店舗から本社人事部への異動を機に、全店舗250名分の人事労務管理をデジタル化へ。│コボットLAB

店舗から本社人事部への異動を機に、全店舗250名分の人事労務管理をデジタル化へ。

目的
  • 入社書類が店舗から本社へ送られる際のタイムラグを無くしたい。
  • 入社書類の送付漏れ、紛失を無くしたい。
  • 入社書類をファイルリングする業務を無くしたい。
課題
  • 店舗が関東、関西にもあり、本社との物理的距離から、入社書類が届くまでに時間が掛かっていた。
  • 全従業員250名の人事労務作業を、少人数で担当するので、紙での管理には限界があった。
  • 入社手続きに必要な書類の記載漏れ、必要書類の提出漏れなどがあり、勤務初日までに、書類が揃わない事がある。
結果
  • 店舗からの紙書類の郵送が無くなり、採用から入社手続きのタイムラグが無くなった。
  • 書類の記入漏れ、不備などによる本社管理側の業務負荷が軽減された。
  • 各店舗で2時間以上かかっていた入社手続きが、約30分で完了するまで改善された。

1963年に1号店のオープンから、石川県、東京都、神奈川県でパチンコ店を運営する株式会社オークラ様。遊戯人口が減少していくなかで、イタリアンレストランや、わらび餅のフランチャイズ店経営といった飲食業への進出や、エニタイムフィットネスの運営など、幅広い事業を展開。今では、全店舗の従業員数は250名以上にもなり、その人事労務は、人事部 室長 近江俊喜様が、主に担当されています。近江様がご担当される前は、書類を紙でファイリングして管理されていました。今回は、アナログからデジタルへ切り替えるきっかけや、実際に「人事労務コボット」を導入いただき、どのように課題解決へ役立っているか、お話を伺いました。

社名株式会社オークラ (協和実業株式会社、株式会社PARKDINING)
事業内容パチンコホール事業/飲食事業/フィットネス事業
資本金3,000万円
設立昭和48年3月
従業員数250名(パート・アルバイト含む)
URL http://www.o-kura.jp/

事業について

貴社の事業内容について教えてください。

近江様:弊社は、パチンコ店を石川県で2店舗、東京都の新中野に1店舗、神奈川県の川崎市に1店舗、計4店舗運営しています。
その他に、飲食事業として、大阪でItalian Kitchen VANSAN (バンサン)のフランチャイズ店を3店舗、わらび餅専門店 門藤のフランチャイズ店を、大阪・京都にそれぞれ1店舗ずつ出店しています。また、フィットネス事業として、エニタイムフィットネスを石川県で1店舗、京都に3店舗展開しています。

各店舗の採用について教えてください。

近江様:パチンコ店は、平均して月2名程度の採用になります。エニタイムフィットネスも、月2名程度の採用です。イタリアンキッチンは、少し多くて、月5名程度の採用があります。わらび餅の門藤は、今年の4月と5月にオープンしたばかりなので、毎月の採用はありませんが、オープン時に各店舗15名程度採用をしました。

ディップ:全店舗合わせると、従業員は何名になりますか?

近江様:一番従業員が多い業態は、VANSANになり、全従業員合わせると250名になります。


250名の人事労務作業を少人数で担当するには、デジタル化は必須だった

人事労務コボット導入の目的を教えてください。

近江様: 250名の人事労務業務を少人数でやるので、とにかく紙で管理したくなかったんです。書類を「あいうえお」順に並べて、ファイルから抜き出したり、元に戻したり、新しく追加したり、その作業を考えただけで、大変というイメージしかありませんよね。
他にも、弊社は各店舗と本社の物理的距離があるので、書類が届くまでに時間が掛かってしまい、店舗とのタイムラグがありました。あってはいけない事ですが、店舗から書類を郵送する際に、紛失してしまったり、送ったつもりが送られていなかったり、とにかくさまざまな問題がありました。

では、かなり前から労務のデジタル化を検討されていたのでしょうか?

