採用計画を立案できます。
また、採用管理システムにはクラウド型とオンプレミス型がありますが、それぞれ特徴が異なります。クラウド型はベンダーが提供しているサービスを利用するため、初期費用やシステム開発費は発生しません。
一定の利用料金を払えばすぐに導入できる点もメリットです。
一方、オンプレミスは毎月のランニングコストが発生しない他、自由にカスタマイズできます。ただし、初期費用が掛かるだけでなく、トラブルがあった場合は自社で対応しなければなりません。
採用システムの管理項目
内容 | 期待される効果 | |
---|---|---|
求人案件管理 | ・採用予定人数 ・労働条件 ・募集職種 ・募集期限 ・掲載したメディア | ・応募者とのスピーディーなやり取りを実現 ・採用者の業務負担軽減 ・応募状況の傾向を把握 ・採用ノウハウの蓄積 |
応募者管理 | ・履歴書 ・職務経歴書 ・個人情報 | ・情報漏洩防止 ・対応漏れ防止 ・他社への人材流出回避 |
選考状況管理 | ・応募者の進捗状況 ・筆記テストの成績 ・面接での評価 | ・各面接官の評価を情報共有 ・評価の属人化を防止 ・採用活動の効率化 |
内定者管理 | ・合否連絡 ・内定者フォロー | ・内定辞退防止 ・内定者の不安軽減 ・内定者とのスムーズなコミュニケーション |
クラウドとオンプレミスの比較
クラウド | オンプレミス | |
---|---|---|
メリット | ・初期費用は不要 ・ランニングコストが低額 ・データ共有がスムーズ ・場所を問わず利用可能 ・すぐに利用可能 ・データ保護体制を強化 | ・高いセキュリティレベル ・自由なカスタマイズ ・運用中の期間システムと連携が可能 |
デメリット | ・カスタマイズの幅に制限 ・セキュリティレベルは選んだベンダーに依存 ・システム障害が起きるとベンダーが対応するまでシステムが停止状態 | ・初期費用が高額 ・サーバー選定やシステム開発の手間が発生 ・トラブル発生時は自社対応 ・専門的なスキルを持った人材の確保が必要 |
採用コンサルティング
採用コンサルティングは、応募が集まらない・採用コストを削減したい・ミスマッチを防ぎたいなど、企業が採用業務で抱える課題解決に向けたサポートを行うサービスです。市場のトレンドを熟知した専任コンサルタントが客観的な視点で意見を述べ、課題の可視化・解決へ導きます。
プロの意見を採り入れた採用活動が展開でき、応募者数増加や優秀な人材の獲得が望めます。ただし、実務をすべて依頼できるわけではありません。説明会の進行代行・インターンシップの会場手配・書類審査の支援など、サポート業務に留まります。
採用工数を削減したい場合は、様々な業務を任せられる採用代行サービスの選択を推奨します。
また、コンサルティングに掛かるコストは最低数十万円掛かるため、他のサービスと比べると費用面のハードルが高いです。自社内に採用ノウハウがある程度蓄積されており、資金面で余裕がある企業に利用は限定されます。
採用コンサルティングに依頼可能な業務とメリット
コンサルティング内容 | ・採用戦略の立案 ・採用プロセスの提示 ・集客方法提示 ・面接官トレーニング ・内定者研修 |
メリット | ・採用のプロからアドバイスを獲得 ・採用に関する課題の可視化 ・最新のトレンドを反映 |
デメリット | ・採用コストが高騰 ・代行依頼可能な業務は限定 ・応募者とのコミュニケーション不足 |
利用想定 | ・採用ノウハウが豊富 ・資金力が豊富 ・客観的な意見が欲しい/td> |
料金相場
コンサルティング内容 | 料金 |
---|---|
選考フロー設定 | 30万円~ |
求める人物像設定 | 30万円~ |
面接評価基準設定 | 50万円~ |
スケジューリング | 30万円~ |
ブランディング | 100万円~ |
採用支援ツール導入で得られるメリットは次の4点です。
- ・採用業務の効率化
- ・求人への応募数増加
- ・ミスマッチのリスク軽減
- ・コスト削減
他の業務と共に採用業務をこなしている人事担当者の業務負担を軽減し、採用期間の短縮化と無駄なコストの削減を図ります。
採用業務の効率化
採用業務の自動化や情報の一元管理によって、採用担当者の業務負担を軽減できます。前者は応募者との日程調整・スカウトメール配信・書類選考など、調整作業の多い採用業務を専門会社に一任可能です。
採用業務を行う人事担当者は給与計算・社員の各種手続き・契約書発行など、多くの業務を抱えています。中小企業の場合は人的リソースが限られており、他の社員から多くのサポートは期待できません。
