デジタルトランスフォーメーション(DX)と
デジタライゼーションの違いとは?

2020/09/22 RPA / DX LAB

デジタルトランスフォーメーション(DX)とよく似た言葉にデジタライゼーションがありますが、違いはそれぞれが意味する範囲にあります。同じデジタル化のプロセスを歩みながらも、デジタルテクノロジーによって社会(企業・業界)に変革をもたらす取り組みであった場合にはデジタルトランスフォーメーションと定義されるのです。

はじめは概念として提唱されたデジタルトランスフォーメーションも、経済産業省のDXレポートによってビジネスシーンでも頻繁に耳にするようになりましたが、なぜここまでデジタルトランスフォーメーションの必要性が求められているのかを理解できていない担当者も多いことでしょう。

そこで今回はデジタルトランスフォーメーションとデジタライゼーションの違いを説明すると同時に、経済産業省が発表したDXレポートの「2025年の壁」問題について紹介していきます。

デジタルトランスフォーメーション(DX)とは

「デジタルトランスフォーメーション(DX)」は、2004年にスウェーデン・ウメオ大学のエリック・ストルターマン教授によって提唱された、「デジタル技術が全ての人々の生活を、あらゆる面でより良い方向に変化させる」というコンセプトのもとに作られた概念です。

デジタルトランスフォーメーションには「変革」の意味が込められており、日本の企業における文脈としては「新しい製品やサービス、新しいビジネス・モデルを通して、競争上の優位性を確立すること」と経済産業省のDXレポート(2018年9月)で定義づけられています。

経済産業省が行ったデジタルトランスフォーメーションの定義では、単に「業務効率化のためのデジタル化」というよりも「事業内容」や「働き方そのもの」などに対する根本的な変化が求められているのです。つまり、企業全体としての変革を経営層が考え、トップダウンで施策を打ち出していくことが重要となります。

デジタルトランスフォーメーションとデジタライゼーションの違い

デジタルトランスフォーメーションとよく似た言葉に「デジタライゼーション」がありますが、デジタライゼーションは主に「デジタル化」そのものを指します。例えば、社内の業務効率化のためにRPAを導入することはデジタライゼーションとなるのです。

したがって、企業が取り組む「業務のデジタル化」の動きはデジタライゼーションとして捉えることができ、企業が取り組んだ業務のデジタル化が社会全体へと影響を与えるような動きがあった時にはデジタルトランスフォーメーションと定義できます。

2つを関連づけるのであれば、「デジタライゼーションの先にデジタルトランスフォーメーションがある」ということになります。

デジタルトランスフォーメーションが注目される理由:「2025年の壁」問題とは

ここ数年でデジタルトランスフォーメーションが注目されている理由は、2018年9月に経済産業省が発表した『DXレポート~ITシステム「2025年の崖」の克服とDXの本格的な展開~』にて企業単位におけるデジタルトランスフォーメーションの必要性が改めて示されたからです。

とはいえ、多くの企業の既存システムが「事業部門ごとに構築されていて全社横断的なデータ活用ができない」状況にあり、デジタルトランスフォーメーションの実現を遅らせる要因の1つとなっています。仮に既存システムの問題点を放置したり、業務自体の見直しが行われなかったりした場合は、2025年以降の経済損失が現在の約3倍にのぼる可能性があると報告されています。

複雑化・老朽化・ブラックボックス化した既存システムが残存した場合、2025 年までに予想される IT 人材の引退やサポート終了等によるリスクの高まり等に伴う経済損失は、2025 年以降、最大12兆円/年(現在の約3倍)にのぼる可能性がある。
引用元:経済産業省『DXレポート』 ~IT システム「2025 年の崖」の克服と DX の本格的な展開~ 「2.6.2 既存ITシステムの壁(2025年の壁)」

また、DXレポートで示された「2025年の壁シナリオ」では、企業が諸問題を放置した「放置シナリオ」として以下のようなデメリットも記載されています。

・爆発的に増加するデータを活用できずにデジタル競争の敗者になる
・多くの技術的負債により、業務基盤そのものの維持・継承が困難になる
・サイバーセキュリティや事故・災害によるシステムトラブル、データ滅失・流出等のリスクが高まる

DXレポートでは、多くのモノがデジタル化されていく中で企業もデジタルトランスフォーメーションの動きを取っていかなければ、企業の存続が危ういと警鐘を鳴らしているのです。

デジタルトランスフォーメーションを実現するデジタルテクノロジー

企業におけるデジタルトランスフォーメーションの第一歩は、デジタルテクノロジーを使った「データ活用」と「コスト削減」にあります。様々なITサービスを利用して業務手順を可視化したり、業務の属人化を防ぐためにITシステムを導入したりするのも、デジタルトランスフォーメーションに向けた1つの取り組み(デジタライゼーション)です。

また、同時に、企業のデジタルトランスフォーメーションを実現する上で欠かせないデジタルテクノロジーがどのようなものかも覚えておきましょう。

・AI(人工知能)
・IoT
・5G

これらのデジタルテクノロジーは企業がデジタルトランスフォーメーションを実現する上で活用されているもので、自社のデジタルトランスフォーメーションの取り組みにも大きな影響を及ぼします。様々なITシステムと連携することで、複雑な処理の自動化や工場の無人管理体制などが実現します。

まとめ

デジタライゼーションが単にデジタル化を指す一方で、デジタルトランスフォーメーションはデジタルテクノロジーによって社会を変革するものでした。企業におけるデジタルトランスフォーメーションでは既存システムの問題点を放置せず、「2025年の壁」をいかに乗り越えるかが企業存続の分かれ道となります。

まずは「業務内容の可視化」や「部門間のシステム連携」などから取り組んでみると良いでしょう。

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