近江様:いえ、そうではないんです。実は私は、2年前まで東京の店舗で店長をしていたんです。その当時に、採用でお世話になっていたディップの営業担当の方に、「人事労務コボット」のお話を聞きました。お話を聞いた時に、導入コストがリーズナブルだなと感じましたし、このコストなら、会社に対して通しやすいと思いました。

他のサービスと比較検討はされなかったのでしょうか?

近江様:はい、しませんでした。とにかくコストがリーズナブルだったので、お話を聞いて、これでいいかなって感じで導入を決めました。実は、導入後に色々な会社から、営業が来るようになったんです。他社のサービスも、色々な機能があり、便利なサービスもありましたが、正直言って「人事労務コボット」がダントツに安いですね。

価格だけではなく、機能についてもご満足いただけていますか?

近江様:基本的な機能については、満足していますが、改善して欲しい点もありますので、そういったものは、ディップの担当の方に、都度伝えています。お伝えしたところが、今後改善されたり、追加されれば、より使いやすくなると期待しています。


人事労務コボットの導入で店舗も本社も業務効率化を実現

人事労務ボット導入前の採用業務の課題を教えてください

近江様:弊社の採用は、各店舗の店長が担当しています。店舗で面接をして、採用が決まると、電話かメールで、「誰をいつから採用しました」という連絡が来ます。その後、パチンコ店は社内LANがあるので、履歴書などをスキャンしてPDFで送ってもらい、マイナンバーカードなど個人情報書類は、郵送で送ってもらいます。その他の業態は、すべて郵送で送られてきます。その際に、書類の記載漏れや、必要書類の不備などがあり、確認と再取得の依頼をする必要があります。
郵送も、入社手続きだけの書類を、その都度送るとコストが掛かるので、他の物を送るタイミングで同封します。ただそうすると、どうしても入社手続きが遅くなったり、店舗が忙しくて、入社の連絡を忘れていた際には、入社した事さえ気づかないケースもありました。

ディップ:その場合、給料の振り込みはどうされていたんですか?

近江様:そういう場合は、店舗から給料の振り込み口座だけ、先にFAXで送ってもらって、対応をすることもあったと聞いております。

人事労務ボット導入後は改善されましたか?

近江様:今では入社手続きの作業が気にならないぐらい、改善されました。以前は、ある程度入社書類が溜まってきたら、ファイリングの作業をしていたんです。月に1度、午前中3時間ぐらい掛けてやっていました。その際に、記載漏れや、書類の不備があれば連絡をして、書類が届くのを待っていましたから、その作業が無くなったのは、大きいですね。

人事労務コボットの導入で店舗側の業務も改善されましたか?

近江様:コボットを導入して、現場の業務も改善されたと思いますよ。採用が決まったら、電話かメールで連絡をもらうのは、変わっていないのですが、以前は、勤務初日に2時間ほど掛けて、会社の説明と、入社手続きの書類を作成していましたが、それがいまは30分程度で完了していますから、かなり楽になったと思います。入力漏れも少なくなりましたし、書類の紛失も無くなりました。郵送の手配も無くなったので、店舗も私の業務も、随分と楽になったと感じています。


全社員の入力完了を目指して調整中

人事労務コボットの稼働状況を教えてください

近江様:弊社は、「人事労務コボット」の導入を機に、全従業員の労務のデジタル化を進めていますが、まだ、全社員の入力は完了していません。全従業員に告知をしたので、個々の理由で、入力が遅れている従業員もいます。なかには「また口座を入力しないといけないんですか?」と質問もあり、スムーズにいかないところもありますが、もう少しなので、少しずつ進めて、全社員の登録完了を目指しています。

社内のデジタル化と今後の予定を教えてください。

近江様:人事労務以外は、経理の面で少しデジタル化していますが、大幅に変更する予定はありません。今後は、「人事労務コボット」の、年末調整機能などを追加して、コボットを、より使いやすい環境に育てたいと思っています。

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