専門会社に業務を委託してコア業務に集中できる環境を整備し、ミスの削減と業務の効率化を図ります。一方、後者は採用管理システムの導入で求人情報・選考の進捗具合・面接官の評価など、採用業務に関する情報を一元管理できます。
情報の可視化によって応募者への対応漏れを回避し、不信感増大に伴う選考・内定辞退のリスクを最小限に抑えることが可能です。
求人への応募数増加
知名度に不安を抱える中小企業でも、学生やビジネスマンに自社に関するリアルな情報を届けられます。大量の応募者から少数の候補者を選抜する方式を取らないからです。
たとえば、新卒紹介サービスを利用すると、専任コンサルタントが選抜した学生とマッチングを行います。求める人物像や企業との相性を考慮した上で学生に情報を伝えているため、高い応募率・ミスマッチの回避・入社意欲の高い学生からの応募が望めます。
また、採用コンサルティングを利用した場合、他社との差別化を図れます。リアルな情報を発信できるよう、採用サイト作りに関するアドバイスをもらえるからです。
社員の1日の様子・職場の雰囲気・社長へのインタビュー動画などを掲載し、求職者からの関心を高めます。
ミスマッチのリスク軽減
自社の要望に合った人材をピンポイントで採用可能です。たとえば、新卒紹介サービスを利用した場合は、求める人物像やスペックを細かく伝えられるため、条件に合致した人材から応募をもらえる確率が高まるからです。
仮に選考辞退が起きたとしてもコンサルタントを通じて理由を伺えるため、採用戦略における課題を早期に発見できます。
コスト削減
採用期間を短縮できるため、無駄な費用の発生を最小限に抑えられます。採用期間が長期化すると通常業務にまで支障をきたし、残業や休日出勤が増えます。
さらに、就職・転職サイトに求人を掲載する場合、結果に関わらず掲載料金が発生するため、何度も募集する場合はその都度料金を支払わなくてはなりません。
採用代行を利用すると募集〜採用段階まで幅広い業務を依頼できるため、新たに人を採用するよりもコストを抑えられます。採用に関する豊富なノウハウも持っており、効率的な運用プロセスの立案も望めます。
また、採用管理システムを導入した場合は毎年採用データを集計・分析でき、将来的には自社で採用戦略の立案が可能です。外注費用を設備投資や給与アップに還元でき、社員からのエンゲージメント向上につなげられます。
採用支援ツールの選び方のポイント
続いて、採用支援ツールを選ぶ際のポイントを解説しましょう。次の3点が主なポイントです。
- ・改善したい課題の明確化
- ・新卒採用or中途採用
- ・採用に割ける費用
自社が抱える課題によって利用すべき採用支援ツールは異なるため、ツールを比較する前に社内で課題を共有してください。また、新卒採用と中途採用はメリット・デメリットが異なる他、自社が抱える課題にも関わってくるため、どちらにするのか併せて確認をしてください。
改善したい課題の明確化
採用支援ツールを比較する前に、自社が採用業務で抱えている課題を明確にしてください。導入目的が曖昧なまま採用支援ツールの選定作業を進めると、ミスマッチのリスクが高くなるからです。
たとえば、求人への応募が集まらない場合は、自社が発信する情報が届いていない可能性があります。客観的な視点でアドバイスをもらえる採用コンサルティングを利用し、課題の可視化と解決策の提示につなげてください。
一方、採用工数を削減したい場合は採用代行を選択すると、業務の一部または大部分を専門会社に依頼できます。
新卒採用or中途採用
「将来の幹部候補を育てるのか」「即戦力の人材を確保するのか」のどちらか決断が求められます。
ポイントは、社員に掛かっている業務負担の逼迫度合いです。現在の人員で仕事を回すのがギリギリの場合、中途採用で実務経験のある人材の獲得を目指す形になります。
即戦力の人材獲得によって、教育コストと既存社員に掛かる負担削減を実現します。一方、新人を教育する余裕・文化がある場合は、新卒採用を選択してください。企業文化を継承できるよう、自社の計画に沿った形で人材育成を行えます。
新卒採用と中途採用の比較
新卒採用 | 中途採用 | |
---|---|---|
メリット | ・企業文化の継承 ・計画に沿った育成が可能 ・採用コストの抑制 ・社員の若返り ・大量採用が可能 | ・即戦力の人材を獲得 ・教育コスト削減 ・既存社員の負担軽減 ・通年採用 ・社内の活性化 |
デメリット | ・戦力になるまでは時間が必要 ・継続的なサポートが必要 ・採用期間の長期化 ・ミスマッチのリスク | ・一人当たりのコストは高い ・採用人数は少人数 ・社風や企業文化への理解が必要 ・愛社精神は新卒入社者より低い |
採用に割ける費用
どの程度予算を確保できるかも採用支援ツールを選択する重要な要素です。たとえば、予算がほとんど割けない場合は、低コストで即効性の高い採用支援ツールを選ばなければなりません。
採用管理システムは比較的安く利用できるだけでなく、採用に関するノウハウを蓄積できます。一方、多くの予算を割ける場合は現在進行中の採用活動だけでなく、長期的な視点で採用支援ツールを選択してください。
採用のプロからノウハウを吸収できると将来的には外部サービスを使わなくとも、自社で採用活動全般を賄えます。
【比較】主な採用支援ツールと特徴
最後に、主な採用支援ツールを8種類、比較しながら紹介しましょう。
- ・就職エージェントneo
- ・キャリアパーク!就職エージェント
- ・ジーズコンサルティング
- ・ファイブスターネット
- ・キャリアマート
- ・CASTER BIZ recruiting
- ・i-web
- ・クラウドハウス採用
各種支援ツール比較
就職エージェントneo | キャリアパーク!就職エージェント | ジーズコンサルティング | ファイブスターネット | キャリアマート | CASTER BIZ recruiting | i-web | クラウドハウス採用 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
サービスタイプ | 新卒紹介サービス | 新卒紹介サービス | 採用代行 | 採用代行 | 採用コンサルティング | 採用コンサルティング | 採用管理システム | 採用管理システム |
初期費用 | × | × | 問い合わせ | × | 問い合わせ | 10万円 | 問い合わせ | 不要 |
利用料金 | 問い合わせ | 問い合わせ | 問い合わせ | 75,000円~ | 問い合わせ | 38万円~ | 問い合わせ | 問い合わせ |
無料トライアル | × | 相談のみ | × | × | 相談のみ | 相談のみ | 問い合わせ | 〇 |
採用ページ作成 | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 | × | 〇 | 〇 |
業務の自動化 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 一部可能 | 〇 |
採用フロー可視化 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
就職エージェントneo
就職エージェントneoは、株式会社ネオキャリアが提供する年間18万人の学生がサイトに登録し、導入実績1万社以上を誇る新卒紹介サービスです。業界内で最も長く新卒紹介サービスを展開しており、学生と企業双方から厚い信頼を寄せられています。
特徴は学校とのコネクションの多さです。関東・関西・中部を中心に約180の大学でイベントを開催しており、他社よりも早く多くの学生と接点を持てます。オウンドメディアと関連した情報発信を展開すると、効果的な集客を実現できます。
また、専任アドバイザーを通して学生に自社の魅力を伝えられるため、内定辞退のリスクを最小限に抑えることが可能です。完全成功報酬型を採用しており、無駄なコストの発生を回避できます。
キャリアパーク!就職エージェント
キャリアパーク!就職エージェントは、ポート株式会社が提供する学生登録数が40万人を超えている新卒紹介サービスです。特徴は集客力の高さです。専任のマーケティング担当がキャリアパークに蓄積されたデータベースやSNSを活用し、多くの学生へ情報を発信します。
就活関連サービス・カウンセリング・マッチングイベント予約は、月間数千件以上を獲得した実績を誇ります。学生と企業側双方の事情に精通したコンサルタントがマッチングを行うため、入社意欲が高い人材を獲得可能です。
また、完全成功報酬型を採用しており、学生の入社が決定するまで費用は発生しません。
ジーズコンサルティング
株式会社ジーズコンサルティングは、新卒採用に強みを抱えている採用代行サービスを行う会社です。登録学生数の多いマイナビやキャリタス就活と連携しており、自社に興味を持った学生と他社よりも早く接点を持てます。
メッセージのやり取り・エントリーシート提出・インターンシップへの招待ができるからです。自社のニーズに合致した学生とコンタクトを重ね、応募率を高めます。
また、専門的な知識・スキル・資格を持ったハイスペック人材にターゲットを絞ったピンポイント採用も実現可能です。キミスカ・offerbox・dodaキャンパスなどと連携しており、就職活動に積極的な姿勢で励む学生に向けて情報発信ができるからです。
そして、応募者との日程調整・書類選考・連絡代行など、採用代行の基本的なサービスも併せて依頼できます。
ファイブスターネット
ファイブスターネット株式会は、リピート率96%を誇る採用代行サービスを提供する会社です。
特徴は、価格を気にせず多くの業務を委託できる点です。月の稼働時間で料金体系を決定する仕組みを採用しているため、委託した業務量によって料金は変わりません。
採用担当者の業務負担を軽減し、コア業務に集中できる環境を整えられます。また、業務内容はスカウトメール配信・応募者との日程調整・説明代行などに加え、入社手続きや内定者研修も依頼できます。
料金プラン比較
ライトプラン | ベーシックプラン | プレミアムプラン | カスタマイズプラン | |
---|---|---|---|---|
月額料金 | 105,000円(税込み) | 90,000円(税込み) | 75,000円(税込み) | 要相談 |
契約期間 | 3ヶ月 | 6ヶ月 | 12ヶ月 | 要相談 |
キャリアマート
株式会社キャリアマートは、採用アウトソーシングのプロとして豊富な実績を誇り、自社に合った最適な解決策を望めることが特徴です。採用代行・採用コンサルティング・新卒紹介サービスのいずれにも対応しているからです。
採用工数削減・課題の可視化・優秀な人材の獲得など、自社の目的を達成できる確率が高まります。また、採用ホームページ・パンフレット・SNSなど、自社のリアルな情報を発信するためのツール制作も依頼可能です。
他社との差別化を図り、応募者数増加を実現できます。
CASTER BIZ recruiting
CASTER BIZ recruitingは、株式会社キャスターが提供するリクルーター・広報担当・原稿担当が一体となって採用業務を進めていくコンサルティングサービスです。350社以上の採用支援を成功させてきたデータ・知識・経験を基に、各企業に応じた採用戦略の立案を行います。
CASTER BIZ recruitingの特徴は、採用代行の機能も豊富に兼ね備えている点です。応募者選定・求人票作成・選考の日程調整など、幅広い業務の代行を依頼できます。採用業務の可視化・自動化を実現でき、人事担当者の業務負担を大幅に減らせます。
依頼可能な業務
- ・採用計画立案
- ・候補者選定
- ・求人票作成
- ・選考日程調整
- ・合否連絡
i-web
i-webは、株式会社ヒューマネージが提供する採用管理システム市場におけるシェアナンバー1を13年連続で達成しているシステムです。ユーザー満足度も高くクラウドサービスのレビューサイト「ITreview」では、採用管理部門において7期連続でリーダーに輝きました。
i-webの特徴は、豊富な機能性です。「リクナビ」・「キャリタス就活」・「Another 8」など、業界で唯一複数の就職サイトや適性検査と連携しており、優れた利便性を誇ります。
新卒採用・中途採用・グローバル採用など、自社の採用形態に合わせてご活用ください。さらに、オンライン上で社員訪問・面接・セミナーが開催できる機能も搭載しており、企業側と応募者双方の移動時間を削減します。
また、i-webから採用市場のトレンドや自社の採用活動に関してのデータを定期的に受け取ることができ、今後の採用戦略に活用できます。
主な特徴
- ・複数の大手就職サイトと連携
- ・さまざまな採用形態に柔軟に対応
- ・オンライン機能が充実
- ・採用トレンドを把握可能
クラウドハウス採用
クラウドハウス採用は、株式会社Techouseが提供する日産自動車・俺の株式会社・臨海セミナーなど、幅広い企業に採用されている採用管理システムです。クラウドハウス採用の特徴は集客力の高さです。
検索エンジンのアルゴリズムに関するノウハウを熟知しており、Google・Indeed・スタンバイなどで、自社採用サイトの上位表示を実現できます。サイトの露出量増加でユーザーの閲覧機会を増やし、応募数増加につなげます。
さらに、サイトのデザインテンプレートは豊富な選択肢を取り揃えており、オリジナリティや華やかなイメージを演出可能です。また、応募者・求人掲載メディア・人材紹介会社とのやりとりは、全てシステム上で完結できます。
まとめ
採用支援ツールによってメリット・デメリットは異なるため、導入前に比較検討することが重要です。併せて自社が抱える採用業務に関しての課題を可視化してください。内容に応じて選択すべき採用支援ツールは異なるからです。
曖昧な状態で選定作業を進めるとミスマッチにつながるため、注意してください。また、今回紹介したサービスを自社に合った採用支援ツールを決定するための比較材料として活用してみてください。
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